masumiノート

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格差拡大の理由

2013年11月13日 | ガソリンスタンド2

2008年10月に新仕切り方式導入。
(元売りにとって?)具合が悪かったので2010年6月に新・新仕切り方式へ移行。
市場連動性のくせに下限値というものが設けられたが故に連動しないというオチ。


簡単に言うと、元売から市場に卸される時点で系列と非系列で仕切り格差があります。
(これはブランド料4円のハズですがインセンティブもあるので実際の差は多様だと思います)

非系列に卸された玉(油)ですが、そのまま順調に流れれば良いのですが、
“売れないとき”・・・値下げします。
それでも売れないとき、・・・・バナナの叩き売り状態になります。

想定している数量を捌かないとインセンティブを維持できないからでしょうか(?)


そうして安値で仕入れることが可能なPBや無印が市場での主導権を握ります。


片や系列向けは元売の言い値で卸されます。
一応市場連動性なので一週遅れで仕切り価格も値下げされるハズなのですが、ここで下限値が出てくると・・・。

下限値とは、「いくら市場連動制とはいえ、(元売の)コスト割れするようならそれ以下は下げません、という元売の身勝手なシステムです。

普通、製造業者がモノを作り過ぎて余った分の損失はその製造業者が負担するものではないでしょうか?
下限値とは痛みを系列販売店に押し付けて自社の損失を回避させるための装置のようです。

しかも!
何故か(理由はこちらもボリュームインセンティブということですが)元売子会社販社や大手系列量販店等は、その安値のPBや無印と同値の価格で販売しています。



11月12日 燃料油脂新聞


ガソリン、売れていません。

今、安値の業転玉との価格差は15円以上に拡大しています。

まさに「我々には業転しか生き延びる術はないのか」です。



だけど様々な理由で業転玉を仕入れることが出来ない、仕入れることをしない、3者店(地場業者)がいます。

灯油難民を出さないようにと踏ん張っているお店です。








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