fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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送り盆

2015年08月16日 | 日記
  
 花火の写真は、きれいに撮れないですね。北上芸能祭り最終日の打ち上げ花火の写真です。以前は送り盆の今日も花火が打ち上げられたのですが、数年前から灯籠流し(こちらではトロッコ流しといいます)だけになりました。
 うちの敷地内に椅子を出して花火を観ました。目の前は田んぼがまだ開けているので、遠花火として楽しめます。でも、ここに住宅が建ち並ぶのも時間の問題。そうなったら、家が邪魔でなおかつ灯りも邪魔になり、この楽しみ方はできないだろうなと思います。
 遠花火だと、アナウンスが聞こえないので、かなり派手なものがあったとき、時間的にもこれがフィナーレかなと思って、撤収したら、まもなくとてつもなく派手なフィナーレが始まって、あわててもう一度外に出たりして。

 今年は、家族が早く帰宅したので、岩手の家では今は私ひとりです。もっともご先祖様が来ていらしたか? 

戦後70年~団地ともお

2015年08月15日 | 日記
 先日、NHKで朝ドラ終了後(今年のこの番組は特に観てはいないのですが、たまたまつけていたのです)、アニメの「団地ともお」が始まりました。夏休みなので子ども向けのアニメをやるんだろうなと思いつつ、ぼんやり観ていたら、テーマが戦争だったのです。
 これが、よかった!
 ともおは、団地に住む小学生。とにかく能天気な子どもの典型です。というか、おばかな子ども。その家族、同級生、姉の友人達、近所の住民、それぞれがそれぞれの立場で戦争というものを考える、というと大げさなのですが、感じていくという一編でした。

 たとえば、ともおは、教室で先生に「終戦記念日って、喜んだらいいんですか? 悲しんだらいいんですか?」と先生に質問します。「戦争が終わったから喜んだらいいのか、たくさんの人が死んだから悲しんだらいいのか」ときいて、先生がうろたえる。
 
 たとえば、近所のおじさんに戦争の話を聞いていて、「なんだか負けた話ばっかりでつまんないな」と言って、激怒される。「戦争の悲惨さを知らずに、ふざけるな」的に怒られて、ともおは泣きながら(といってもともおらしく、憤慨しながら)「タイムマシンでもないとわからない」と叫びながら駆け出します。

 簡単にわかった顔をしないところが、よかったです。とにかく。
 簡単に、「うん、戦争ってダメだ」としたり顔をしないのが、よかった。
 
 戦争のことを書く宿題の最後に、「この悲惨な戦争を、二度とくしかえしてはいけない」と書いた友人の話に、ともおは簡単に納得しません。

 まあ、最後はともおなりに、「昔ぼくみたいな頭の悪い子孫のために、必死になっていた人たちのためにも、二学期は少しは成績がよくなるようにがんばります」なんて怒られたおじいさんに言って、大笑いされるのですが。

 戦争って、国境があるから起こると思ってよ。 と、世界地図を見ながらつぶやくともお。
 公園をどっちが使うかでもめた男子と女子。ともおが、サッカーボールを投げつけようとすると、「木下くんみたいにすぐ暴力に訴えようとする人がいるから、戦争がおこるのよ」という女子。

 こういう番組は、作る側の意識が現れるわけなので、感心しました。

  数日前の夕方
 
 俳句の友人Mさんにも、終戦の日のことをうかがいましたが、長野に家族で疎開していて、学校の校庭に集められ、終戦のラジオを聴いたとのことでした。疎開先の学校ではいじめられたので、終戦後も長くそこにとどまっていたそうですが、同窓会のお知らせをいただいても一度も行っていないそうです。カボチャばかり食べていたので、カボチャがきらい。そんな小さなことなど、やはりこちらが訊かないと向こうからは話してくれません。これからも、少しずつ聞いていきたいなと思いました。

*ともおの台詞は、記憶で書いているので、実際のものとは若干違いがあります。ニュアンスだけは、とらえていると思うのですが。

おいしいもの

2015年08月14日 | 日記
 秋田でいただいたお寿司はおいしかったー。
 秋田市手形にあるたつ福というお寿司屋さんです。写真はダメとのこと。
 二度目でしたが、とにかくおいしい。銀座などのお寿司やさんには行ったことがないのですが、きっとこっちの方がおいしいと思う。(わかりませんけどね)比較ができないけど、ず~っと以前八戸の市場内のお寿司やさんもおいしかったなあ。この2軒が私のお寿司やベスト1、2です。

