masumiノート

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無責任な放出元

2014年12月02日 | ガソリンスタンド2

11月28日 ぜんせき「論説」の中の一文
>その無責任な業転の放出元を遡れるようにする石油流通証明書の添付や、

・・・

先週土曜日、
系列ローリーの運転手さんが、うちに来る前に市内のホームセンター(○○○)に灯油を10キロおろしてきたと言ってました。
ホームセンターの灯油の販売価格は当店の仕入値より安いです。

同じタンクローリーで運ばれて来た同じ灯油です。

***

ホームセンターに卸される灯油が、業転玉であろうが系列玉であろうが、3者店にとっては関係ない。

「仕切り格差」も「差別対価」も3者店にとっては同じ問題です。


業転玉との価格差は、時には最大18円になったこともあります。

業転玉を仕入れて営業をするPBや無印店、
系列玉ではなく安い業転玉を仕入れて価格競争に追随する系列店、
業転玉を仕入れながら売り値はそこそこをキープして体力温存する系列店、


そして、インセンティブ(差別対価)で安い系列玉を仕入れて営業する系列店(2者店)




インセンティブもなく、業転玉も取らない3者店は、
自店の仕入値より安い他店の販売価格に、業を煮やしているのです。




組合や自民党の石油流通問題議連がいう、
「系列でも業転玉を自由に仕入れられるようになれば・・」

そうなれば、
「現仕切り格差は中小SS生存不能」と全石連の会長さんがエネ庁長官に訴えた、そのセリフが、
「現差別対価は中小SS不能」に変わるだけのことです。
(※中小の中には中の上と中の下が含まれます。業転で年間数千万円 利益に違いが出るのは“量販”しているところだけです)


その前に、
「お客さんを騙すような真似はできない」
「化管法がらみで業転玉を混ぜるようなことはできない」
「長年の不毛な価格競争に巻き込まれた末に資金繰りが苦しくなり、COD取引ができないから業転を買えない」

無責任で無秩序な業界で翻弄されている、そういう系列店の存在を忘れないで頂きたいのです。




<追記>
自民政権公約に「災害協定SSの官公需確保を」明記(12月1日ぜんせき)

これもハッキリ言って地場1SS零細3者店には殆ど関係ないと思います。
受注できるのは、組合幹部特約店(2者店)クラスになるのではないかな?...と。


そんなものを公約にせず、2重課税とか暫定税率廃止を公約にした方が国民は喜ぶと思いますけど。


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