尖閣問題、石油だけではない沖縄周辺海域の海底資源
http://blog.canpan.info/shigen/archive/8
尖閣問題が依然終息に向かわずにいるが、そもそもこの問題は1969年に国連アジア極東経済委員会が尖閣諸島の近海に埋蔵量豊富な油田がある可能性が高いと発表してから石油の利権を求め中国が領有権を主張しだしたことから始まっている。
尖閣諸島は8つの小さな島からなる諸島で一番大きな魚釣島は石垣島からはおよそ90海里(約170Km)に位置している。
尖閣諸島の近海の石油資源が注目されているが、尖閣からほど近い石垣島周辺海域では「海底熱水鉱床」という海底鉱物資源の鉱床が発見されている。
「海底熱水鉱床」とは、海底の地中深くに浸透した海水がマグマや地熱により熱せられ地中に含まれる金属とともに海底から熱水として噴出し、それが冷却されることにより熱水に含まれていた金属が沈殿、凝固して出来る鉱床で、銅、亜鉛、金、銀やガリウム等のレアメタルが含有されておりレアアースの発見も期待されている。
日本では石垣島周辺をはじめとする沖縄近海や伊豆・小笠原海域に賦存しており、資源のない日本にとって日本固有の資源として有望視されているものである。
「海底熱水鉱床」は現在開発中の資源であり、経済産業省では今後平成30年までに新鉱床の発見を含め詳細資源量の把握を行っていく予定だ。
その過程で、石垣島からほど近い尖閣諸島近海でも新しい鉱床が発見される可能性があり、沖縄近海の海底資源には石油だけでなく様々な可能性が秘められていると言える。
資源に敏感な中国が海底熱水鉱床の存在を知らないはずがない。
石油やガス田だけでなく今後は海底鉱物資源についても日本は資源エネルギー安全保障の目を今まで以上に光らせる必要がある。
ガス田の二の舞のような事態が起こりませんように。
[2010年09月30日(木)]
沖縄の沖で海底熱水鉱床発見 海保、鉱物資源開発に期待
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009062201000893.html
海上保安庁は22日、沖縄本島の北西約100キロ沖の海底で、金属鉱物資源の発掘が期待される「海底熱水鉱床」を発見したと発表した。
海底熱水鉱床は地下深くからマグマなどの熱で噴出した金や亜鉛などの貴金属、レアメタル(希少金属)が沈殿したことでできる海底地形。今回発見されたのは直径約5キロと約3キロの二つの火山性くぼ地で、水深は約400メートルと約600メートルと比較的浅い場所だという。
これまでに沖縄や小笠原諸島の海域計約10カ所にもあることが知られており、「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」(川崎市)などが発掘調査を始めている。
同機構は「開発技術やコスト面などから世界的に開発事例のない未踏の分野だが、近未来の資源開発として期待される」としている。
2009/06/22 20:21 【共同通信】
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石油高騰が必要だそうです・・・
※質問があっても答えられないと思うのでコメント出来ない設定にしときます(^^;
追加
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ttp://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aigLQBU_1HKI