Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スコットランド紀行 14 マッキントッシュ・ハウス

2024-07-04 14:18:34 | ヨーロッパ

5月25日 続き

ケルビングローブ博物館を出たらケルビン川を渡ってグラスゴー大学の構内へ。
  
 1451年に設立されたというグラスゴー大学、現在の場所に移転したのが19世紀後半とのことで、広い構内には威厳たっぷりの校舎が並ぶ。

しばらく歩いてたどり着いたのは図書館の隣に建つハンテリアン美術館。
 
美術館本館は入場無料だが、付随するマッキントッシュ・ハウスは有料。どこでも65歳以上は割引になることが多くて、ここも£10 が£6に。証明書を求められることもない。

マッキントッシュ夫妻はこの場所からすぐ近くの家に8年ほど住んでいたそうで、その家は取り壊されてしまったがその内装を忠実に再現したのがこの施設。
  
入場口の解説を過ぎると玄関ホールがあり、左手に入るとダークな色調のダイニングルーム。
  
 
2階は明るい居間とスタジオになっていて、天井の照明がおしゃれ。
 
3階はやはり白基調のベッドルーム。
 
さらに別の家のベッドルームが再現され、オリジナルの家具もいっぱい。
100年以上前のデザインだが、直線的でありながらかわいいマッキントッシュのデザインは今でも古さを感じない。

家の見学を終えたら本館のギャラリーへ。
 
ワンフロアの小さな美術館だが落ち着いた赤い壁がシックで
 
マッキントッシュ夫人のフリースもあるし、シャルダンのお茶を飲む女性の絵の周りにティーカップが並んでいるのもかわいい。

しかしこの美術館の自慢はホイッスラーのコレクションで、油彩だけでも80枚も所有しているとか。
   
 縦長の肖像画のイメージが強いが、ちょっとターナーを思わせるこんな風景画もあって、この美術館もいい。

また地下鉄に乗って、一番の繁華街であるブキャナン・ストリートへ。
 
土曜日の午後とあって歩行者天国は人でいっぱい。
  
周りの建物は重厚感いっぱいで圧倒される。
 
古い建物が並ぶ中、ガラス張りで目立つのは鉄道のクイーンズストリート駅。

 その前にはスコットランドの著名人の銅像が並ぶジョージ・スクエア。
 
ひときわ高い所にいるのはウォルター・スコット。広場の向こうの立派な建物は市役所。

この広場の南東側はマーチャント・シティと呼ばれる地域。
  
 
18世紀以降、大英帝国の最盛期に商業倉庫やオフィスが作られたということで一段と立派な建物が並ぶが、今は再開発でお店や飲食店になっている。

この一角のパブがグラスゴーでの宿、Rab Ha's。
  
パブの脇の階段を上がると宿泊エリアのロビーになっていて
  
 
案内された部屋は2階。まあまあの広さがあるのは良かったが、衛星テレビが複雑すぎて地上波が見られず、シャワーがお湯になるのにものすごく時間がかかるのには参った。

この週末は3連休で、案内してくれたお兄さん曰く「今夜はサッカーの大きな試合があるからうるさいかも」って、だからホテルになかなか空きがなかったのか。

悪名高いイギリスのサッカーファン、アルコールを出すところはやばそうなので今夜は中東料理の店にしてみた。
 
家族連れやスカーフ姿の女性たちもいる中、お勧めの羊料理を頼むとすごいのが来てしまった。ピラフの山の上に大きなすね肉がドンと乗っているが、これがホロホロと骨から外れてすごくおいしい。
日本ではなかなか食べられない羊、外で見つければ思わず頼んでしまうが、さすがに食べきれなかったとはいえこれには大満足。スープ付き、お茶も頼んで£16。

早めに宿に戻ったが、意外に外の音は聞こえず、よく寝られた。


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コメント (2)
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