Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

にっぽん女優列伝(61)大場久美子

2018-06-11 00:10:00 | コラム
60年1月6日生まれ・58歳。
埼玉出身。

公式ブログ


永遠の性的アイコン。
少なくとも自分にとって大場久美子(おおば・くみこ)さんはそういうひとで、ガキのころはこのビデオパッケージを見てドキドキしましたし、



50代になって披露したグラビアに触れて、おや! まだまだいけるじゃん!! と感心しましたし。




はっきりいって映画女優としては、これといった代表作はないように思います。
しかし「ひと」として「おんな」として、じつに面白いキャラクターで、無視するわけにはいかない存在であると。

だってそうじゃないですか、
一時的に歌手業をやめましたが、その理由を「あたし音痴だから」と、身も蓋もないことをいってしまえるアイドルって、なかなか居ないと思いますもの。

実際、音痴ですし笑




<経歴>

堀越高等学校卒業。

10歳で芸能界入り、児童タレントとして活動を始める。
本格始動は77年(17歳)で、この年に歌手デビュー、そして『HOUSE/ハウス』で映画女優デビューも果たす。

歌手業におけるキャッチフレーズは、「一億人の妹」。

「千年にひとりの」とか「○○すぎる」というフレーズの原型は、この時代にあるのかもしれませんね。

78年―TBSのドラマ『コメットさん』で2代目ヒロインを好演、これによりトップアイドルへ。


ここからは、映画のキャリアに限定して・・・

といっても、

『東京からきた女の子』(78)、『ひめゆりの塔』(82)、『丑三つの村』(83)、
『武闘派仁義』(93)、
『破線のマリス』(2000)、『スワンズソング』(2002)、『バッシュメント』(2005)、『さよなら夏休み』(2010)・・・長い芸能人生に反比例して、このくらいしかないのですよね、ちょいと寂しいなと。


しかしながら。
その少ない映画キャリアをカバーするかのように、

ヌード写真集を発表したり、
実家がもらい火で全焼してしまったり、
自己破産したり、
パニック障害を患ったり、
心理カウンセラーの資格を取得したり、
林寛子とお笑いコンビ「○1○2」(まるいちまるに)を結成したりと、

まぁちょっとひとくくりにしてしまうには気の毒な内容も含まれますが、話題に事欠きません。


松尾スズキの信条「彼ら彼女らが芸能人であるかぎり、なんでも面白がりたい」に同調している自分にとっては、大場さんってやっぱり面白いひとですし、無視出来ない存在でありつづけるのです。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(62)大原麗子』
コメント (1)
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