Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

爪っぽっちの愛情

2017-07-04 00:10:00 | コラム
基本、自分好きの人間である。

訂正、自分「大」好きの人間。

長所はもちろん、短所でさえも「そんなところも好きだなぁ」と思えるシアワセ野郎だが、コンプレックスがないわけではない。

手、そして爪。ですなぁ。

単純に、きれいではないから。

手入れをしようが限界がある、いや、そこまで、、、というか、ぜんぜん手入れしていないが。


乾燥肌というのもあるけれど、手と足が、そもそも奇形っぽいのだ。

だから会計時などは、ほんとうに気を使う。

見られたくないというより、相手が若い女子店員だったりすると、「こんな手でごめんなさい」というかね、向こうは汚物に触れるわけだから。

卑下し過ぎ?

そんなこともないよ、自称生ゴミなんだから。
ただ生ゴミの自分は愛せるのに、生ゴミから伸びる手指に関してだけは、愛せないっていう。


むかーし、バイト先でクラシックギターのプロを目指す男に会って。

彼は「常に、爪を一定の長さに保っておかなければいけない」といって、職場にも爪切りを持ってきていた。

休憩中に爪を切っていて、それを見ていたが、彼の手の、爪の美しさに驚嘆したことがある。

一切の水仕事をやってこなかったお嬢さん? のオテテよりきれいだった。

以来、彼には自分の手指を見せることが苦痛になってしまった。

繊細?

といえば、そうなのかもしれない。

まだ若かったしね、それに元々、コンプレックスを抱いていた部位だから。


ところで。
うちのハニーはパティシエをやっている関係で爪のお洒落がNGになっており、ほんとうはきゃりーちゃんみたいな手に憧れているそうだ。




女子はいいのぉ、、、と思うが、自分のように、手指にコンプレックスを抱いている子だって居るだろうな、そういう子は、ネイルとかどうしているのかなと。


「爪」で、話をつづけるが。
22歳のころ、『爪っぽっちの愛情』というタイトルのシナリオを書いた。

当時は「これしかない」と思って冠したが、いま思うと、ぜんぜんピンとこないタイトルだ。

「爪」というのは小さいものだから、「これっぽっち」という表現にかけた造語なのだけれども。


このころは毎年2本のシナリオを書き上げ、よいほうをコンクールに出品していた。

毎年のように2次予選は通過出来たのに、『爪っぽっちの愛情』は1次予選も通らなかった。


・・・やっぱり、タイトルがダメだったのかなぁ!!





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明日のコラムは・・・

『神童さん、いらっしゃい~♪』
コメント
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