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原油相場が上昇の恐れ

2012年01月24日 | 切り抜き

EU、イラン産原油輸入禁止を決定 原油相場、上昇の恐れ(産経新聞) - goo ニュース

EUがイラン産原油禁輸で合意したことで、原油相場が上昇する可能性が一段と高まった。イランは欧米の圧力強化にホルムズ海峡封鎖で対抗すると警告。現実となれば、原発停止により電力各社が依存度を高めている液化天然ガス(LNG)価格の高騰を通じて電気料金値上がりにもつながり、日本経済に与える影響は甚大だ。

 原油の8%をイランから調達しているJX日鉱日石エネルギーなどは、豊富な余剰生産力を持つサウジアラビアからの追加輸入を協議中だ。

 海峡封鎖となれば、サウジ産も含めた日量1500万バレルの原油輸出がほぼ停止する。国際エネルギー機関IEA)は日米欧など加盟28カ国に15億バレルの原油を備蓄し、100日間分の“余裕”はある。ただ、混乱により原油相場は足元の1バレル=100ドル弱から2008年7月につけた最高値(147ドル)を更新する恐れがある。

 LNG価格は原油に連動。「短期取引市場ではLNG価格が原油以上に高騰する可能性がある」(石油天然ガス・金属鉱物資源機構の野神隆之上席エコノミスト)との声もある。

 日本はLNG輸入の2割をカタールやアラブ首長国連邦(UAE)に依存。中部電力は浜岡原発(静岡県)の停止で調達先に占めるカタールの割合が7割まで増加しているが、海峡が封鎖されれば代替先を見つけるのは難しい。LNGには備蓄制度もない。