[8月24日01:30.天候:晴 宮城県仙台市若林区○○ 愛原家の地下]
私は自分の実家の下に広がる地下通路で、ハンターα3匹と遭遇した。
尚、1匹については既に死亡していた。
通路の片一方は例の『お化け屋敷』に続いている一方で、もう片方がどこに続いているのかも気になった。
愛原:「よし。先に反対方向を見て来よう」
高橋:「はい」
私と高橋はマグライトとハンドガンを手に、『お化け屋敷』とは反対方向に歩いて行った。
因みに地下通路の大きさだが、幅は5メートルほど。
高さは3メートルほどあった。
愛原:「? これは……」
途中の壁に掛かっているのは、とある家族の集合写真。
それは私が昔、『お化け屋敷』を探検した時に発見したものとよく似ていた。
そして、そこには確かに『よちよち歩きの娘』も写っていた。
これがここにいるリサ……?
リサ:「ううっ!」
するとリサは両手で頭を抱えて倒れ込んだ。
やっぱりだ!
今、リサの頭の中では失われたはずの人間だった頃の記憶が蘇ろうとしている。
リサ:「頭が痛い……」
愛原:「無理に思い出さなくていいぞ。これは重要アイテムとして確保しておこう」
私はトレヴァー家の家族写真を入手した。
これは後で善場主任に引き渡そう。
更に先に進むと……。
ロボット:「IDガ確認デキナイ場合、不審者ト見做シマス」
ルンバを巨大化したようなロボットがやってきた。
高橋:「何スか、こいつ?」
移動はキャタピラー式になっている。
愛原:「恐らく警備ロボットだろう。この地下通路で眠っていたのかもな」
高橋:「なるほど」
ロボット:「IDガ確認デキナイ場合、不審者ト見做シマス」
愛原:「勝手にやってくれ。俺達は先に進む」
私達とロボットの横を通り過ぎようとした。
ロボット:「侵入者発見、侵入者発見。コレヨリ掃討フェーズニ移行シマス」
ロボットはそう言うと、ボディの両脇からマシンガンを出した。
高橋:「先生、危ない!」
愛原:「うぉっ!?」
タタタタタタタと昔の足踏み式ミシンのような音が地下通路内に響く。
リサ:「いたっ!」
しかも流れ弾がリサに当たってしまった!
だが、そこはBOW。
マシンガンが多少被弾したところで、殆どダメージは受けない。
当たった所は確かに出血するのだが、すぐに血は止まる。
ロボット:「侵入者ハ直チニ排除シマス」
高橋:「てめ、フザけんな!」
高橋がマグナムを構えてロボットに発砲する。
が、ロボットは何とジャンプして高橋の発砲を避けた。
高橋:「動くな!これじゃ当たんねー!」
しかもこのロボット、装備しているのはマシンガンだけではなかったようだ。
今度はマグナムと同じ型の銃口を出して、今度はそれで高橋を狙って来た。
高橋:「マネすんな!マグナムは俺の武器だぞ!」
リサ:「でやぁーっ!」
第一形態に変化しているリサ、鬼の力でロボットに体当たり。
リサ:「お、重い……!」
その後でロボットを持ち上げた。
うちの庭石くらいの大きさで、重さもそれなりにあるだろうに、それを持ち上げられるリサも凄い。
これが鬼形態のBOWの力。
愛原:「いいぞ、リサ!壁に叩き付けろ!」
リサはヒョイと壁に向かって叩きつけた。
だが、ロボットは見事に着地しただけだった。
高橋:「今だ!」
高橋がマグナムを発砲する。
それはロボットに被弾した。
被弾した所から火花が飛び散っている。
よし、効いてる!
愛原:「ん?」
しかも私はあるいい物を見つけた。
愛原:「あれだ!」
高橋:「先生!?」
ロボット:「ボディノ損傷ガ発生シマシタ。自己修復モードニ移行シマス」
私が見つけたのは消火栓。
愛原:「これで止めだ!」
私は起動ボタンを押した。
そしてホースを引っ張って、筒先をロボットに向ける。
愛原:「……。リサ!バルブを回してくれ!」
これ、1号消火栓じゃん!
