Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

初めてのニュージーランド航空

2023-12-15 12:08:12 | 機内食・映画・美術展

現在日本からニュージーランドに飛んでいるのはニュージーランド航空だけ。
というわけで初めてこの航空会社を使ってみた。

成田からの出発はもう暗くなった午後6時半。
 尾翼のシダのペイントがかっこいい。

機材はB787-9で、エコノミー席は3-3-3配列。
 搭乗時、なぜか照明が怪しい紫色。たしかカタールも夜はピンクっぽい照明だったが、この色に何か意味があるのだろうか。

機内はほぼ満席で、乗客の9割は日本人。時期のせいか、グループ客は中高年が圧倒的に多い感じ。
中央アイルの通路側を選ぶとラッキーなことに隣は空席。中央アイルの真ん中席は空席が多いので、長距離の場合は絶対に中央アイル。

座席は薄型の造りでリクライニングも浅めだが座り心地は悪くない。
 ユニークな保安ビデオで有名なNZ航空だが、現在は子供向け番組風でちょっと残念。

安定飛行に入った所ですぐに夕食。事前のドリンクのサービスはなし。
 メイン一皿にサラダ、デザートと品数が少なくてあまり見栄えがしないが、チキンなど味が良くてかなりおいしい。
最近の環境保護のためだろう、お皿はすべて紙製。
 とそれはいいのだが、ナイフとフォークが木製なのは困りもの。ナイフなど全く切れなくて役に立たない。

食後は映画でも見ようと思うが、本数はそこそこあるものの見たいと思うようなものはまったくなく、かろうじてニュージーランドのTVシリーズ、「ブロークンウッド」の最新シリーズがあったので1本見た。
この番組、ケーブルのミステリーチャンネルで放映されていて、さえないおっさんが主人公だけれどなかなか面白いのだ。

途中、トイレに行くと壁紙が面白い。
 
本棚の柄になっているのだが、タイトルに洒落が効いていてつい読んでしまう。

その後、3,4時間はウトウトして朝食のサービス。
 こちらは定番メニューだが、なぜか朝はパンが付かない。
出発は20分ほど遅れたが定刻にオークランドに着陸した。

そして帰路、今度は深夜23:55の出発。
今回も20分ほど遅れて、日本人でほぼ満席の機内。
入口で迎えてくれたのはガタイが良くて手の大きな「女装」のパーサーさん。日本ではまだちょっと考えられないが、これからはこういう姿も当たり前になっていくのだろう。

夜中だし、なかなかサービスがないので夕食は出ないのかと思ったら、NZ時間の午前2時ごろにミールサービス。
 焼うどんというメニューに興味がわいて頼んでみると、上に乗った照り焼き風チキンがおいしい。キヌアのサラダは残したが、ホワイトチョコのアイスクリームはおいしくいただいてしまった。

その後は少しまどろんで、目が覚めた所で映画を物色。
月が替わって内容も少し変わっていたので、ごひいきケイト・ブランシェットの映画を選んでみた。
 「The New Boy」
この映画の主人公はアボリジニーの少年。孤児らしく、ケイト演じる修道女が運営する孤児院に連れてこられるのだが、最初に白人の男を殺しているような描写があって、どういう経緯で連れてこられたのかがまずわからない。
この子には超自然的な能力があって他の子どもの怪我を治したりするのだが、孤児院にキリストの像が届くとこれに魅了され、クリスチャンの洗礼を受けると不思議な力も消えてしまう。
キリスト像との関りでは古いスペイン映画「汚れなき悪戯」のような場面があるのだが、テーマはおそらくアボリジニー文化の否定の功罪だと思われるのでどうもしっくりこない。
どうにもわかりずらい映画で、見終わってもすっきりしなかった。

 着陸2時間前には朝食が出て、今回もオムレツ。スパイスの効いたソーセージがおいしい。

ということで初めてのニュージーランド航空、特筆すべきことはないが意外な食事のおいしさに感心したフライトだった。


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