坂吹死屍雄:
魔界の外れ、魔境の一部である妖狐の里出身の妖狐の少年。
人間換算年齢15歳。
元々は古老達より、異端者・追放者のレッテルを貼られていた威吹であるが、人間界や魔界での活躍が伝わり、坂吹のような少年達には却って憧れのヒーローのような存在だったらしい。
彼もまたそのうちの1人で、どのような選抜・推薦を受けたか不明だが、古老の1人に推薦状を作成してもらい、それでもって威吹の押し掛け弟子となる。
最近の若い妖怪は妖狐も含めて、なかなか人間を食らったことが無く、彼もまたその1人であり、威吹が世代間の違いを確認することの1つである(もっとも、齢4桁でやっと年長組に入れる妖狐族である為、まだ400歳ちょっとの威吹は中堅クラスか否かといったところである)。
かつての威波莞爾(カンジ)同様、修行に対する取り組みは真面目である。
魔界王国アルカディアの王都アルカディアシティの南端にあるサウスエンド地区(南端村)の更に外れの高台にある白麗神社にて、住み込みで修行している。
威吹を師匠として慕うのはもちろんのこと、その妻であるさくらについても、「禰宜様」と敬意を払う描写が見受けられる。
稲生にあっては最初、境内到着時に、悪い魔法使いだと誤認し、襲い掛かったこともある。
が、すぐに威吹の叱責を受けてからというもの、その命を受けて稲生を客人として扱う。
威吹がSクラスの霊力を持つ稲生を“獲物”にしたことに対し、とても羨望しており、稲生からその経緯についての話を目を輝かせて聞いていた。
高い霊力を誇る人間を“獲物”にすることは、里内でも大きなステータスになる為である。
容姿はまだ少年で成長期だからか稲生くらいの背丈で、白い肌に銀色の髪を腰まで伸ばし、それをポニーテールのようにまとめた銀狐である。
但し、威吹と被らないよう、第一形態の姿をしている。
妖狐の第一形態とは妖力を最低限まで抑えている状態であり、外見は狐耳は引っ込んで、代わりにエルフ耳が生えているという状態である。
また、透明の尻尾も第一形態では隠れていることが多い(霊感の強い人間が見れば透明の尻尾が見える)。
緑色の着物に焦げ茶色の袴をはき、妖刀と脇差を持っている。
緑色の着物は、かつて威吹が好んで着用していた色に合わせたものと思われる(威吹もまたマリアと同じく、稲生の高校生時代の制服を意識した色合いの着物を着用していた)。
普段は社務所の裏手に建ててある小屋に寝泊まりしているもよう。
客間に程近く、それで稲生の世話をしていた。
因みに坂吹という名前の少年妖狐は、既に作者の学生時代の作品に登場している。
威吹に代わる役回りを果たす大人の妖狐(名前失念)の弟子入りをし、“獲物”の主人公(稲生とはまた別)にも敬意を払うが、基本的に人間を見下しており、特に年下の人間にはイジメや嫌がらせをするなどしている。
それに対する手痛い罰の現証として、たまたま黒魔術にハマっていた少年に暴行するなどの蛮行を行うも、その少年に黒魔術で仕返しをされ、頭をかち割られて大量出血するという描写がある。
作者のノートには、『前頭部から血しぶきが勢い良く……』と書いてある。
それで蛮行が“獲物”にバレて激高され、師匠からも一時破門という厳しい処分が下された……というもの。
尚、『黒魔術によって、復讐相手の妖怪の頭をかち割る』というくだりはその後、“ユタと愉快な仲間たち”において、マリアが獄卒の蓬莱山鬼之助(愛称、キノ)に対して行うという流れに使っている。
イリーナからは使用を禁止されていたにも関わらず、怒りの余りに使用してしまい、すぐにバレて激しい叱責を受けた後、マスターの資格を剥奪されたという似たくだりになっている。
大昔のネタをアレンジして流用するのも、楽しいものであります。
魔界の外れ、魔境の一部である妖狐の里出身の妖狐の少年。
