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西モンゴルの旅 11 ウルギーの夜

2019-09-04 19:16:26 | チベット文化圏

7月24日 続き

 ウルギーでの今夜の宿は「アルタイ・ピークス」と言う名のゲルキャンプ。

 
中央にフロントとダイニング棟があって周りにゲルがたくさん並んでいる。
ゲルに泊まると聞いてみんな一部屋に何人かが入るのだと思いこんでいたが、ここでは一人一部屋とのこと。

 と言うわけでこれが今夜の我が家。
 
カザフ風に飾られたベッドが2つあるだけの部屋なので、一人で使うには広すぎるほど。
入った時には天窓が開いていたが、雨が降ってきたのでここを閉めてドアも閉めると室内は真っ暗。
しかしここには蛍光灯も付いているし、充電もできる。

ベッドにはバスタオルが一枚づつ置かれていて、これを持ってすぐに向かったのはシャワールーム。
 
ここのトイレは美しい水洗式だし
 
男女別のシャワールームの各個室には脱衣スペースまであり、ドライヤーまで完備。
お湯の出は滴る程度だったけれど、熱いお湯で久しぶりに髪を洗えてさっぱり。
ずっと乾燥していたし、気温も低かったのでそれほど苦ではなかったけれど、シャワーを浴びられるのはやっぱりうれしい。

 さて、キャンプの前はこんな風景で、ウルギーの町は草原の向こうに見えるけれど8キロもあるとのこと。

そこで夕食には車に乗って町の中心部へ。
 
県庁や警察署があると言うこの通り。

 
案内されたのは「パムッカレ」というトルコ料理店だが、増築を重ねたらしい店内は部屋がいくつもあり、家族連れが次々にやってきて大盛況。
古い「地球の歩き方」にも唯一載っているのでこの町一番のレストランなのだろう。

 
いただいたのはこれはカザフ風と言う麺入りのスープに、こちらはトルコ風のケバブプレート。
久しぶりにスパイスが効いてボリュームたっぷりのこの料理、一皿420円だとか。

食事の後はゲルキャンプに戻って、今夜は地元の伝統音楽のバンドを呼んであると言う。
ツアーではよくあるイベント、正直あまり期待していなかったのだが、ちゃんと時間通りに来て我々を待っていてくれたのは男性3人に女性一人のKlutegin Ensembleというグループ。
  
 
これが何種類かの弦楽器や笛、口琴など次々に演奏して、ホーミーのような歌まで披露してくれる。
特に紅一点の女性はおそろしいほど不愛想だったが、歌うと素晴らしくきれいな声。

面白かったのは前に置かれたテーブルの上の馬のおもちゃで、これにはひもが付いていて、ひもを持ったまま弦楽器を演奏すると馬が飛び跳ねる仕掛け。↓

 

子供に楽しんで楽器を教えるための仕掛けなのだとか。

  
思いがけず(失礼!)ハイレベルな演奏をたっぷり1時間聞かせてもらって、終了後はリーダーからCDを購入。
ちなみにKluteginとは英雄の名前だそうだ。


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2 コメント

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Unknown (霧のまち)
2019-09-05 08:45:32
馬が跳ねる仕掛けが楽しいですね。
私が利用した南ゴビもそうでしたが、本来のゲルとは
全く違う ゲルホテルになってますね。
20年前にはさすがに普通のゲルで、まん中にストーブ
があり、馬糞を燃やしました。
返信する
霧のまち様、 (Lunta)
2019-09-05 15:04:49
ゲルのあるウルギーはこの時期夜もそれほど寒くなかったので、それでストーブはなかったのかもしれません。
営業はおそらく夏の間だけでしょうしね。
天窓を閉めると真っ暗になって、密閉度の高さに驚きました。
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