masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

いくら安くても買えません。

2013年08月01日 | ガソリンスタンド2

買うためのお金はあります。
売ってくれるところも知っています。

でも買えません。

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昨日は月末で特約店の集金日でした。
担当者との会話・・・の一部デス。

masumi
公取委の見解を受けて、「折角の機会を無駄にしないためにも皆でもっと業転玉を取ろう」と呼びかけている同業者がいるけど、もしもウチがそれに迎合して業転玉を2割とか仕入れたとします。そしてこの前みたいに取引先から「英文での証明書を元売から発行してもらって下さい」、となったとき、それは出してもらえますか?」

担当者
それは、当然、出来ませんね。


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こういうことなんですよ。

「安いものがあるのに、何故それを仕入れないのか理解できない」と首を傾げているアナタ様、
お分かり頂けましたか?

特約店との“契約”(品確法の軽減認定含む)があるので、いくら他より高値でも、その特約店からしか買えないのです。


安く買いたいのは個人消費者だけじゃないですよ。
それは企業だって同じでしょう?

でも業転玉が公になり、そして公取委の公式見解と元売の記者会見での「認められない」発言で、
このままだとそういう分析表等、“元売の証明”を必要とする企業は高値を呑まざるを得ない、ということです。

元売が「系列店の業転仕入れを認める」と公式に発表するまでは、安値店との価格差を交渉カードには使えない、ということです。

「じゃあ、やっぱり元売は系列店にも業転仕入れを認めろ」と思われますか?

それは2割?5割?・・・いや、安い方が良いのだから全量の10割ですか?・・・・

違いますよね。
経済活動に従事しておられる方であればお解り頂けますよね。

系列と業転の値差はあって然るべき。
しかし、末端価格でリッター10円20円を越えるような格差は如何なものか?...と。