人間換算年齢15歳。
元々は古老達より、異端者・追放者のレッテルを貼られていた威吹であるが、人間界や魔界での活躍が伝わり、坂吹のような少年達には却って憧れのヒーローのような存在だったらしい。
彼もまたそのうちの1人で、どのような選抜・推薦を受けたか不明だが、古老の1人に推薦状を作成してもらい、それでもって威吹の押し掛け弟子となる。
最近の若い妖怪は妖狐も含めて、なかなか人間を食らったことが無く、彼もまたその1人であり、威吹が世代間の違いを確認することの1つである(もっとも、齢4桁でやっと年長組に入れる妖狐族である為、まだ400歳ちょっとの威吹は中堅クラスか否かといったところである)。
かつての威波莞爾(カンジ)同様、修行に対する取り組みは真面目である。
魔界王国アルカディアの王都アルカディアシティの南端にあるサウスエンド地区(南端村)の更に外れの高台にある白麗神社にて、住み込みで修行している。
威吹を師匠として慕うのはもちろんのこと、その妻であるさくらについても、「禰宜様」と敬意を払う描写が見受けられる。
稲生にあっては最初、境内到着時に、悪い魔法使いだと誤認し、襲い掛かったこともある。
が、すぐに威吹の叱責を受けてからというもの、その命を受けて稲生を客人として扱う。
威吹がSクラスの霊力を持つ稲生を“獲物”にしたことに対し、とても羨望しており、稲生からその経緯についての話を目を輝かせて聞いていた。
高い霊力を誇る人間を“獲物”にすることは、里内でも大きなステータスになる為である。
容姿はまだ少年で成長期だからか稲生くらいの背丈で、白い肌に銀色の髪を腰まで伸ばし、それをポニーテールのようにまとめた銀狐である。
但し、威吹と被らないよう、第一形態の姿をしている。
妖狐の第一形態とは妖力を最低限まで抑えている状態であり、外見は狐耳は引っ込んで、代わりにエルフ耳が生えているという状態である。
また、透明の尻尾も第一形態では隠れていることが多い(霊感の強い人間が見れば透明の尻尾が見える)。
緑色の着物に焦げ茶色の袴をはき、妖刀と脇差を持っている。
緑色の着物は、かつて威吹が好んで着用していた色に合わせたものと思われる(威吹もまたマリアと同じく、稲生の高校生時代の制服を意識した色合いの着物を着用していた)。
普段は社務所の裏手に建ててある小屋に寝泊まりしているもよう。
客間に程近く、それで稲生の世話をしていた。
因みに坂吹という名前の少年妖狐は、既に作者の学生時代の作品に登場している。
威吹に代わる役回りを果たす大人の妖狐(名前失念)の弟子入りをし、“獲物”の主人公(稲生とはまた別)にも敬意を払うが、基本的に人間を見下しており、特に年下の人間にはイジメや嫌がらせをするなどしている。
それに対する手痛い罰の現証として、たまたま黒魔術にハマっていた少年に暴行するなどの蛮行を行うも、その少年に黒魔術で仕返しをされ、頭をかち割られて大量出血するという描写がある。
作者のノートには、『前頭部から血しぶきが勢い良く……』と書いてある。
それで蛮行が“獲物”にバレて激高され、師匠からも一時破門という厳しい処分が下された……というもの。
尚、『黒魔術によって、復讐相手の妖怪の頭をかち割る』というくだりはその後、“ユタと愉快な仲間たち”において、マリアが獄卒の蓬莱山鬼之助(愛称、キノ)に対して行うという流れに使っている。
イリーナからは使用を禁止されていたにも関わらず、怒りの余りに使用してしまい、すぐにバレて激しい叱責を受けた後、マスターの資格を剥奪されたという似たくだりになっている。
大昔のネタをアレンジして流用するのも、楽しいものであります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます