[8月13日19:30.天候:晴 宮城県仙台市青葉区国分町 某飲食店]
座敷のある個室を貸し切っての打ち上げが行われた。
敷島:「支社長、今回もサポートありがとうございました!」
内野支社長:「う、うむ……。何だか途中、ロボットの暴走があったみたいだが……」
四季エンタープライズ仙台支社長は上座に据えられていたが、何故かバーコード頭には汗が滲んでいた。
敷島:「大丈夫です。大勢に影響はありませんでした」
そう言って、敷島は内野にビールを注いだ。
敷島:「支社長の後押しのおかげです!」
内野:「私は何もしとらんよ」
シンディ:「支社長、どうぞグイッと行ってください」
内野:「わあっ!」
エミリーとシンディはコンパニオンよろしく、いつもの服から胸の大きく開いたスーツに着替えていた。
シンディ:「さあさあ、さあさあ」
内野:「わあっ!ち、近づくな!人殺し!」
内野はササッとエミリーの傍に行く。
内野:「ふぅ……落ち着く」
そうして、やっとビールをグイッと飲むのだった。
前期型のシンディに殺されかけた思い出があるので、如何にまだ手が汚れていない後期型であっても、そっくりなデザインである為にトラウマがあるのだろう。
敷島:「支社長、こっちのシンディは前期型とは似て非なる者だと何度もお伝えしましたでしょう?」
内野:「なっ、なっ、何が似て非なるだ!ま、まんま本人じゃないか!は、は、半径5メートル以内に近づけさせるな!」
シンディ:「よろしいのですか?半径5メートル以内でしたら、しっかりと射程範囲内でございますが……」
内野:「ま、守ってくれーっ!」
エミリー:「お任せください」
内野はしっかりエミリーの胸の中に飛び込んでいた。
村上:「フォフォ(笑)、楽しんでいるようじゃな」
ロイ:「よろしいのですか?有泉さんはお呼びしなくて……」
村上:「彼は車の運転があるからの。現時点で中型以上の免許を持っているのは、彼だけじゃ」
ロイ:「なるほど。そうでしたか」
村上:「それに、彼は下戸で一滴も酒は飲めない」
ロイ:「それはそれは……」
シンディ:「村上博士、お代わりいかがでしょう?」
シンディが村上の所にやってきた。
村上:「うむ。頂くとしよう」
シンディ:「かしこまりました」
シンディは日本酒の入った徳利を持って来た。
ロイ:「おっ、そうだ。シンディさんに、お渡ししたいものがあるんですよ」
シンディ:「なに?」
ロイは1輪のヒマワリを取り出した。
ロイ:「御存知ですか?ヒマワリの花言葉。『私はあなただけを見つめる』『愛慕』『崇拝』です」
シンディ:「なっ……!?」
ロイ:「どうぞ」
ロイはシンディの胸の谷間にヒマワリを差し込んだ。
シンディ:「」
シンディの体の中から、ピッピッという明らかに何かカウントダウンされるような音が聞こえた。
村上:「あ……あー、シンディや。つまみに何か持ってきてくれんか。これはワシが預かろう」
村上は胸の谷間に差し込まれたヒマワリを取った。
すると、カウントダウンが止まる。
シンディ:「かしこまりました。少々お待ちください。ロイの半殺しは後にしておきますね……」
村上:「はは……さすがは、かの世界的狂科学者の生んだガイノイドじゃ」
[同日21:45.天候:晴 JR仙台駅・新幹線ホーム]
敷島:「打ち上げも無事に終わったことだし、あとは帰るだけだな」
シンディ:「そうですね……」
敷島:「ん?シンディはどうかしたのか?」
エミリー:「いえ、【お察しください】」
敷島:「んん?」
尚、2人の鋼鉄姉妹はいつもの服に着替えている。
とはいえ、こちらもロングスカートとはいえ、スリットが深い。
〔13番線に、21時47分発、“やまびこ”60号、東京行きが10両編成で参ります。この電車は途中、福島、郡山、宇都宮、大宮、上野に止まります。グリーン車は、9号車。自由席は1号車から5号車です。まもなく13番線に、“やまびこ”60号、東京行きが参ります。黄色い線まで、お下がりください〕
ホームで列車を待っていると、女声の自動放送が響いた。
その後で英語放送が流れる。
敷島:「平賀先生はタクシーで帰られたし、支社長も支社長車で帰ったと……」
地方支社の支社長車は、首都圏の黒塗りタクシーとして普通に使われている車種の中で、少しグレードの良いものである(大手タクシー会社の黒塗りタクシーみたいなもの)。
