[9月21日14:00.宮城県栗原市郊外 KR団秘密研究所 平賀太一、1号機のエミリー、鷲田警視、村中課長]
ボーカロイド達がライブで盛り上がろうとする中、自爆を免れたKR団の研究施設に警察の捜査が入っていた。
警戒と専門的知識の為に、平賀とエミリーも同行している。
「何て施設だ!あちこちに危険な罠が仕掛けられてやがる!」
「さすがはKR団の日本拠点の……最終地点ですね」
鷲田のボヤきに、平賀が冷静に答えた。
因みに、今まで命の危機に瀕するロボットとの戦いは無い。
エリオットは館内のバージョン3.0を、本当に旧館に全員集合させたようで、その残骸は全て旧館エントランスホールにあった。
エミリーのスキャナーにも、引っ掛かるロボットは今のところいない。
「こりゃ1度、停電させてみるか?そしたら、罠は作動しなくなるだろう?」
「警視、それじゃエレベーターまで動かなくなって、詰んじゃいますよ?」
村中がツッコミを入れる。
「むむ……。それもそうだな」
「いざとなったら、エミリーに何とかさせますから」
と、平賀。
「お任せ・ください」
先行するエミリーは振り向き、微笑を浮かべて言った。
新館では頭部の無い女性の死体を発見した。
「こりゃ、サイボーグだな。人間を改造したヤツの」
「まさか、井辺プロデューサーがやったのではあるまいな?そのショットガンで」
「警視、傷の具合からして、散弾銃ではなく、狙撃銃によるものと思われますよ。それも、使うのに相応の訓練が必要なくらいの。敷島社長はともかく、井辺プロデューサーに使えますかね?」
「いや多分、敷島さんでさえ、そんな狙撃銃は使えないと思いますけど?」
と、平賀は旧友の為に反論した。
「……そうか」
「これも証拠物件として押収だな。警視、この人間だかロボットだか扱いに困るのはどうしましょうね?」
「元は人間だったのだろう?だったら、荼毘に付すまで人間のホトケさん扱いでいいだろう」
「なるほど」
「そこにいるヤツみたいに、人の皮を被ったロボットだったら、扱いは楽なんだがな」
「失礼な。南里先生の遺作ですよ。それより早く、研究施設へ行きましょう」
「ああ、そうだな。研究施設へ下りるエレベーターは、この先だ」
井辺は旧館側にアクセスするエレベーターに乗ったが、警察が押さえた情報では新館側からもアクセスできるらしい。
エレベーターを起動させるのにも、仕掛けを解く必要があった。
「わざわざシリンダーを組み合わせなくてはならないとは……」
「建物自体も、違法建築で捜査しなくてはならんな……」
「こういう時、理系の知識のある博士が一緒にいてくれると助かりますよ」
「いや、簡単なパズルなんで」
しれっと応える平賀。
「いざとなったら、エミリーに計算させる方法もありますし」
「お任せ・ください」
「機械に任せてばかりいたのでは、却って人間がバカになってしまうな」
とにかく、起動させたエレベーターで地下研究所に降りた。
古めかしい造りの地上の洋館と違い、研究所は今風の造りである。
あきらかにこれがメインで、上の洋館はカムフラージュであることが分かる。
「因みに研究所は、井辺プロデューサーもそんなに探索はしていないようだな?」
「ええ。殆ど真っ直ぐ地上に逃げたようです」
「フム……」
「待って・ください」
「何だ?」
エミリーが苦い顔になって一行を止めた。
「物凄い・数の・センサーです」
「なに!?」
エミリーのスキャナーには、壁から天井から網の目に張り巡らされたセンサーが発見された。
「このまま・触れると・危険です」
「どこかで解除できないか?」
「ここにカードリーダーらしきものがあるが、カードキーがどこかに無いかな?」
と、鷲田。
「途中、いくつかあった部屋を探せば落ちているかもしれませんね」
「警備室のような物を探して、そこで解除できるかもしれませんよ?」
「できれば、両方見つかると良いがな」
「じゃあ、ます手近な部屋に入ってみましょう」
村中が何も書かれていない部屋の鉄扉を開けようとした時だった。
「村中課長、危険ですので、エミリーに開けさせてください」
「ん?そうか?」
「入った瞬間、いきなりダダダダダーっと撃たれても困るしな。このロボットなら機関銃で撃たれても平気なんだろう?」
「まあ、そうですね」
「では、開けてもら……!」
その時だった。
「!?」
黒いスモークの張られた廊下の窓を突き破って、赤い塗装が目立つロボットが襲い掛かって来た。
「うわっ!エミリー!」
「イエス!」
エミリーは近接戦を得意とする。
すぐにそのロボットに立ち向かい、
「はーっ!」
まるで柔道の投げ技のように、そのロボットを掴んで投げ飛ばした。
二足歩行のロボットは、それだけでは壊れず、立ち上がってヨロヨロと別の部屋のドアにぶつかる。
左腕がドアノブに引っ掛かり、そのドアを開けるような形になる。
と!
