Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(237)

2017-09-16 00:10:00 | コラム
映画の初日舞台あいさつを取材することが多く、このイベントに対する「ありがたみ」というのは個人的に消えてしまったが、
ライターになる前は、このイベントが楽しくてしょうがなかった。

映画の出来は及第点に届かなくとも、舞台あいさつで主演女優の美脚を拝めたから合格! みたいな。






以下、印象に残っている「映画の舞台あいさつ・上映後のトークショー」5選。

(1)「ときのひと」QTタランティーノが来日、来場した1000人の観客に「○」「×」のプラカードを持たせ、『パルプ・フィクション』(94)上映終了後に、この映画の賛否を問うた企画




(2)沢尻エリカの「べつに…」

エリカ嬢に関しては、そういう子が居ても面白いよな・・・程度だったが、このときに司会をしていた富永美樹には同情した笑

(3)インディーズ・デビューを飾った友人の監督作は、上映終了後に観客からの質問に答えるコーナーが用意されていた

熱心な観客から、「いわゆるピンク映画と、なにがちがうのか。いま、これを撮って、なんの意味があるのか」と詰め寄られていて、ちょっと可哀想だった。

(4)問題作『カノン』(99)の上映終了後、監督の舞台あいさつがおこなわれる

あまりの感動に滝のような涙を流していた自分は、監督ノエがなにを話しているのかも分かっていなかった。

でも、感動したことだけは伝えたい。

たぶん裏口から出てくるだろうと思い、劇場(渋谷シネマライズ)の裏口で待つこと70分・・・通訳とともに出てきたノエに対し、フランス人なのに「エクセレント! マスターピース!!」と英語で激賞したら、照れながら「サンキュ、サンキュ」と答えてくれた。

(5)『リンダ リンダ リンダ』(2005)の舞台あいさつ

若手女優を4人も拝めた―というか、当時は前田亜季が大好きで大好きでたまらんかったので。




舞台あいさつを取材するという立場になると、上に挙げたような衝撃やドキドキと出会えなくなる。

年中スターを拝める立場にあって、贅沢なことをいうんじゃない?

うん、自分でもそう思う。


というわけで今回の初体験シリーズは、「生まれて初めての (1)舞台あいさつ (2)上映後のトークショー」でいってみたい。

(2)は高校生のころ、(1)は18歳のころだった―。


つづく。

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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(238)』
コメント (2)
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