敷島:「村上教授は……あれ?」
エミリー:「今、シンディにその話はしない方がいいですよ」
敷島:「は?」
〔「13番線、ご注意ください。“やまびこ”60号、東京行きの到着です。お下がりください。東京行き、本日の最終電車となります。お乗り遅れ
の無いよう、ご注意ください」〕
古参のE2系電車が入線してくる。
井辺達が乗って行ったE5系と違い、ヘッドライトがHIDではなく、通常の黄色いヘッドランプである。
〔「ご乗車ありがとうございました。仙台、仙台です。車内にお忘れ物、落し物の無いよう、お降りください。13番線の電車は、東京行き最終“やまびこ”60号です。お乗り遅れの無いよう、ご注意ください」〕
概して夜の上り列車は閑散としているが、グリーン車はもっとガラガラだった。
盛岡始発の列車であるが、数えるほどしか先客のいないグリーン車に関しては下車客など皆無に等しかった。
エミリーが先に乗り込んで、窓の無い客室への自動ドアを開ける。
敷島がその後ろを進んで、シンディが殿(しんがり)を守るという構図だった。
敷島:「ガラガラだな。よし」
敷島は座席を向かい合わせにした。
敷島:「エミリーは俺の前に座ってくれ。シンディは俺の隣だ」
エミリー:「はい」
シンディ:「かしこまりました」
敷島は進行方向向き窓側に座り、エミリーがその向かい、シンディが敷島の隣の通路側という意味。
ホームからは“青葉城恋唄”の発車メロディが響く。
列車としてはこの後、郡山止まりのものがある。
なので厳密には最終列車ではないのだが、東京行きとしてはこれが最後。
その為、駅員の肉声放送も乗り遅れ注意を再三に渡って放送している。
〔「東京行きの最終列車“やまびこ”60号でございます。まもなく発車致します」〕
ドアが閉まると、車内にVVVFインバータの音が聞こえてくる。
乗り遅れで地団太踏む利用者の姿は、少なくとも敷島の目には映らなかった。
明るいホームを出ると、車窓には市街地の夜景が映り出す。
〔♪♪(車内チャイム)♪♪。本日もJR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございます。この電車は東北新幹線“やまびこ”号、東京行きです。次は、福島に止まります。……〕
シンディの頭部からピッピッという電子音が聞こえてくる。
これは別にカウントダウンではない。
恐らく、敷島が無事に新幹線の終電に乗ったことをアリスに送信しているものと思われる。
もちろん、ここにいるマルチタイプ達としては、新幹線に乗ってからも油断はできない。
車販嬢:「車内販売でございます。冷たいお飲み物に……」
敷島:「キミの温かいハートを1つ……」
エミリー:「!!!」
エミリー、慌てて敷島の口を塞ぐ。
敷島:「フゴッ!?フガガガモゴ……!」
車販嬢:「どうかなさいましたか?」
シンディ:「いえっ、何でもありません!……ビール1つと焼き枝豆頂けますか?」
車販嬢:「か、かしこまりました」
つまり、こういうことである。
座敷のある個室を貸し切っての打ち上げが行われた。
敷島:「支社長、今回もサポートありがとうございました!」
内野支社長:「う、うむ……。何だか途中、ロボットの暴走があったみたいだが……」
四季エンタープライズ仙台支社長は上座に据えられていたが、何故かバーコード頭には汗が滲んでいた。
敷島:「大丈夫です。大勢に影響はありませんでした」
そう言って、敷島は内野にビールを注いだ。
敷島:「支社長の後押しのおかげです!」
内野:「私は何もしとらんよ」
シンディ:「支社長、どうぞグイッと行ってください」
内野:「わあっ!」
エミリーとシンディはコンパニオンよろしく、いつもの服から胸の大きく開いたスーツに着替えていた。
シンディ:「さあさあ、さあさあ」
内野:「わあっ!ち、近づくな!人殺し!」
内野はササッとエミリーの傍に行く。
内野:「ふぅ……落ち着く」
そうして、やっとビールをグイッと飲むのだった。
前期型のシンディに殺されかけた思い出があるので、如何にまだ手が汚れていない後期型であっても、そっくりなデザインである為にトラウマがあるのだろう。
