fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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全国児童文学同人誌連合会「季節風」

2019年10月27日 | 日記
 140号が手元に届きました。
 ぱらぱらとやって、編集後記を読んだとき、あやうく泣きそうになりました。

 今回は同人の八束澄子さんが書かれています。一部抜粋。

 あさのあつこ氏が編集委員を退かれることになりました。(中略)
 9年前の夏、突然後藤竜二代表が逝き「後藤のいない季節風は泥船」といわれる中で、即、代表を引き受け、まるでジャンヌダルクのように凛々しく「季節風」を牽引してくださった。あの時、途方に暮れるばかりだった私たちは、どれだけ勇気づけられたことでしょう。
 それがあったからこそ、今の「季節風」の仲間たちの元気いっぱいの活躍ぶりがあります。
 9年間、ひとくちに9年間といってもいろいろあったし、それでなくてもお忙しいあさのさんには大変なご負担をおかけしたことと思います。あさのさん、ほんとうにありがとうございました


 26、27日は季節風大会でした。私はこの数年大会に参加せずにいますが、気持ちはいつも、(ああ、みんな頑張ってるときだな。私も頑張ろう)と思っていました。きのう、きょうも。
 今日は、あさのさんに、みんなが拍手と花束をお送りしたと思います。私も、気持ちだけで申し訳ありませんが、本当にありがとうございましたと申し上げたいです。
 あの9年前、あさのさんが(代表)をやってくださったらいいけど、お忙しいしなどと思っていたら、「あさのが男気を出した!」と誰かが言ってましたが、代表になってくださって。その後、私もなんとか本を出せるようになり、他にもたくさんの方達が活躍しています。
 あさのさんが代表を降りたのは、数年前。その後は代表を置いていません。そして、今回は編集委員も、降りられるという。でも会員をやめられるわけではない。

 ベテランもアマチュアも同じ立場で、文学を語る。誰のことも先生とは言わない。「季節風」という雑誌は、イラストも写真もなく、毎号文字のみでの勝負。30周年だろうが40周年だろうが(今何年なのか?)、たんたんと熱く、皆が書いている集まりです。

 真剣に書きたい人にはお勧めです。でも生半可に、どうも「季節風」に入った人たち、いっぱいデビューしているから、くらいだと火傷するかも。あるいは、火傷しそうになって逃げ出すかも。
 後藤竜二の熱さ、あさのあつこの強さを知ることができた。本当によかった。いや、現在進行形です。

   岩手の今のあじさい。こちらは、色を残したまま立ち枯れます。
 

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