月に何百万(ランクによっては一千万単位?)もの “戻し” のある販売店(2者店)と、2者店(特約店)への中間マージンを課せられている3者店(販売店)
消費者からみれば、どちらも同じ販売店。
だけど、
大手販売業者の実態は、事後調整、戻し、特価があるから経営が成り立っている。
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世界標準さんが「系列は他力本願」と書かれていたのも、「調整・戻し・特価のある系列特約店は他力本願」という事であれば頷いたでしょう。
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仮に事後調整、戻し、特価がなくなれば、瞬く間に経営は行き詰ってしまい、企業規模にかかわらず深刻なマージン不足に陥っていることに変わりはない。
静岡県内大手販売業者社長が緊急提言(7月10日 燃料油脂新聞より)
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優越的地位にいる2者店
当店の特約店からの卸値は先行指標に税込約10円上乗せされたものです。
仕切り交渉も「存在価値です」と言える優越的地位にいます。
でも、系列と業転の違いはちゃんとわきまえていますし、困った事があれば力になってくれます。
三代目さんが業転購入することになった経緯とか、ホカコさんの他社買いの理由とか、田舎者さんがPBになった事情とか・・・
ご三名の方々には申し訳ないですが、「うちの特約店でなくて良かった」と思います。
と同時に、現特約店制度に強い憤りと疑問を感じます。
2者店の巻き添え犠牲になる3者店
過去に元売の方針転換や担当者の異動で事後調整を打ち切られ、廃業に追い込まれた神奈川県の特約店の実例を挙げ、
「仕切り建値化 是正を」 (7月6日 燃料油脂新聞より)
生き残りを掛けた販社やPBとの激しい安値競争に、調整や特価を受けていた特約店はこれまで通りの数量インセンティブを獲得するために参戦せざるを得ない。
業転玉を取ってその無謀な戦いに参戦した3者店もありました。
けれども多くの地場業者は、身の丈に合った健全経営を心掛けていたと思います。
顧客のため、安定供給という責任を果たすためにー
しかし、「背に腹は代えられない」状況に業転玉を仕入れるしかなかった地場業者も多かったのです。
身の丈を考え健全経営をしてきた3者店が、
調整や戻しによって他力本願的な経営をしてきた2者店の犠牲になる。
例
経営が苦しいがゆえに、中間マージンで6円などという暴利を貪る。
同一商圏内で、3者店への卸値と同値で価格看板を掲げて営業する。
(※もちろん3者店のために尽力して下さる特約店もあります)
元売は最近、もう調整はしないと言っているようです。
元売による特約店の選別も行われているのだと思います。
ただ、その選別から外された特約店(2者店)の下には、優良顧客に恵まれて、このし烈な市場環境の中でも健闘している3者店が存在しているという事を、元売には考慮して頂きたいと思うのです。
PS
2者店にしてみたら、「業転玉を垂れ流している元売と、PB並の安値で売る販社に責任がある」となるでしょうね。
7月29日 追記
今朝、特約店から調整のFAXが届いていました。
それでも業転の方が安いことに変わりはなく、現金売りは完結しているということに変わりはありません。
※当店は掛け会員さんには還元させていただきます。
ふぅー。
失礼しました。
全量系列の立場としたら、心中が複雑なんだとご理解ください(苦笑)
その前に、
今こうちゃんが配達から帰って来たので三代目さんのコメントを読んで聞かせました。
以下こうちゃん
「その特約店、狂っとんな。サインポール持ってくぞって、そのサインポール特約店のもんとちゃうやろ。それとも何か、買ってくれるんか?そんなに欲しかったら売ってやってもいいけど、高っかいで~って、な(笑)」
コホン。
ま、こうちゃんの言はさておき(爆)
(これを書く事に葛藤を抱えつつ)
三代目さんの特約店は公取委の見解をご存じないのでしょうか?
公取委の見解を盾に、刃向かってみて下さい。
いやほんと、残さなきゃいけないのは地場業者なんですから。
私の所の特約店も大概だと思っていたのですが、ホカコ様や田舎者様の所の特約店に対して本当に憤りを感じます。それでも尚地域の為に頑張る姿、心に響きました。
ここ最近、特約店の「もっと数量を増やせ、でなければサインポール持ってくぞ」という言葉を毎日の様に浴びせられ、おまけにほぼ強制的に誓約書など書かされ、少々参っていたのですが、元気が出ました。
この程度で参っていてはmasumiさん始め苦しくても身を削って頑張っている地場業者の方々に笑われてしまいます。
正直、数量を増やすなど絶望的ですが(笑)、真正面から刃向かいたいと思います。
ひとつ言えることは、間違いなく地場零細は“遣り甲斐”を取り戻すでしょう
そうなったら、どうなりますかね?
辞める所、増えるかな?
素朴な、疑問です。