Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

激オコ

2017-07-15 00:10:00 | コラム
随分と久し振りに、人前で怒られた。

43歳にもなると、まぁたまに、行き過ぎたエロ会話で女子に釘を刺されることはあるかもしれないが、
ふだんは若い子に怒るばかりで、逆の立場になることは滅多にないからねぇ。

だからけっこう、不意を突かれた。

それを見ていたひとからは「気にするな」「あのひとのほうが、おかしいから」などといってフォローをもらったのだが、いやいや気にしていないし、この歳でそれほど落ち込むことはないし。

・・・って、落ち込まなきゃいけないのかもしれないね、ほんとうのところは。


小学生のころは、他者の2倍は怒られて育った。
家の話じゃない、学校で教師に、、、ということ。

怒られても効き目が薄かったものだから、教師も起こり損? というか、嘆息することが多かったのではないか。

そうか、「怒られてもヘーキ」みたいな自分の腐った感じは、ガキのころからだったのか、、、なんて。

中~高校生のころは、それほど怒られることもなかった。

上京後は、転職を繰り返すたびに、そこそこ怒られた。
これを「怒られる」と表現していいのか、新人教育における「注意される」「指導を受ける」程度のものだったのかもしれない。

いつの間にか歳を取って、怒られることはなくなり、怒る立場へと変わっていった。


とくに短期バイトなどで若い子に接する場合、ちょいときつめに怒ったりすると、その場で退職を申し出ることが「よく、ある」そうだ。

「いまの子は―」といいそうになるが、20年前くらいに、同じような光景を目撃したことがある。
ってことは「いま」の話でもなさそうだし、そういう感じの子は、いつの時代だって「一定数」存在するってことかなぁ。


仕事でミスをして落ち込んだり、ボスに怒られたりするシーン。
映画では「あるある」だが、自分がとくに好きな作品をふたつほど。


『モダン・タイムス』(36)のチャーリーは、行く先々でボスに怒られる。

とくに「角材を探せ」と命じられ、船のストッパーにしていた角材を強引に取り外すシーンには・・・笑





『8 Mile』(2002・トップ画像)では、プレス工場で働くエミネムくんが、勤め始めた当初「なぜか」ボスから目の敵にされていて、ちくちくとイヤミをいわれ続ける。

それでも、毎日黙々と作業をつづけていくうちに信頼を得ていき「きょう、残業するか」といわれたりして、この映画のことを「異様に好き」(友人からいわれたんだ)な理由は、こういう描写がひじょうにリアルだから、、、なのかもしれない。





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明日のコラムは・・・

『ドアをノックするのは誰?』
コメント (3)
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