チュドーン!!
「!!!」
そのロボットが自爆した。
いや、自爆というか……。
「ドアが爆発した!?」
「い、いや、違う。ドアが爆発したんじゃない。そのドアに爆弾が仕掛けられていたんだ!」
「何ですって!?」
「こりゃマズいぞ。不用意にドアを開けようとしようものなら、我々の命がいくつあっても足りない」
「さすがのエミリーも、そう何度も爆発を受けて平気なほど化け物じゃないですよ」
困惑する村中と平賀。
しかし、鷲田は咳払いをした。
「それなら、私に良い考えがある。さっきのロボットの体内にあったのか、細長いワイヤーが見えるのだが……。それを持って来てくれ」
「エミリー」
「イエス」
エミリーは言われた通り、件の鉄塊と化したロボットの中から細長いワイヤーを引っ張り出した。
「これをドアノブに引っ掛け、離れた所から開ける。これなら直接、爆風を浴びることはあるまい?」
「なるほど。さすがは警視!」
「但し、実行役はカンベンだがな」
「それはエミリーにやらせます。……てか、誰が爆弾を……」
「エリオットのヤツ、こんなこともあろうかと思って、爆弾を仕掛けたのだろう。とんでもない悪人だ」
取りあえず、鷲田の案で平賀達は捜索を再開した。
爆発するドアとそうでないドアがあり、やはり爆発するドアの先には色々と警察が押収したいものがあった。
そして何とかKR団のカードキーを手に入れ、それでセキュリティを解除し、更に平賀達は奥に進むことができた。
ボーカロイド達がライブで盛り上がろうとする中、自爆を免れたKR団の研究施設に警察の捜査が入っていた。
警戒と専門的知識の為に、平賀とエミリーも同行している。
「何て施設だ!あちこちに危険な罠が仕掛けられてやがる!」
「さすがはKR団の日本拠点の……最終地点ですね」
鷲田のボヤきに、平賀が冷静に答えた。
因みに、今まで命の危機に瀕するロボットとの戦いは無い。
エリオットは館内のバージョン3.0を、本当に旧館に全員集合させたようで、その残骸は全て旧館エントランスホールにあった。
エミリーのスキャナーにも、引っ掛かるロボットは今のところいない。
「こりゃ1度、停電させてみるか?そしたら、罠は作動しなくなるだろう?」
「警視、それじゃエレベーターまで動かなくなって、詰んじゃいますよ?」
村中がツッコミを入れる。
「むむ……。それもそうだな」
「いざとなったら、エミリーに何とかさせますから」
と、平賀。
「お任せ・ください」
先行するエミリーは振り向き、微笑を浮かべて言った。
新館では頭部の無い女性の死体を発見した。
「こりゃ、サイボーグだな。人間を改造したヤツの」
「まさか、井辺プロデューサーがやったのではあるまいな?そのショットガンで」
「警視、傷の具合からして、散弾銃ではなく、狙撃銃によるものと思われますよ。それも、使うのに相応の訓練が必要なくらいの。敷島社長はともかく、井辺プロデューサーに使えますかね?」
「いや多分、敷島さんでさえ、そんな狙撃銃は使えないと思いますけど?」
と、平賀は旧友の為に反論した。
「……そうか」
