masumiノート

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運営者交代とガソリン高騰の理由は円安だけじゃないよっていうお話。

2013年03月15日 | ガソリンスタンド

赤字社有SSに見切り 3月14日燃料油脂新聞より

市況陥没地域ではマージンよりリース料の方が上回り逆ザヤになりかねない状況の中で、広域ディーラーでは不採算の元売社有SSを元売に返還する動きも散見される。

運営交代は未定とするものの、元売販売子会社など決算時における連結対象先が有力とみられている。
「一般特約店だと、いま赤字でも将来黒字にすれば、と考え、多少の見栄もあり、運営を継続するかもしれない。
しかし、大手業者はきっぱり見切りをつけ始めている」

※元売子会社は採算度外視でPBなどの安値店と遣り合う。
何で採算を度外視できるのかは・・・・・何で?
何でか教えてほしいなぁ


情報“鵜呑み”の消費者 3月14日燃料油脂新聞より

◎・・・今年に入ってガソリン店頭価格が上昇、消費者の関心を集めている。
なかでも一般マスコミによる情報によって「高値感」は増すばかり。
10週以上連続で値上がりと何週にも渡って放送することで視聴者はあらためてガソリンが高くなっていることを自覚する。
実際ガソリン価格は上昇しているが、消費者の多くはその原因を「円安だけ」と考えているのが気に掛かる。

◎・・・テレビや新聞などでガソリン価格上昇を報道する際、必ずといっていいほど円安とセットで伝えている。
円安がガソリン価格上昇の一因であるのは確かだが、原価が一定の商品(製品)ではない限り、いくら輸入品といえども円安だけでは販売価格は上昇しない。
原価が上がれば当然、販売価格は上がるのである。
原油の場合もここ2-3年だけでも「1バーレル90ドル台から125ドル前後」の幅で動いていることを忘れてはいけない。

◎・・・もちろんそのまま店頭価格に反映されるわけではないが、少なくとも円レートが動かなければ「40円以上」変動するほどの幅になる。
ここ2,3ヶ月こそ原油価格が安定しており、円安の影響は大きいといえるが、それでも円安だけをガソリン価格高値の原因とするような伝え方はいかがなものか。
平成22年の円レートは現在と同レベルの90円前後だったが、その当時のガソリン価格は144円前後だった。

◎・・・つまり円レートだけでガソリン価格が決まるのではないということ。
にもかかわらず円安が今のガソリン価格上昇の原因と決め付けている消費者は少なくない。
ここ10年間だけでも原油価格は40ドルから135ドルの間で変動している。
こうしたことを消費者にもっと告知すべき。
消費者の不信感は情報不足によるところもある。
業界としてこうした情報を積極的に発信する必要がある。

※こちらは2011年07月27日のぜんせきより
「原油は下がってるのに」とか「円高やのに」何でやねん?
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/8cbb14b1e4b07cd7449cb480e0a88abb



masumiさんはお客さんから聞かれたらアバウトに説明してます(^^;...というかそれしかしょうがない。

うちら販売店は「仕切りが上がったから上げる」「下がったら下げる」しかない。
それでも実際は上がった分すらなかなか満足に転嫁し切れないのが実情。

価格変動の予想がしたい方はst31さんで会員(有料)になれば情報サービスが提供してもらえるみたいですよ。
※masumiさんは会員ではありませんし、回し者でもありません。
というより立場上相容れないものがありますけど、必要とされる方には必要でしょうから・・・

あと、本当に価格決定についての詳しい理由が知りたい方は、ガソリンスタンドの店頭では困難な作業となりますので元売に直接お問合せください。



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