人生日訓(553)
「人々皆仏法の器(うつわ)なり」
人間は誰でも、多かれ、少なかれ、自信を持っている。この自信を持つこと
が、すべての出発点である。「気分のようなものには、何も出来ることはな
い」という風に自信を失うところに希望もへる。なかには、絶望感にとらわれ
て、ついに非行少青年のグループに落ち込んでゆくものである。そんなとき、
この一句を耳にすると、奮い立つような勇気と自信が沸き起こって来る。宗教
というものは、ひらたく、教育というものは、ある個人に奮い立つ自信を目覚
ましてやることである。また、すべての人間の中に潜む仏性を導き出してやる
ことである。「わたしのような者でも仏に成れるのだ」という天来の霊感を受
け取らせることが道元の狙ったところではあるまいか。
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12月に実の成っている樹木「南天(なんてん)」
開花時期は、 6/15 ~ 7/10頃。 ・中国原産。 ・花は比較的地味な白い花。 真ん中は黄色。 ・漢名の「南天燭」を 略して「南天」。 「なんてん」は 「南天」を音読みしたもの。 ・秋に赤い実をつける。 鳥が食べない限り 冬中見ることができる。 (鳥の大好物のようです) 実を乾燥させたものには せきどめの効き目がある → のどあめがありますね。 また、葉には「ナンジニン」 という成分を含み、 殺菌効果がある。 ・薬効 せきどめ ・薬用部位 実 ・生薬名 「南天実(なんてんじつ)」 ・福寿草の花と南天の実とセットで 「難を転じて福となす」という 縁起物の飾り付けが されることがある。 (お正月に多い)。 また、無病息災を願う、 「南天の箸(はし)」と いうのもある。 防火、厄除けとして 庭先や鬼門にも植えられる。 ・京都の金閣寺の床柱は、 南天の材を使って いることで知られている。 ・似ている花へのリンク 珊瑚樹
(季節の花300より)