「これも証拠物件として押収だな。警視、この人間だかロボットだか扱いに困るのはどうしましょうね?」
「元は人間だったのだろう?だったら、荼毘に付すまで人間のホトケさん扱いでいいだろう」
「なるほど」
「そこにいるヤツみたいに、人の皮を被ったロボットだったら、扱いは楽なんだがな」
「失礼な。南里先生の遺作ですよ。それより早く、研究施設へ行きましょう」
「ああ、そうだな。研究施設へ下りるエレベーターは、この先だ」
井辺は旧館側にアクセスするエレベーターに乗ったが、警察が押さえた情報では新館側からもアクセスできるらしい。
エレベーターを起動させるのにも、仕掛けを解く必要があった。
「わざわざシリンダーを組み合わせなくてはならないとは……」
「建物自体も、違法建築で捜査しなくてはならんな……」
「こういう時、理系の知識のある博士が一緒にいてくれると助かりますよ」
「いや、簡単なパズルなんで」
しれっと応える平賀。
「いざとなったら、エミリーに計算させる方法もありますし」
「お任せ・ください」
「機械に任せてばかりいたのでは、却って人間がバカになってしまうな」
とにかく、起動させたエレベーターで地下研究所に降りた。
古めかしい造りの地上の洋館と違い、研究所は今風の造りである。
あきらかにこれがメインで、上の洋館はカムフラージュであることが分かる。
「因みに研究所は、井辺プロデューサーもそんなに探索はしていないようだな?」
「ええ。殆ど真っ直ぐ地上に逃げたようです」
「フム……」
「待って・ください」
「何だ?」
エミリーが苦い顔になって一行を止めた。
「物凄い・数の・センサーです」
「なに!?」
エミリーのスキャナーには、壁から天井から網の目に張り巡らされたセンサーが発見された。
「このまま・触れると・危険です」
「どこかで解除できないか?」
「ここにカードリーダーらしきものがあるが、カードキーがどこかに無いかな?」
と、鷲田。
「途中、いくつかあった部屋を探せば落ちているかもしれませんね」
「警備室のような物を探して、そこで解除できるかもしれませんよ?」
「できれば、両方見つかると良いがな」
「じゃあ、ます手近な部屋に入ってみましょう」
村中が何も書かれていない部屋の鉄扉を開けようとした時だった。
「村中課長、危険ですので、エミリーに開けさせてください」
「ん?そうか?」
「入った瞬間、いきなりダダダダダーっと撃たれても困るしな。このロボットなら機関銃で撃たれても平気なんだろう?」
「まあ、そうですね」
「では、開けてもら……!」
その時だった。
「!?」
黒いスモークの張られた廊下の窓を突き破って、赤い塗装が目立つロボットが襲い掛かって来た。
「うわっ!エミリー!」
「イエス!」
エミリーは近接戦を得意とする。
すぐにそのロボットに立ち向かい、
「はーっ!」
まるで柔道の投げ技のように、そのロボットを掴んで投げ飛ばした。
二足歩行のロボットは、それだけでは壊れず、立ち上がってヨロヨロと別の部屋のドアにぶつかる。
左腕がドアノブに引っ掛かり、そのドアを開けるような形になる。
と!
チュドーン!!