2人で操作するタイプ!
要は1人がホースを持って火点に向かい、もう1人が消火栓のバルブを回す役。
私は近くにいたリサに言った。
リサ:「バルブってこれ!?」
愛原:「そうだ!思いっ切り回せ!」
ドゴン!という音がした。
高橋がロボットにもう一発放ったのだ。
何だか高橋のマグナムだけで倒せそうな勢いだが……。
高橋:「先生、サーセン!弾切れです!」
愛原:「そうくると思ったよ!」
リサがバルブを回し、水が勢い良く出てくる。
そしてその水を私はロボットに向けて放った。
ロボット:「!!!」
ある程度の防水にはなっているのだろうが、傷ついたボディの隙間から水が入ることまでは想定されていなかったらしい。
もちろん私はわざとロボットの傷ついた部分を狙って放水した。
そこから水が入り込んだことで、ロボットはショートした。
そして派手に部品をばら撒きながら爆発した。
愛原:「よっし、終了!リサ、水を止めてくれ」
リサ:「はーい!」
リサは今度はバルブを締めに行った。
そして、水が止まる。
高橋:「先生、さすがっスね!」
愛原:「警備員時代、何度も消火栓の訓練を受けたものだ。昔取った杵柄ってヤツだな」
高橋:「メモっておきます!」
愛原:「せんでいい」
すると私はロボットの破片から色々な物を見つけた。
愛原:「おい、高橋。これ、マグナムの弾じゃないか?」
ロボットはマグナムも装備していた。
だから未使用の弾も体内に貯蔵されていた。
高橋:「あっ、そうッスね」
愛原:「もらっとけもらっとけ」
高橋:「うっス」
ロボットから頂戴したのは未使用の銃弾だけではなかった。
愛原:「鍵だ。どこの鍵だ?」
見た目は普通の鍵。
しかし、どこかで使えるかもしれないので、これも頂戴しておくことにした。
そして、再び奥へ進む。
愛原:「行き止まりか」
途中で工事を中断したのだろうか。
壁や天井はコンクリートであるが、行き止まりの部分は土壁が剥き出しになっていた。
ここはどの辺りなのだろう?
私はスマホで位置情報を探ってみた。
愛原:「なるほど。この向こうは地下鉄東西線のトンネルだ。地下鉄ができたので、掘るのを諦めたか。って!」
地下鉄東西線の開通は東日本大震災以降だぞ?
もし私の推理が当たっているのなら、この通路はその時期に掘られたことになる。
よくよく見れば、コンクリートの壁は薄汚れてはいるものの、造られてから何十年も経っているようには見えない。
リサ:「先生、そこから上に上がれるみたいだよ」
リサは土壁の手前にある鉄製の梯子を指さした。
それ自体は何の変哲も無い梯子だ。
リサ:「ちょっと昇ってみるね」
愛原:「お、おい」
しかし、リサはスルスルと昇っていった。
黒いスカートの中に白い物が見えたので、またそれを隠す物を穿いていないらしい。
しばらくして戻って来た。
戻って来る時は、豪快に梯子の途中から飛び下りてくる。
愛原:「上はどうだった?」
リサ:「建物の中だった。だけど、何にも無い」
リサの話では空き店舗とか空き事務所のような所に出たとのことだった。
地図で見ると、貸店舗または貸事務所のような建物が確かにある。
どうやらまだ借り手が付いていないようだ。
高橋:「どうします、先生?」
愛原:「今度は反対側、『お化け屋敷』の方に行ってみよう」
高橋:「はい」
私達は反対方向に歩いて行くことにした。
私は自分の実家の下に広がる地下通路で、ハンターα3匹と遭遇した。
尚、1匹については既に死亡していた。
通路の片一方は例の『お化け屋敷』に続いている一方で、もう片方がどこに続いているのかも気になった。
愛原:「よし。先に反対方向を見て来よう」
高橋:「はい」
私と高橋はマグライトとハンドガンを手に、『お化け屋敷』とは反対方向に歩いて行った。
因みに地下通路の大きさだが、幅は5メートルほど。
高さは3メートルほどあった。
愛原:「? これは……」
途中の壁に掛かっているのは、とある家族の集合写真。
それは私が昔、『お化け屋敷』を探検した時に発見したものとよく似ていた。
そして、そこには確かに『よちよち歩きの娘』も写っていた。
これがここにいるリサ……?
