チベット高原の南側、現在はインドやネパール領内にもチベット文化圏は広がっている。
この夏に行ったムスタンはネパール領内だが、女性の衣装はチベットそのまま。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/14/b60ab8ce166b691c5c20768c0a85eaf4.jpg)
ただ腰に斜めに巻いた布が特徴的で、前にはさらに例の縞のエプロンをしめる。
寒い土地で腰を守る知恵だろう。
男性の正装もチベット服だが、こちらはお祭りの時に着るだけで普段は洋装になっている。
ネパールの東、ブータンとの間に挟まれたシッキム王国も今はインド領になってしまったがチベット文化圏。
おばちゃんたちはチベット服姿だったが、ここやダージリンなどでは残念ながらパンジャビスーツを着る女性たちの方が多い。
チベットの西端と接するインドのヒマーチャル・プラデシュ州のスピティではまだ独特の衣装が健在。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/b1/fef6018edc3bc565851187ccd2e3b965.jpg)
これはタボのガイドさんが見せてくれた伝統衣装。女性が肩にかけたショールに特徴がある。
タボから北に上がったラホール地方のキーロンもチベット仏教の土地だが、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/2b/45a4bdfa48371436fe27a0c30efc454c.jpg)
この町の女性たちは老いも若きもみな同じようなえんじ色の服を着ている。
長いスカートにテイラードジャケットを着ているので、まるで学校の制服のよう。
さらに北へ上がるとジャンムー・カシミール州に組み込まれたラダック。
左が普段着姿、右は何かお祭りごとがあった様子だが、頭の上にちょこんと乗せた帽子が特徴的。
こちらはお祭りの時の踊りを披露してくれた舞踊団。女性がかぶるペラクという頭飾りにはびっしりとトルコ石が縫い付けられていてとても重い。
靴もつま先が反り返っておもしろい。
ラダックの西側のダー・ハヌー地区にはドクパという人々がいる。
彼らもチベット仏教を信仰しているのだが、アーリア系人種なので他のラダッキとは顔つきが違い、衣装も異なる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/a7/841f556097d24606328f9ef51e212223.jpg)
普段はパンジャビ姿だが頭飾りには針がびっしりさされ
お祭りともなれば女性も男性も花やほおずきを頭に飾る。
ここから南に下るとザンスカール。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/a8/fccea10af1aca422227e37a2aaa6d2a3.jpg)
ここの女性たちの普段着はワンピースの上にベストのようなものを着ているが、背中には絞り染めで模様を描いた肩掛けを背負い、これをとても大切にしている。
お祭りの時には銀細工や淡水真珠、トルコ石のアクセサリーをつけ、さらに裕福な人はペラクをつける。
こちらは男性の衣装。
お祭りと言えども地味なものだ。
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この夏に行ったムスタンはネパール領内だが、女性の衣装はチベットそのまま。
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ただ腰に斜めに巻いた布が特徴的で、前にはさらに例の縞のエプロンをしめる。
寒い土地で腰を守る知恵だろう。
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男性の正装もチベット服だが、こちらはお祭りの時に着るだけで普段は洋装になっている。
ネパールの東、ブータンとの間に挟まれたシッキム王国も今はインド領になってしまったがチベット文化圏。
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おばちゃんたちはチベット服姿だったが、ここやダージリンなどでは残念ながらパンジャビスーツを着る女性たちの方が多い。
チベットの西端と接するインドのヒマーチャル・プラデシュ州のスピティではまだ独特の衣装が健在。
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これはタボのガイドさんが見せてくれた伝統衣装。女性が肩にかけたショールに特徴がある。
タボから北に上がったラホール地方のキーロンもチベット仏教の土地だが、
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この町の女性たちは老いも若きもみな同じようなえんじ色の服を着ている。
長いスカートにテイラードジャケットを着ているので、まるで学校の制服のよう。
さらに北へ上がるとジャンムー・カシミール州に組み込まれたラダック。
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左が普段着姿、右は何かお祭りごとがあった様子だが、頭の上にちょこんと乗せた帽子が特徴的。
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こちらはお祭りの時の踊りを披露してくれた舞踊団。女性がかぶるペラクという頭飾りにはびっしりとトルコ石が縫い付けられていてとても重い。
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ラダックの西側のダー・ハヌー地区にはドクパという人々がいる。
彼らもチベット仏教を信仰しているのだが、アーリア系人種なので他のラダッキとは顔つきが違い、衣装も異なる。
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普段はパンジャビ姿だが頭飾りには針がびっしりさされ
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お祭りともなれば女性も男性も花やほおずきを頭に飾る。
ここから南に下るとザンスカール。
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ここの女性たちの普段着はワンピースの上にベストのようなものを着ているが、背中には絞り染めで模様を描いた肩掛けを背負い、これをとても大切にしている。
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お祭りの時には銀細工や淡水真珠、トルコ石のアクセサリーをつけ、さらに裕福な人はペラクをつける。
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こちらは男性の衣装。
お祭りと言えども地味なものだ。
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Luntaさん、是非写真集を出版してください!
民俗衣装は その土地の気候や温度と共に長い間 培われてきたものですね~。
腰を冷やさないようにとか、手先まで暖かくするように長い袖だったり。
美しいですね。
残念ながら写真集を出せるほどの写真は撮れないのですが、数だけはあるので集めてみたら結構面白いことになりました。
少しづつデザインが変化するのが面白いですね。
霧のまち様、
おっしゃる通り、民族衣装はその土地の風土に合わせ、着る人に一番似合うものが伝わっていくのですよね。
日本の着物もやはり日本人に一番似合うものなのだと思いますが、自分では着ることもできないのがなさけないです。
ダー・ハヌーの花を愛する民族ドクパも懐かしい。最近ツアーでは行かなくなったからね。
そういえば、ダーの青い目のおじいちゃん元気かな?
ザンスカールは何度行ってもいいとこですよね。ウマセラでヘリコプター手配したのも、今思えば笑える思い出ですけどね・・・。
つま先が反り返った靴は、私も雲南省のアンティークショップで見たことありますが、なんで反ってるんでしょうね。
あと、ザンスカールの肩掛け、確かヤクの毛で織られたものではないでしょうか。
ほんとにどれも興味深いものばかりです。
ザンスカールはいいですよねえ。
私もぜひもう一度行きたいところです、例の自動車道路が開通する前に。
asiax 様、
そう言えばつま先が反った靴、結構いろいろなところにありますね。アラブの方とか、韓国とか。
文化的につながりがあるのか、なんのために反っているのか、調べてみたら面白そうですね。
ザンスカールの肩掛けは羊がいるようなところではないのでたぶんヤクだと思います。