「!!!」
そのロボットが自爆した。
いや、自爆というか……。
「ドアが爆発した!?」
「い、いや、違う。ドアが爆発したんじゃない。そのドアに爆弾が仕掛けられていたんだ!」
「何ですって!?」
「こりゃマズいぞ。不用意にドアを開けようとしようものなら、我々の命がいくつあっても足りない」
「さすがのエミリーも、そう何度も爆発を受けて平気なほど化け物じゃないですよ」
困惑する村中と平賀。
しかし、鷲田は咳払いをした。
「それなら、私に良い考えがある。さっきのロボットの体内にあったのか、細長いワイヤーが見えるのだが……。それを持って来てくれ」
「エミリー」
「イエス」
エミリーは言われた通り、件の鉄塊と化したロボットの中から細長いワイヤーを引っ張り出した。
「これをドアノブに引っ掛け、離れた所から開ける。これなら直接、爆風を浴びることはあるまい?」
「なるほど。さすがは警視!」
「但し、実行役はカンベンだがな」
「それはエミリーにやらせます。……てか、誰が爆弾を……」
「エリオットのヤツ、こんなこともあろうかと思って、爆弾を仕掛けたのだろう。とんでもない悪人だ」
取りあえず、鷲田の案で平賀達は捜索を再開した。
爆発するドアとそうでないドアがあり、やはり爆発するドアの先には色々と警察が押収したいものがあった。
そして何とかKR団のカードキーを手に入れ、それでセキュリティを解除し、更に平賀達は奥に進むことができた。
ま、無かった事にして、今日はSRについて考えたいと思うw
SRの大宮公園延伸などと妄想をきのう言ってみたが、もちろん実現不可能である。現状では岩槻延伸さえ怪しい。SRも岩槻区もボンビーだからだ。しかも東武的にも野田線で地域のシェア独占したいから協力しないわなw
せめて埼スタまでは伸ばせよとは誰もが思うが、それをやるとレッズサポが浦和美園をスルーしてしまうので、イ○ンなどの謀略により打止めなのであるw
現実では詰んでるSRが悲惨なので、せめて妄想でだけでも大宮公園延伸を実現させたいと思う。ようするに「ぼくがかんがえたてつどう」である。もちろん路線は不自然な急カーブを描いて大宮公園にアポ無しするぜw
SR8・浦和美園(駅カラーは緑区グリーン。浦和区じゃねえんだから、みどりニュータウンとかに改名してもいいや)
SR9・埼玉スタジアム(カラーはレッズレッド。改札はおのずとレッズ側になりアウェイサポには試練の駅)
SR10・代山(ブレザーネイビー。レッズサポだけでなく浦学関係者も美園をスルーさせようという嫌がらせ駅)
SR11・東新井(見沼区ブルー。なんにもない所だがこの辺で中間駅をとりあえず設置しとけ)
SR12・大宮球場前(天然芝グリーン。浦学野球部の移動がスムーズになり、これでますます強くなってしまう)
SR13・大宮公園(大宮オレンジ。どうせなら無駄に豪華な駅ビル高架2面4線にして、借金も豪華に)
う~む、レジャーはともかく通勤には遠回りであまり使えそうもない路線だが、顕正は一発で都心に行けて便利になるなw
ついでだからメタボのために盆栽町延伸(SR14・盆栽町・盆栽グリーン)も考えたが、あそこは高級住宅地だから鉄利用が期待できね~やw
東新井は国際興業バスや東武バスが向かう"東新井団地"があるので、意外と需要があるかもですよ。
しかし延伸したらしたで、今度はそろそろ急行運転なども考えないといけませんな。
どうせメトロ南北線内はもちろん、その先の東急線内も各停オンリーですから。
武蔵小杉から浦和美園までのロードは地獄でした。
新しい応援先の職場では、正勤者は40代前後の独身男女ばかりだが、みんな生き生きとしている。
翻って今の正勤職場は、特に家族持ちが悲惨だ。
40代の隊長など小学生の息子さんがイジメ問題に直面して、その対応に苦慮しておられるようだし、60代の副隊長は、休みでも奥さんに色々と用事を言い付けられて大変らしい。
これが"となりの沖田くん"なら、都合良く仏法でもって悩みを解決させ、御受誡に導いてめでたしめでたしとなるところだが、現実はそうはいかない。
何故なら、私自身に折伏する気が無いからだ。
ほとんど放置プレイ。
まあ、頑張ってくれたまえ。
仏縁があれば、私よりずっと信心と慈悲に厚い信徒さんが代わりに折伏してくれよう……。
まあ、どうせ断るだろうけど。