リサ:「ううっ!」
するとリサは両手で頭を抱えて倒れ込んだ。
やっぱりだ!
今、リサの頭の中では失われたはずの人間だった頃の記憶が蘇ろうとしている。
リサ:「頭が痛い……」
愛原:「無理に思い出さなくていいぞ。これは重要アイテムとして確保しておこう」
私はトレヴァー家の家族写真を入手した。
これは後で善場主任に引き渡そう。
更に先に進むと……。
ロボット:「IDガ確認デキナイ場合、不審者ト見做シマス」
ルンバを巨大化したようなロボットがやってきた。
高橋:「何スか、こいつ?」
移動はキャタピラー式になっている。
愛原:「恐らく警備ロボットだろう。この地下通路で眠っていたのかもな」
高橋:「なるほど」
ロボット:「IDガ確認デキナイ場合、不審者ト見做シマス」
愛原:「勝手にやってくれ。俺達は先に進む」
私達とロボットの横を通り過ぎようとした。
ロボット:「侵入者発見、侵入者発見。コレヨリ掃討フェーズニ移行シマス」
ロボットはそう言うと、ボディの両脇からマシンガンを出した。
高橋:「先生、危ない!」
愛原:「うぉっ!?」
タタタタタタタと昔の足踏み式ミシンのような音が地下通路内に響く。
リサ:「いたっ!」
しかも流れ弾がリサに当たってしまった!
だが、そこはBOW。
マシンガンが多少被弾したところで、殆どダメージは受けない。
当たった所は確かに出血するのだが、すぐに血は止まる。
ロボット:「侵入者ハ直チニ排除シマス」
高橋:「てめ、フザけんな!」
高橋がマグナムを構えてロボットに発砲する。
が、ロボットは何とジャンプして高橋の発砲を避けた。
高橋:「動くな!これじゃ当たんねー!」
しかもこのロボット、装備しているのはマシンガンだけではなかったようだ。
今度はマグナムと同じ型の銃口を出して、今度はそれで高橋を狙って来た。
高橋:「マネすんな!マグナムは俺の武器だぞ!」
リサ:「でやぁーっ!」
第一形態に変化しているリサ、鬼の力でロボットに体当たり。
リサ:「お、重い……!」
その後でロボットを持ち上げた。
うちの庭石くらいの大きさで、重さもそれなりにあるだろうに、それを持ち上げられるリサも凄い。
これが鬼形態のBOWの力。
愛原:「いいぞ、リサ!壁に叩き付けろ!」
リサはヒョイと壁に向かって叩きつけた。
だが、ロボットは見事に着地しただけだった。
高橋:「今だ!」
高橋がマグナムを発砲する。
それはロボットに被弾した。
被弾した所から火花が飛び散っている。
よし、効いてる!
愛原:「ん?」
しかも私はあるいい物を見つけた。
愛原:「あれだ!」
高橋:「先生!?」
ロボット:「ボディノ損傷ガ発生シマシタ。自己修復モードニ移行シマス」
私が見つけたのは消火栓。
愛原:「これで止めだ!」
私は起動ボタンを押した。
そしてホースを引っ張って、筒先をロボットに向ける。
愛原:「……。リサ!バルブを回してくれ!」
これ、1号消火栓じゃん!
2人で操作するタイプ!