 今回秋田は一泊だけ。秋田温泉プラザに宿泊してきました。こっちの食事は写真もオーケーなのですが、撮るのを忘れた。いぶりがっこ(秋田名産の漬け物)を花のようにあしらって、中にとんぶり(これも、秋田名産)をゼリーで固めた一見フレンチ? というような前菜もあったのでした。〆は冷たい稲庭うどん。温泉の質はぬるりとしていて、翌日でも肌がつるつるでした。

  秋田の次兄宅の新参猫
 チョビ

きのうは岩手のお墓参り。いろいろと思うことあり。
 来年は、そして十年後はどうなっているんだろうか。などなど。

稲の花

2015年08月13日 | 日記
        小さな白い稲の花
 花が咲いているのは、一日くらい? すぐに穂になって、あっという間に緑の田んぼは今、黄緑色になっています。(調べたら、午前中の2時間くらいしか花は咲かないようです。田んぼによって咲く時期が違うので、花が見られるのが一週間程度とか?)夕方、見てみると、まあ白っぽいものは残っているのですが、確かに咲いているという感じではないかな。
 俳句では、「出穂の香(でほのか)」という季語がありますが、この時期、枝豆をゆでたときのような独特な匂いがします。

 去年のうちの米は連休のあたりで食べつくしました。その後、岩手に来たときは、農家なのにもかかわらず、サトウのごはんでチンして食べて・・・。今回の帰省は人数がいたので、スーパーで米を5キロだけ買いました。このあたりのスーパーで売っているのは、ひとめぼれ。うちで作っているのもひとめぼれです。

恥ずかしながら

2015年08月12日 | 日記
 川内原発が再稼動されました。
 実は私、ずっと、「かわうちげんぱつ」と読んでいました。
 先日テレビで「せん・・」という言葉を聴き、え? と。「せんない?」「せんだい?」と動揺して、調べたところ「せんだいげんぱつ」だったことが判明。
 恥ずかしながら、これでも原発反対派です。でもこの程度の知識しかないのです。原発の仕組みも、東日本大震災後、本を買ったりもして少々勉強しましたが、そのときわかったようなことも、今はまた忘れています。最近、知識が頭にとどまってくれないのです。
 それでも、それでも、やっぱり原発は反対。
 でも、いいじゃないの。と開き直る気持ちもあるんです。そりゃあ、ちゃんと勉強して、知識に裏づけされた意見を言える方は尊敬します。でもそうじゃなかったら、反対を表明できないかって、そうじゃないはず。原発は怖い。それははっきり感じる。
 一度事故を起こしたら、取り返しがつかなくなるということは、わかります。

  秋田道

 秋田も岩手も原発はありません。もし、あったらと思うとぞっとします。そういう想像はできるのです。鹿児島の皆さんの胸中はいかばかりかと思います。でも日本という国単位で考えると、その原発のある国にいるわけですよね。
 ・・・と言ったら、青森に核廃棄物処理場があるのだから、高速をそれが通っているんだぞと言われました。(実際には船でも運ばれるのでしょうが)うちの近くを通っている高速で事故が核廃棄物を乗せた車が事故ったら? 怖いよ。と言いつつ、現在は川内以外は稼動していないのだから、廃棄物も出てはいないということですよね。そして、川内が稼動しましたが、その廃棄物というのはいつから出るのか、それはどうなるのか? ホントに何もわかっていません。ダメだなあ。
 

掃苔(そうたい)

2015年08月11日 | 日記
 田舎で賑やかに過ごしております。
 ご飯作り、子守。ありがたいことです。

 でもこちらは7日がお墓掃除の日。それをうっかり忘れていました。こうやって風習というのがすたれていくのか。って、反省。

 墓掃除のことを、掃苔というのは、俳句の世界くらいしか残っていない言葉のような気もします。うちも、古い墓がひとつあるのですが、ごしごししても、もう苔がとれません。

木瓜(ぼけ)の実

よく訊かれること

2015年08月10日 | 日記
 立秋がすぎ、さすがにすごしやすくなりました。
 
 さて、俳句関係者以外の友人に会うと、このごろ「あの番組はどお?」と訊かれます。
 「プレバト」。芸能人が才能あり、凡人、才能なしにランク分けされる番組の中で、特に俳句のコーナー、人気ですものね。毎回ではないけれど、私も観ています。
 先生の毒舌で人気なわけですが。
 で、どう答えているかというと、
「夏○いつきさん、すこぶるまともな添削されてますよ」
 
