Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(250)

2018-06-08 00:10:00 | コラム
さいた「ま」→「ま」んしんそうい(満身創痍)

満身創痍とは簡単いえば、傷だらけの状態を指す。

自分もよく怪我自慢を展開するけれど、それでも(試合の前からテーピングをぐるぐる巻いている)桜庭和志や、



常にどこかを折っている出川哲朗には敵わないわけで、こういうひとたちこそ、満身創痍という(自分にとっては)格好いいことばを使う資格があるのだと思う。


映画と満身創痍。
物語の基本とされる起承転結の「転」があるかぎり、映画と傷だらけは切っても切れない関係なのだった。

以下が、印象に残る「映画のなかの満身創痍」。


(1)『ダイ・ハード』(88…トップ画像)

裸足という時点で出血「前提」であり、そりゃあ(数時間ぶりに)再会した妻は、その変わりように驚くわな。

(2)『トゥルー・ロマンス』(93)

どれだけ痛めつけられても、ファック・ユー。

この映画のアラバマは、クラレンス以上にクール。



(3)『用心棒』(61)

ジャイアント馬場みたいな巨人に、ボコボコにされる。

(4)『ミザリー』(90)

髭剃りさえも、おそろしい。



ここまでいたぶられるなら、死んだほうがいいかもしれない。

(5)『裸の銃を持つ男』(88)

その後のO・J・シンプソンを思うと、、、ね苦笑



(6)『レザボア・ドッグス』(92)

血だるまになって、ひくひくいっている、ミスター・オレンジ。

(7)『ロボコップ』(87)

キチガイ連中につかまり、ヒトとしての機能を破壊される主人公。

(8)『ジョニーは戦場へ行った』(71)

このなかで最も悲惨であろうし、最も笑えない。



(9)『ユージュアル・サスペクツ』(95)

「全身火傷の男が、死ぬほど怖がっているんだぞ!」

(10)『ランボー』(82)

身体だけでなく、こころがもっとやられている。




次回のしりとりは・・・
まんしんそう「い」→「い」っぱつや。

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明日のコラムは・・・

『ベルギーに一票』
コメント (1)
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