要は1人がホースを持って火点に向かい、もう1人が消火栓のバルブを回す役。
私は近くにいたリサに言った。
リサ:「バルブってこれ!?」
愛原:「そうだ!思いっ切り回せ!」
ドゴン!という音がした。
高橋がロボットにもう一発放ったのだ。
何だか高橋のマグナムだけで倒せそうな勢いだが……。
高橋:「先生、サーセン!弾切れです!」
愛原:「そうくると思ったよ!」
リサがバルブを回し、水が勢い良く出てくる。
そしてその水を私はロボットに向けて放った。
ロボット:「!!!」
ある程度の防水にはなっているのだろうが、傷ついたボディの隙間から水が入ることまでは想定されていなかったらしい。
もちろん私はわざとロボットの傷ついた部分を狙って放水した。
そこから水が入り込んだことで、ロボットはショートした。
そして派手に部品をばら撒きながら爆発した。
愛原:「よっし、終了!リサ、水を止めてくれ」
リサ:「はーい!」
リサは今度はバルブを締めに行った。
そして、水が止まる。
高橋:「先生、さすがっスね!」
愛原:「警備員時代、何度も消火栓の訓練を受けたものだ。昔取った杵柄ってヤツだな」
高橋:「メモっておきます!」
愛原:「せんでいい」
すると私はロボットの破片から色々な物を見つけた。
愛原:「おい、高橋。これ、マグナムの弾じゃないか?」
ロボットはマグナムも装備していた。
だから未使用の弾も体内に貯蔵されていた。
高橋:「あっ、そうッスね」
愛原:「もらっとけもらっとけ」
高橋:「うっス」
ロボットから頂戴したのは未使用の銃弾だけではなかった。
愛原:「鍵だ。どこの鍵だ?」
見た目は普通の鍵。
しかし、どこかで使えるかもしれないので、これも頂戴しておくことにした。
そして、再び奥へ進む。
愛原:「行き止まりか」
途中で工事を中断したのだろうか。
壁や天井はコンクリートであるが、行き止まりの部分は土壁が剥き出しになっていた。
ここはどの辺りなのだろう?
私はスマホで位置情報を探ってみた。
愛原:「なるほど。この向こうは地下鉄東西線のトンネルだ。地下鉄ができたので、掘るのを諦めたか。って!」
地下鉄東西線の開通は東日本大震災以降だぞ?
もし私の推理が当たっているのなら、この通路はその時期に掘られたことになる。
よくよく見れば、コンクリートの壁は薄汚れてはいるものの、造られてから何十年も経っているようには見えない。
リサ:「先生、そこから上に上がれるみたいだよ」
リサは土壁の手前にある鉄製の梯子を指さした。
それ自体は何の変哲も無い梯子だ。
リサ:「ちょっと昇ってみるね」
愛原:「お、おい」
しかし、リサはスルスルと昇っていった。
黒いスカートの中に白い物が見えたので、またそれを隠す物を穿いていないらしい。
しばらくして戻って来た。
戻って来る時は、豪快に梯子の途中から飛び下りてくる。
愛原:「上はどうだった?」
リサ:「建物の中だった。だけど、何にも無い」
リサの話では空き店舗とか空き事務所のような所に出たとのことだった。
地図で見ると、貸店舗または貸事務所のような建物が確かにある。
どうやらまだ借り手が付いていないようだ。
高橋:「どうします、先生?」
愛原:「今度は反対側、『お化け屋敷』の方に行ってみよう」
高橋:「はい」
私達は反対方向に歩いて行くことにした。
お疲れ様です!
台風9号、九州直撃せんで良かった
ホッと胸をなでおろしたのもつかの間、
やい10号
空気読め、͡コノヤロー
失礼、取り乱しました。
立秋を過ぎましてもなお厳しい暑さが続いております。
どうぞご自愛下さいますよう、心よりお願い申し上げます。
どんマイケル
それでも少なからず九州にも影響はあるでしょうから、んっ?さんの心配をしておきましょう。
で、10号は関西以西に影響ですか。
7月、8月と台風が来なかった分、9月以降はドカッとくるパティーンですかね。
台風が屋外に蔓延しているコロナウィルスを洗い流してくれることを期待していますよ。