 一枚の写真を見て俳句を作るというやり方なわけですが、「写真を見てない人には、これじゃあわからない」とか、「助詞をひとつ変えただけで、ぜんぜん違ってくる」とか、ホントそう。
 もちろん、全部に賛成というわけではありませんが、おおむねは私が学んできたものと同じ方向性だと思います。会によっては大分違うという場合もあるのです。文学っていうのは絶対的なものではありませんからね。
 才能ありとなった俳句は、やっぱりいいものを選んでもいらっしゃる。あのベタな写真を見て句を作るのって、難しいんですが、そこからどれだけイメージを飛躍させるか。ひまわりの写真を見て、季語をひまわりじゃなく持ってくるというだけでも、力があるってことですしね。逆にたいした句ができなくても、仕方ないよなとも思います。
 この前、才能ありでべた褒めされていた句を作った方は、俳句知ってる方だなあと思いました。旧かな使ってましたもの。

 ああやって、俳句を楽しむのもありだなと思います。ひとつの座があそこにある。

  カンゾウ? 
 

洗い観音(とげぬき地蔵)

2015年08月09日 | 日記
         
 巣鴨に用事があったので、帰り寄ってみました。
 以前来たときには、洗うための布巾があったなあと思っていたら、5時になると全部(供花も)片付けられてしまうのだそうで。まあ、行列しなくてもよかったのでいいです。手で喉や胸のあたりを洗って、手を合わせてきました。
 ここの、ご本尊のとげぬき地蔵は秘仏なのだそうで、拝見できませんが、こちらもお賽銭をあげて、拝むだけはしてきました。いろいろ、お願いごとはあるのです。
 おばあちゃんの原宿という、その前の通りでは、母に一枚カットソーを買い、胡麻屋さんで、叩き胡麻とか胡麻の飴などを田舎のおみやげに買って。
 と、東京ネタが続いていますが、岩手に来て、秋田にも行ってきました。ただただ暑くて、ブログネタになるような写真も撮れずにいます。

相模川で鮎を

2015年08月08日 | 日記
          
 吟行で出かけてきました。(なんて書いていて、今私は秋田なのですが)
 
 相模川、少し濁っていましたが、とてもいいところでした。鮎もおいしかった。スーパーで売っている鮎って、味がないですからね。全然違う。
    
 夏休みなので、近くのキャンプ場ではキャンプをしている家族連れがいて、周辺には田畑もあります。それが全部句材になるので、おもしろい。
 橋本駅にもどって、句会をして、その後は二次会。ここでは、飲みながらしりとり俳句。
 久しぶりに楽しみました。ただ、飲んでよもやま話をするより、楽しい。12人で、12の巻物ができました。芭蕉だって、テレビなど娯楽のない時代、こうやって楽しんだのだと思うのでした。

戦後70年の8月ー福島菊次郎というカメラマン

2015年08月07日 | 日記
 例年以上に、テレビでは特集が組まれ、本もいろいろ出ているようです。 
 きな臭い情勢になり、「戦後」という言葉が終わることのないようにという発言も聞こえています。戦争が始まると、もう戦後ではなくなってしまう、そういうことにならないように、ということですね。
 
 あちこちで展示会などもあります。
 多摩センターのパルテノン多摩でも、「写真で見る日本の戦後・報道写真家福島菊次郎の視線」という展示をしていました。(すでに終了)現在94歳で、お元気に活躍されているとのこと。戦後すぐから広島で取材を開始し、活動されてらっしゃる方のようです。これまで全く知りませんでした。知らないところで、戦い続けてらっしゃる方が大勢いらっしゃるのです。
 広島の写真、ベトナムの枯葉剤の影響を受けた子どもの写真などもありました・・・。
 8月になると浮上するこれらの映像や記事を、ちゃんと受け止めて、頭と心に刻んでおきたいと思います。

