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ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

西モンゴルの旅 14 ウランバートル市内観光

2019-09-17 18:53:24 | チベット文化圏

7月26日

モンゴルに到着した時には夜で暗かった空港から市内へ、同じ道を朝日を浴びながらたどる。

 空港の周辺は緑の草原が広がるが、現在絶賛開発中のようで建築中のビルがいっぱい。

 
しばらく行くとブリティッシュスクールの隣に引退した日馬富士の立派な学校が見え、市内に近づくにつれて高層アパートだらけになる。

 初日と同じホテルに着いたのが7時半。
9日ぶりに熱いお湯のシャワーをたっぷり浴びて、近くのカフェにでも行こうかとも思ったが、結局午前中はベッドの上でダラダラ。

12時にチェックアウトをして、昼食は「ベランダ」というイタリアン・レストラン。
  
 
サラダにはたっぷりのチキン、メインはビーフステーキでさすが肉々しいが、脂身の少ない牛肉がおいしい。

午後はウランバートル市内の観光ということで、まずはボグドハーン宮殿博物館へ。
ここも入場料の他に写真撮影料が1000円ほどかかる。

 
門に掲げられた額には中国語、モンゴル語、チベット語。

 この華麗な門の前は儀式のための広場というから、仮面舞踏などはここで行われたのだろう。

その奥には2つの中庭の周りに7つの夏寺院が並び
  
 
内部は赤を基調にした中国風。

 
おなじみの四天王像は
 
足元に組み敷かれた亀や鳥(?)がユニークでかわいい!

  
 
タンカが並べられた部屋にはここにも見事なアップリケがあるが、この宮殿の創建が1893年から1903年と比較的新しいためか、タンカ類も古いものはない。

 これは一番奥にある建物。
ここにこの博物館で一番のお宝、ザナバザル作の21ターラ菩薩像がある。

  
  
ザナバザル美術館にあるターラ像よりずっと小さいが、一つ一つ表情の異なるターラ女神たちはやはり美しい。
このためにお高い撮影料を払ったのだけれど、美術館のモンゴル人ガイドはろくに説明もせずにさっさと行ってしまうし、山好きのツアーの皆さんも興味を示さない。もったいない。

寺院を一通り見た後は、すぐ隣に建つ冬の宮殿へ。
 こちらは1903年にロシア皇帝ニコライ二世に贈られた設計図を基に建てられたというロシア風の建物。

ここの主は元々ジェプツンダンバ・ホトクト8世という活仏だったが、中国の辛亥革命後にモンゴルが独立国となった時に世俗の皇帝となり、ボグドハーンと名乗った。
そこでこちらの宮殿内には
 イギリス製の馬車やら、豪華な衣装やらが並び、皇帝は活仏なれども妻帯していたということで
 
玉座や寝台は皇后の分もあるのが興味深い。

ボグドハーン宮殿に続いては
 
丘の上にあるザイサントルゴイというモニュメントへ。

 
これは「ソビエト兵のおかげで第二次世界大戦に勝てたんだよ」という押しつけがましいもので、中央の灯を囲む絵の中には隣の国の人たちが喜びそうな図も見えるが、ここにみんながやって来る理由は

もちろんこの景色を見るため。町の中心部は高層ビルだらけ

裏の山の方にも住宅がどんどん建てられているのが一目瞭然だが
 
丘の麓には大きな仏像が立ち、山の麓にはゲルが見えるところ、やっぱりここはモンゴルだ。


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