masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

販売する顧客を、選ばざるを得なくなる。

2020年04月22日 | ガソリンスタンド5

2020年04月20日頂いたコメントを記事として使わせて頂きます。コメント欄より一部転載

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独り言 (masumi) 2020-04-21 13:58:35

家族経営の地場店の多くはその時がくれば店を畳む。
携行缶への小分け販売を行うフルが減る。

そうなると、
上限を超える可能性のある店が増えていく。

厳格に消防法を守ろうとすれば、「掛会員や常連客のみ」とする販売店も出てくるだろう。



masumiさん (むらっち) 2020-04-21 15:24:02

>上限を超える可能性のある店が増えていく。

masumiさんの気持ちよ~~~く分かります。
・・・が、少なくともうちの地域の消防はあの事件以降厳しくやるようになり、事務的に〇か×かの判断(他の地域はどれだけ厳格にやるかは分からないが)ですから、地場店だから少しくらいは甘めに見て〇とか大手特約店セルフは×とか例外的なものはなく、ダメなものはダメと問答無用で指導の対象です。

その結果、掛け会員さんや常連さんに販売対象を絞ることになったとしてもそれは仕方が無いことでしょうね…と、うちの隣りの消防の人が言ってました。


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10円以上もの卸格差の中で顧客を流出させ、自己資産を投入しながら営業を続けてきたのは、当店のほんとうの顧客のためです。

「車は安値のセルフ、セルフでは買えない携行缶への給油が目的」「タイヤの空気圧が目的」のような消費者にも、当然客商売ですからお客様として接していますが、
セルフ解禁後、そうした消費者に限って価格に対してのクレームやTポイントの件で当方を疲弊させる方が非常に多かったのです。

昔は理不尽な思いを我慢して頭を下げていましたが、それが今も“しこり”となっています。

ですから「携行缶への給油が目的」「タイヤの空気圧が目的」のような消費者が来店されると反射的に緊張してしまいます。
そういう状態で当方を疲弊させるような態度に接したりすると、今では頭を下げるのではなく、「Tポイントをつけてあげるために商売しているわけじゃない」或いは「2度と来ないでください」と応えるようになりました。

過剰反応と思われる方もおられると思いますが、そうすることでしか店頭に立てないのですから仕方がありません。


少し話が外れますが、
今はもう高齢で免許証を返納された方が、昔こうおっしゃいました。

「セルフに行ったら安いのは知っているねんで。でも農業用の燃料やらはここで世話にならんとあかん。そんなちょっとのことだけここに世話になって、車の燃料は安いとこへ行くなんていうことは、わしには出来ん」ーと。

大変ありがたい言葉ですが、これを聞いた時の当方の気持ちが想像できますか?

何も好き好んで10円も高値で売っているわけではない、近隣他店より高値で売ってもリッターマージンは数円しかなく、又それを伝えることもできなかった中で、それを聞いた時の気持ち...。


あ、くれぐれも誤解しないでくださいね。
そうしてほしくて書いているわけではないので誤解しないでくださいね。

安値を選ぶのは消費者として当然のことです。
それにー
従業員もいなくなった今、給油客があまりに増えると逆に困ることになりかねないので。


ただそうした土壌の上で営業を続けているのだということだけ、知ってほしいだけなのです。


荷台の上の機械などへの直接給油も、それを目的に来店されるイチゲンさんには行いません。

「携行缶への給油は致しますので、あとはご自身で給油してください」と言うと、ここでも、「それでもフルか!」とお怒りになって去って行かれるのですが、

セルフでは買えないから当店へ来た。そして当店では携行缶への給油はすると言っているのです。

怒る必要がどこにありますか?



https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/dcc8a10016f2128322b830857b62de74 より




もうガソリンスタンドを昔のように思っていてはいけませんよ。
10店舗あれば10通りの運営の仕方があるのです。


携行缶への小分け販売も、スタッフによる給油なら消防法違反ではないのに行わないセルフがありました。

京アニ事件以降、当市のセルフは携行缶への小分け販売を中止しました。

それによりこれまでセルフで携行缶への給油を済ませていた方々がフルヘ流れてきました。

ここは田園都市です。
農業用に携行缶への小分け販売が必要な地域です。

200ℓという上限は、日によって「超えるか超えないか」ということは多々あります。

この先、地場フルが減少すると上限を超える確率は高くなります。

そうなれば、
「掛会員や常連客のみ」とする販売店も出てくるでしょう。

消防法に関係なく、
例えばリッターマージンが以前の数円レベルしかなくなった場合も、それは起こり得ます。





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