休眠預金、復興に活用案 年800億円の一部、政府検討
政府は、銀行などで10年以上お金の出し入れがない「休眠口座」の預金を、東日本大震災の被災地企業の支援策などに使う検討に入った。
休眠預金は毎年800億~900億円発生しており、その一部を有効活用するのがねらい。
だが、銀行業界は「もともとは顧客のお金。国が使うのはおかしい」と反発している。
金融機関は、最後にお金を出し入れした日や、定期預金の最後の満期日から10年以上放置された預金のうち、預金者と連絡が取れないものなどを「休眠口座」に分類している。
金額は公表していないが、政府の内部資料によると、2007~09年度には毎年、銀行は730億~770億円、信用金庫・信用組合・労働金庫は計100億円強の休眠預金が発生している。農協やゆうちょ銀行も含めると、さらに増える。
http://www.asahi.com/business/update/0214/TKY201202140743.html
>銀行業界は「もともとは顧客のお金。国が使うのはおかしい」と反発している。
新聞では、「2007-2009年の3年間で払い戻し後の約450億~550億円が金融機関の収入になっている」って書いてあるよ。
口座開設のときには住所も氏名も届けて本人確認までしているんだから、金融機関はその出し入れの無い口座がどこの誰のものか分かるハズでしょ。
あと、以前に記事にしたように故人の預貯金が凍結された場合、手続きが煩雑で出金を諦めてしまう人も居る。
保険金支払いにしても、遺族から請求されない限り保険会社に支払い義務は生じないしね。
家族でもその人が加入していた保険など、知らないことも多いから、支払われていない保険金もかなりあると思う。
国も金融機関も、どっちもどっちだと思うな。