「永遠のゼロ」もテレビでやっていました。あれは本も読んでいて、その際ラストはちゃんと泣かされたのですが(本のほうね)、映画はどうもきれいに作られすぎているかなあ。岡田くん、好きなんですけどね。(でも、大河で主演したあたりから、微妙かなあ。木更津キャッツアイやタイガー&ドラゴンのあたりが一番よかった)
「永遠のゼロ」は一部で戦争賛美の映画と批判されているようですが、それに関してはそんなことはなく、ちゃんと戦争批判にはなっているとは思います。でも、何かがひっかかっています。なんだろうか。
 と、考えて。
 うーん。物語として、いろいろな人に宮部のことを尋ねてまわるのですが、ラストで祖父が:::という事実が判明し、感動! というのが、実は不自然。孫達に事実を伝えたいと思っているなら、もっと早くに(自分だって年なのだから、いつ死ぬかわからない)自分から伝えるのが自然なのでは? と思ったのですが。それかなあ。
 あと、たぶん作者の発言に対する嫌悪感があちこちで言われていることも、影響されているように思います。作者と作品は切り離すことはできませんからね。

  ある日の夕日

ヤマナシの実

2015年08月06日 | 日記
        

 きっと実がついているだろうなと思いつつ、暑さで出かける気になれずにいたのですが、先日、猿橋まで行ってきました。(7月末)
 たわわに実っていました。これ以上は大きくならないのだろうと思います。
 うちの杏と同じくらいの大きさでした。

チェシャ猫

2015年08月05日 | 日記
          東京の散歩途中

 決して居心地いいとは思わないのですが、なぜここにいるのか? 「不思議の国のアリス」のチェシャ猫みたいでしょ。暑い日だったので、ここが涼しかったのでしょうか。
 
 そして、岩手! 暑い~~。エアコン、一度に3つ入れるとブレーカーが落ちるので、二階をつけずにいたら、38、5度でしたよ。夜も、暑い。これじゃあ散歩もままなりません。まいったあ。

神田川の源流ー井の頭公園

2015年08月04日 | 日記
           

 井の頭公園に、神田川の源流があります。

 

 池を一度全部浚ってきれいにしたはずですが、やっぱり汚いです。テレビのロケもしていました。

 *きょうから、岩手秋田へ行きます。帰りは決まっていませんが、お盆までは向こうにいます。東北も暑い昨今ですが、朝晩くらいは凌ぎやすいのを期待して。
 ブログは、相変わらずいる場所とは関係なく、あれやこれやアップしますので、暑苦しいかとも存じますがおつきあいいただけると嬉しいです。

吉祥寺

2015年08月03日 | 日記
 住みたい街ランキング、首都圏でトップの街。(最近のデータはよくわかっていません)
 ちょっとおしゃれだけど、原宿や銀座とは違う親しみやすさがあるのかもしれません。
 井の頭公園の緑も魅力というところでしょうか。ただ、私の場合、以前なら雑貨屋さんなどのウインドウショッピングも好きだったけど、この頃物欲がないため、ウインドウショッピングがあまり楽しめない。
 住むという観点では、都心に出かけるのが便利というのもあるのでしょう。画家さんなど多く住んでいるとか? 

       マニアックな店も多い
 
 井の頭公園への通路にありました。とにかくお店がいっぱい。
 「いせや」という公園入り口にある有名な焼き鳥屋さんが、以前は(おっ)というような煤にまみれた店だったのですが、とてもきれいになっていました。どこかで食事と思っていたので、入ってみました。焼き鳥は、普通だったかな。
 この日、ご一緒した友人Yさんは管理栄養士として病院に勤務されているのですが、定年後(数年後)のために薬膳料理の勉強をし、資格を取ろうとしていたり、この日も私と焼き鳥食べて軽く一杯やったあと、チェロのコンサートに行くとか! 充実ライフをされてらっしゃる! と大いに刺激を受けました。

 そして、吉祥寺からバスで10分(バスは何本もひっきりなしに出ていて、電車の乗り換え的に利用できます)のオオギ薬局へ。HPに取り扱い商品がアップされていました。よかったら、ご覧ください。

ターミネーター・新起動/ジェニシス

2015年08月02日 | 日記
           
 実は、ターミネーターシリーズが好きなのです・・・。(タイムトラベル好き)
 1はもちろん、2も、そして駄作と言われているらしい3も4も。
 で、新たにまたということで、観なくてはという気持ちと、まてよ、どうなんだろうか? という気持ちがまぜこぜでした。でもやっぱりこのシリーズは劇場で見ようと、出かけてきました。
 ただ、なんだか不安要素があって、行く前にネットのネタバレをあち見、こち見。(私、ネタバレは全然いやじゃないんですよ)で、いっそうおもしろいかなあ。役者もこれまでのイメージと違うしなあという気持ちを抱いたまま出かけてきました。

