fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『風の又三郎』の時期ー胡桃が落ちる日

2012年09月03日 | 日記

どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう    「風の又三郎」(宮沢賢治)

  昨日の続きを少し。又三郎は二百十日の風で来て、二百二十日の風でいなくなったことを書きましたが、花巻のくるみの森でも、賢治のおかあさんのご実家でも、9月1日、二百十日が胡桃が落ちる日です。という言葉を聞きました。イギリス海岸でも賢治のお母さんの実家の裏にあった胡桃もまだ青く(ほんの少し黄色みがかっているかなという程度)まだ落ちそうな感じではなかったのですが、くるみの森の代表の方も、宮澤家の今のご当主も9月1日には落ちるのです、と断言されていました。これがとても印象的だったのですが、そうかそういえば、「風の又三郎」の冒頭が……と思い出しました。賢治にとっても、二百十日は強い風が吹く日で、それは「胡桃が落ちる日」だったのです。

 今は「風の又三郎」を読むのにいい時期。ぜひ。

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 枝豆引っこ抜いて、もいで、洗って、茹でる。トウモロコシもってやると、一時間はかかります。

 でも、おいしいんだなあ。岩手の野菜をキャリーバッグにつめて帰ってきました。

   

 ブログを始めるときは、写真使わずに文章で勝負しようかと思ったものですが、東京に帰りました。大宮より少し前ではスカイツリーが見えます。新しくなった東京駅が……とだけよりやっぱりこういう写真があったほうが読んでくださる方には親切ですよね。(へただけど)


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