敷島:「支社長、こっちのシンディは前期型とは似て非なる者だと何度もお伝えしましたでしょう?」
内野:「なっ、なっ、何が似て非なるだ!ま、まんま本人じゃないか!は、は、半径5メートル以内に近づけさせるな!」
シンディ:「よろしいのですか?半径5メートル以内でしたら、しっかりと射程範囲内でございますが……」
内野:「ま、守ってくれーっ!」
エミリー:「お任せください」
内野はしっかりエミリーの胸の中に飛び込んでいた。
村上:「フォフォ(笑)、楽しんでいるようじゃな」
ロイ:「よろしいのですか?有泉さんはお呼びしなくて……」
村上:「彼は車の運転があるからの。現時点で中型以上の免許を持っているのは、彼だけじゃ」
ロイ:「なるほど。そうでしたか」
村上:「それに、彼は下戸で一滴も酒は飲めない」
ロイ:「それはそれは……」
シンディ:「村上博士、お代わりいかがでしょう?」
シンディが村上の所にやってきた。
村上:「うむ。頂くとしよう」
シンディ:「かしこまりました」
シンディは日本酒の入った徳利を持って来た。
ロイ:「おっ、そうだ。シンディさんに、お渡ししたいものがあるんですよ」
シンディ:「なに?」
ロイは1輪のヒマワリを取り出した。
ロイ:「御存知ですか?ヒマワリの花言葉。『私はあなただけを見つめる』『愛慕』『崇拝』です」
シンディ:「なっ……!?」
ロイ:「どうぞ」
ロイはシンディの胸の谷間にヒマワリを差し込んだ。
シンディ:「」
シンディの体の中から、ピッピッという明らかに何かカウントダウンされるような音が聞こえた。
村上:「あ……あー、シンディや。つまみに何か持ってきてくれんか。これはワシが預かろう」
村上は胸の谷間に差し込まれたヒマワリを取った。
すると、カウントダウンが止まる。
シンディ:「かしこまりました。少々お待ちください。ロイの半殺しは後にしておきますね……」
村上:「はは……さすがは、かの世界的狂科学者の生んだガイノイドじゃ」
[同日21:45.天候:晴 JR仙台駅・新幹線ホーム]
敷島:「打ち上げも無事に終わったことだし、あとは帰るだけだな」
シンディ:「そうですね……」
敷島:「ん?シンディはどうかしたのか?」
エミリー:「いえ、【お察しください】」
敷島:「んん?」
尚、2人の鋼鉄姉妹はいつもの服に着替えている。
とはいえ、こちらもロングスカートとはいえ、スリットが深い。
〔13番線に、21時47分発、“やまびこ”60号、東京行きが10両編成で参ります。この電車は途中、福島、郡山、宇都宮、大宮、上野に止まります。グリーン車は、9号車。自由席は1号車から5号車です。まもなく13番線に、“やまびこ”60号、東京行きが参ります。黄色い線まで、お下がりください〕
ホームで列車を待っていると、女声の自動放送が響いた。
その後で英語放送が流れる。
敷島:「平賀先生はタクシーで帰られたし、支社長も支社長車で帰ったと……」
地方支社の支社長車は、首都圏の黒塗りタクシーとして普通に使われている車種の中で、少しグレードの良いものである(大手タクシー会社の黒塗りタクシーみたいなもの)。
敷島:「村上教授は……あれ?」
エミリー:「今、シンディにその話はしない方がいいですよ」
敷島:「は?」
〔「13番線、ご注意ください。“やまびこ”60号、東京行きの到着です。お下がりください。東京行き、本日の最終電車となります。お乗り遅れ
の無いよう、ご注意ください」〕
古参のE2系電車が入線してくる。
井辺達が乗って行ったE5系と違い、ヘッドライトがHIDではなく、通常の黄色いヘッドランプである。
〔「ご乗車ありがとうございました。仙台、仙台です。車内にお忘れ物、落し物の無いよう、お降りください。13番線の電車は、東京行き最終“やまびこ”60号です。お乗り遅れの無いよう、ご注意ください」〕
概して夜の上り列車は閑散としているが、グリーン車はもっとガラガラだった。
盛岡始発の列車であるが、数えるほどしか先客のいないグリーン車に関しては下車客など皆無に等しかった。
エミリーが先に乗り込んで、窓の無い客室への自動ドアを開ける。
敷島がその後ろを進んで、シンディが殿(しんがり)を守るという構図だった。
敷島:「ガラガラだな。よし」
敷島は座席を向かい合わせにした。
敷島:「エミリーは俺の前に座ってくれ。シンディは俺の隣だ」
