masumiノート

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過去最大級の値下げ@ガソリン仕切り

2020年03月19日 | ガソリンスタンド5

週間コスト9円 3週連続大幅安

(3月18日燃料油脂新聞より)


19日燃料油脂新聞より

週仕切り 値下げ過去最大級
JXTG9円、出光昭和シェル8円50銭

(3週累計17円)

石油情報センター公表の全国SS店頭ガソリン市況は前週比2円90銭下落の143円50銭
>8週続落で合計下げ幅は8円10銭




st31掲示板より http://st31.com/bbs/index.php



消費者が卸格差の事を知らなければ、地域への小口配達を不採算を承知で担ってきたということを知らなければ、
石油販売業者は悪者にされるだけ。
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/8165c7a9e8da8adeaf1653f6ae5bff51




3月18日ぜんせきより

新型コロナ危機回避 
採算経営で会社守ろう





「論説」いまが最大の踏ん張りどころ



2月SS倒産(帝国DB) 1件で負債額は3千万円





エネクスフリート 全直営店を住民拠点SS化

https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/b187b82583087384e7095b4e51c4d65c


2月市況概況 
業転格差推計6.1円 全県で粗利上昇へ
前年比マージン増加 20円以上は19都府県に

※19都府県以外は「再投資可能なマージン」なんて夢のまた夢ということですね。







全農エネルギー(JA)の拡販姿勢に悲鳴 奈良県地場業者 採算販売ほど遠く




st31掲示板より

>残った安売り店は必ず値上げします。


::::

当市の場合、
規制緩和以前に系列3者店の仕入値同然の価格看板を掲出したのはニュータウン開発により進出してきた他府県に本社がある2者店でした。

その後セルフ解禁により(上とは別の)ニュータウン開発により進出してきた他府県に本社がある2者店とJASSがセルフに改装。
当時、市内で一番の安値を掲出していたのはJASSで安売り競争勃発。
瞬く間に市況は崩れ、JASS以外は全て系列店である商圏なのに業転を基にした市況となり、全量系列仕入れの当店は近隣他店より13円高く売っても粗利は5円という状況の中で営業を続けることになりました。


その頃、
石油情報センター公表の全国SS店頭ガソリン市況も当店の販売価格より10円程度安値でした。


しかしJXTG誕生前後、
石油情報センター公表の全国SS店頭ガソリン市況と当店の販売価格は殆ど同額になりました。


それまで当店より10円以上安値看板を掲出していた市内のJASSや他の安売り店との販売価格差も殆ど無くなりました。


今、新型コロナによる減販等で系列玉と業転玉の卸格差が拡大しているからでしょう。
石油情報センター公表の全国SS店頭ガソリン市況が当店の販売価格より安値になってきています。

しかし、市況は好市況のままです。


適正利益を得られない経営が20年以上も続き、地場業者の後継者不在が確実となった=勝負が見えた。

>残った安売り店は必ず値上げします。


価格競争は我慢比べ=資本力がモノをいう。

ただでさえそうなのに、
この業界では10円以上もの卸格差まであったのです。


今は好市況でも、充分な利幅を手にした2者店や業転格差が大きくなり有利になったJASSがいつまた価格競争に走るとも分からない。

そういう中で、「仕入値は高い」&「老朽化で千万単位の再投資が必要」なガソリンスタンドを継ぎたいと思われる方、
いらっしゃったら、ぜひ手を挙げて下さい。




2 コメント

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masumiさん (むらっち)
2020-03-20 14:37:50
>消費者が卸格差の事を知らなければ、地域への小口配達を不採算を承知で担ってきたということを知らなければ

恐らく消費者には『あくまで最低限の品質がある上で』安いのが善ですから、SS側の事情を知ったところで高いことが許容される風潮ではないでしょう。(実際にうちの会社の総務が指定給油所に対して言ってますし)

後でSt31掲示板に村ちゃんさんが書かれてますが、安値の店があると言うことは同値で売れないはずはない…売れない店は営業努力が足りんと消費者には見られるとのことですから。
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むらっちさん (masumi)
2020-03-20 18:23:02
そうです。
消費者には安値が善であり、消費者が安値を選ぶのは当然です。
だから「高くても(地場店を)利用して」とは言いません。
けれども「高値だからといって暴利ではない(卸格差で)」ということは知ってもらわないと。

st31掲示板で一般ユーザーさんが「無愛想でも少しでも安く販売してくれてる店が正直な良い店に思える」と投稿されていますが、
これも卸格差があることを知らないからでしょう。

例えば
仕入が100円で売価が105円の店(A)の粗利は5円。
仕入が90円で売価が100円の店(B)の粗利は10円

さしずめこの業界ではAが正規ルートで仕入れて低マージン経営を強いられた店で、Bが商標権侵害に当たる他社買いをして粗利を確保しながら安値集客を果たした店でしょうか。

しかし卸格差を知らない消費者の目にはBが“正直な良い店”と映るわけです。


私はこのブログでも書いたように「生き残りたい」とも「消費者から選んでもらいたい」とも思っていません。

20年以上の過当競争の末に今も残っているそれぞれの地場店には安値に流されない消費者がついてくれていて、そういう消費者のお蔭で多くの高値の地場店は営業を続けることが出来ているのです。

その有難いお客様のためだから営業を続けることができるのであって、
勝手な時だけ都合よく使おうとする消費者、またそういう消費者に限って値段やサービスについて文句を言う傾向が強い、そういう消費者の相手を、私はこの20年で、“もう”したくなくなったのです。
(そういう消費者の相手をしなくても営業できることが分かったので)

でも、卸格差など業界事情を「知らない」だけで、根は善良な消費者であっても、「知らないが故に」悪態をついてしまう場合もあるでしょう。

例えば年に1回か2回、数リッターの“携行缶への給油”で、後付けできないTポイントの件で文句を言って、私に「2度と来ないでください」と言われた何人かの消費者も、もし業界の事情(地場店の置かれている現状)を知っていたならそのようなことにはなっていなかったと思います。

「知ってほしい」と、業界のことをこのブログで書き続けているわけは、「知ってもらうことでお互い気持ち良く売り買いが出来るのならその方が良い」と思うからです。

知った上で、高値に対して文句を言ったり、サービスを強要するような消費者は要りません。

規制緩和でガソリンスタンドの形態も多種多様になったのです。
消費者は自由に店を選べるのですから、文句を言わなくて済む店を利用すれば良いのだと思います。
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