 で、結果を言う前に。
 今回ネット検索で3が駄作である所以をきちんと書いてあるものを見つけました。それによると、主役であるジョンコナーが、自分が反乱軍の指導者になることを否定していて、堕落しきっている。それが、最後でやっとその運命を受け入れる。現実を受容するだけのストーリーだというのです。なるほど、確かにそうかも。でも、それのどこがいけないんだい!
 彼が自分から動いていないことも、ダメな理由だそうで。それも、まあなるほど。で、ここで児童文学的だなあとちらっと思ったりして。児童文学の主人公、やっぱり苦境に立たされたとき、自らの意志で動くというものが求められているようなんですよ。
 ちょうどその数日後、テレビでT3をやっていて、観たのですが、ずっとあきずに楽しんで観ましたよ、私。自分の運命を受け入れて、最後指導者として立ち上がり、マイクを持つジョン、いいじゃないですか。シリーズの中のひとつだしさ。

 そして、今回のジェネシスを観た結果は・・・、まあまあにちょっと届かないかな、くらい。
 以下少々ネタバレありです。

 これまでのものよりわかりにくいです。時間軸が違うというだけじゃなく、経験していないことの記憶があったり。?? ネットで予習をしていかなかったら、きっともっとわからなかっただろうなと思います。今でもあれはどういう意味? という部分があり。役者さんが違うことに関しては、許せる範囲かなと思ったけど、時間が経つにつれて、やっぱりジョンはもっと好感の持てるタイプにしてほしかった。カイルは、1の方がずっといい。違いすぎる。ジョンは4の方がいい。(2の子ども時代もいい)サラも、もっとリンダハミルトンに似ている人をもってきてほしかったかな。特に2のサラがかっこよすぎた。と、どの配役も過去の作品の方が上だったと思いました。
 韓流スターのイビョンホンは、別に彼じゃなくてもでした。
 お金がかかっているなあという印象も強い。カーアクションのシーンとか。CGなのでしょうが、迫力がありました。1なんて、ほとんどお金かけてないけど、あれだけおもしろかった。あれは、すごい。(今観たらショボイかな、どうだろう)
 やっぱり、1~4の方が好きです。
 あ、肝心のシュワちゃんのことは何も書いていませんね。若いとき、ムキムキすぎ。(笑)そして皮膚は人間のものと同じだから、年をとるという設定はうなずけましたが、ゆえに人間っぽすぎる。仕方ないですね。
 あ、そうだ。人間ドラマとして、ドキドキや胸キュンや、ハラハラがないんだ。これは慣れなのか。カイルとサラの息子であるジョン。初めて親子三人が一堂に会するわけですが、そのジョンはターミネーター化している。本当なら悲しいはずなのに、そこに悲しみがない。子どもを殺さなくてはならないという葛藤がない。(そんな余裕はないというのはそうでしょうが、ジョンが悪役顔なせいもあるかも)
 1ではカイルが死に、2では味方になっていたシュワちゃんが死にました(機械だから、消滅か)。これは、敵をやっつけるだけじゃなく、こちら側も犠牲が伴うという悲しみがあった。それが深みに繋がっているのかなとも思ったり。(だから、1、2が賞賛される)今回ジョンが死んだわけだけど・・・、なんか違うんだよなあ。
 そして、肝心のこと、9歳のサラを助けにきたシュワちゃんは、いつの時代に誰から送り出されたのかが、最後まで明らかになっていない。これは、シリーズが続くから伏線なのだという指摘をしているサイトがありましたが。
  第一、未来でジョンがターミネーター化してしまったなら、そこで機械の勝利じゃないの? 過去にターミネーターを送りこんでジョンをこの世に生まれないようにする必要がないでしょ。
 ああ、ゴチャゴチャしてきた。すみません、長々と、そしてとりとめなく。
 
 でもなんだかんだいって、この後また続いたら、また観るでしょう。こんなファンがいるから、作られるんだろうし。ただシュワちゃんが老体に鞭打って出るのはもう無理じゃないですか?