エミリー:「はい」
シンディ:「かしこまりました」
敷島は進行方向向き窓側に座り、エミリーがその向かい、シンディが敷島の隣の通路側という意味。
ホームからは“青葉城恋唄”の発車メロディが響く。
列車としてはこの後、郡山止まりのものがある。
なので厳密には最終列車ではないのだが、東京行きとしてはこれが最後。
その為、駅員の肉声放送も乗り遅れ注意を再三に渡って放送している。
〔「東京行きの最終列車“やまびこ”60号でございます。まもなく発車致します」〕
ドアが閉まると、車内にVVVFインバータの音が聞こえてくる。
乗り遅れで地団太踏む利用者の姿は、少なくとも敷島の目には映らなかった。
明るいホームを出ると、車窓には市街地の夜景が映り出す。
〔♪♪(車内チャイム)♪♪。本日もJR東日本をご利用くださいまして、ありがとうございます。この電車は東北新幹線“やまびこ”号、東京行きです。次は、福島に止まります。……〕
シンディの頭部からピッピッという電子音が聞こえてくる。
これは別にカウントダウンではない。
恐らく、敷島が無事に新幹線の終電に乗ったことをアリスに送信しているものと思われる。
もちろん、ここにいるマルチタイプ達としては、新幹線に乗ってからも油断はできない。
車販嬢:「車内販売でございます。冷たいお飲み物に……」
敷島:「キミの温かいハートを1つ……」
エミリー:「!!!」
エミリー、慌てて敷島の口を塞ぐ。
敷島:「フゴッ!?フガガガモゴ……!」
車販嬢:「どうかなさいましたか?」
シンディ:「いえっ、何でもありません!……ビール1つと焼き枝豆頂けますか?」
車販嬢:「か、かしこまりました」
つまり、こういうことである。
他の駅前でも行っている可能性があるが、埼京線北与野駅前ではやっていないだろう……。
こんな各駅停車の鈍行しか止まらん駅で何をやっているのやら。
お疲れ様です。
99.99%の人が、そのまま(*- -)ノヽ△ポイッ
しちゃってますから・・ww
ノルマでも、あるんですかねぇ?
折伏できない人は、せめて新聞でも配ってこいという空気が蔓延しているのかもしれませんね。
法華講ではリーフレット配るだけでも「下種した」と見なされ、功徳に繋がると考えられていますが、顕正会の場合、それが数字に繋がらないとダメなんでしょうな。
知り合いの顕正会員でもいたら声でも掛けるところなんですが、婦人部のオバちゃんには用は無いですね。
例えば家にゴキが出たとして、いちいち退治するか?俺はめんどくせ~から放置するぜ。アイツらすばやいからすぐ逃げるし、退治したってど~せまた出てくるし。そりゃ手元に居りゃそれこそ顕正新聞で叩きポアるけどなw
顕正が滅んでもど~せまた第2第3のメタボが出てくんだろな。クソ宗教は永遠に無くならねえよ。ただ、時代の流れによってボカロとかの2次元教祖が現れるかもしれないw
確かに仰る通りで、顕正会盲信者にあっては法華講盲信者にお任せしようと思っています。
あくまで、もし知り合いがいたらの話でしてね。
Gは基本的に見かけたら退治がモットーですね。
卵なんか産み付けられたら困りますから。
お疲れ様です!
ポテンヒットさんが仰っているようにこれ程まで、分裂を
繰り返している系統って余りないですよね。
大聖人様は、700年後の未来がこのような現状に陥っている
という事を予見されなかったのだろうか・・なんて思う今日この頃です。
>婦人部のオバちゃんには用は無いですね。
僕なんか真逆で、めっちゃ用がありますねww
まあ、新興宗教も含めればキリスト教も意外と分派しているように見えますが、向こうは2000年以上の歴史がありますからね。
中にはこの作品を「神に対する冒涜だ!人間が神に代わって人間を造り出すとは何事だ!」と、目くじら立てる過激派キリスト教がいるかもしれませんよ。
実際、未だに魔女狩りを肯定する一部狂信派がいるようですからね。
ま、これについては“大魔道師の弟子”の方で……。
そういうクリスチャンに目を付けられた暁には日蓮正宗の皆さん、折伏お願いしますw
てか私の手掛けている作品、何気に狂信系キリスト教派が見たら目くじら立ててくる内容になっているんですな。
別に、イエス・キリストを貶めたつもりは無いんですがね。