[2月10日15時30分 天候:晴 東京都墨田区菊川2丁目 愛原学探偵事務所2階]
リサ「ただいまぁ」
リサが学校から帰って来た。
愛原「お帰り。今日も無事だったな」
リサ「わたしがいる限り、学校は平和」
リサ、大きく頷く。
高橋「恐怖政治だろ、どうせw」
リサ「ム!」
バチッ
高橋「いっでっ!」
リサ、高橋に静電気を放つ。
リサ「それより先生」
愛原「何だ?」
リサはスカートを捲り上げた。
その下は緑色のブルマを穿いている。
今日は体育でも、あったのだろうか。
リサ「ブルマのここに、自分の名前入りの刺繍を入れるってアリかな?」
リサはブルマのタグの下辺りを指さしながら言った。
愛原「リサ、お前……」
リサ「前にエレンが送って来たブルマがあったでしょ?あれ、エレンの名前が刺繍されてた。自分専用って感じがしていい。一応、聞いてみた」
愛原「一応って何だよ?」
リサ「先生の動画、履歴に『名前入り刺繍ブルマ』と『ブルマの名前の刺繍を入れてみた』とか色々あったから、興味あるかなぁと思って」
高橋「先生……」
パール「さっきから刺繍って、そういうことでしたか」
愛原「ち、違ーう!!」
リサ「先生、無理しなくていいんだよ」
リサはニヤけた笑いを浮かべた。
口元からは牙が覗いている。
リサ「わたしもエレンのブルマを見て、『こういうのもアリか』って思ってたからね」
愛原「そ、そうか……。それしても、どうして絵恋はそうしたんだろうな?」
リサ「元々沖縄中央学園だと、ブルマやジャージに自分の名前……苗字入りの刺繍をすることになってたみたいだよ。今のジャージにもそうしてるって」
愛原「そうなんだ」
リサ「『しかもその方が、リサさんにあげたブルマ、私のだってすぐに分かるでしょお?』だって」
愛原「あー、まあ確かに。それでリサも真似したくなったってわけだ」
リサ「それと、先生が好きそうだからw」
愛原「それはもういい!」
高橋「あー……先生の御命令なら承りますよ」
パール「わ、私も先生の御命令とあらば……。御嬢様からも、そのように言い付けられておりますし……」
愛原「無理はしなくていいよ」
高橋「いえ、大丈夫っス」
パール「私もです。どうせ週末は、今のところ予定も無いですし」
リサ「まずはこのブルマに刺繍入れて」
高橋「洗ってからにしろ!」
愛原「リサ。東京中央学園では、体操服に刺繍を入れないだろ?」
リサ「入れないね」
愛原「それは学校の体育で使っているものだろう?それなら、それに刺繍は止めといた方がいいんじゃないかな?」
高橋「そ、そうか……」
愛原「お前がプライベートで穿いているヤツにしとけよ」
リサ「分かった」
リサは大きく頷いた。
愛原「悪いがリサの為だ。何とか頼めないか?」
高橋「分かりました。先生の為です」
パール「確かリサさんのブルマ、学校用以外だと3着くらいありましたか」
愛原「紺色が2着、エンジが1着だな。サイズが合わなくなって穿かなくなったヤツは除いていいぞ」
高橋「分かりました」
愛原「ということでいいな、リサ?」
リサ「うん!」
愛原「悪いけど、明日空いてる時間でよろしく」
高橋「了解です」
その時、玄関のインターホンが鳴った。
パールが応対する。
パール「はい。愛原学探偵事務所です」
郵便配達員「郵便です。レターパック1通お願いします」
パール「少々お待ちください」
高橋「俺が行ってくるよ」
パール「あ、そう」
愛原「リサも部屋に戻ったら?テスト勉強しないといけないだろ?」
リサ「そうだった」
高橋とリサは、一緒に階段の方に向かった。
高橋は1階に下りたし、リサは4階まで上っただろうか。
高橋「先生……」
しばらくして、高橋が戻って来た。
手には、受け取りの際に受領印を必要とする赤いレターパックプラスがある。
愛原「どうした?」
高橋「何かこれ……。差出人が先生の伯父さんになってるんスけど……」
愛原「は?!」
私は高橋からレターパックを受け取った。
宛先この事務所の私宛。
そして、差出人は確かに公一伯父さんになっていた。
しかも、手書きである。
愛原「ま、マジか!」
私はすぐに善場主任に電話を掛けた。
この時間なら、まだデイライトは就業時間中だからである。
善場「はい、善場です」
愛原「善場主任、愛原です」
私は今しがた、公一伯父さんからレターパックが届いたことを伝えた。
善場「本当ですか!?すぐ、そちらに伺います!まだ、開封はしないでください!」
とのことだった。
[同日16時30分 天候:晴 愛原学探偵事務所2階]
そろそろ外も暗くなろうかという時、善場主任がやってきた。
防犯カメラを見ると、1階のガレージに黒塗りのアルファードが入庫してきたのが分かった。
善場「愛原所長、善場です」
愛原「はい、どうぞ。エレベーターで上がってきてください」
善場主任が単独でエレベーターに乗って来た。
そして、2階の事務所にやってくる。
善場「所長、レターパックというのは?」
愛原「これです!」
私は主任にレターパックを渡した。
まずは表面を見る。
善場「手書きですか。これは容疑者の字で間違い無いですか?」
愛原「恐らくは……。実はあまり、伯父さんの筆跡をあまり見たことがなくて……。伯母さんなら、よく分かるかもしれません」
善場「分かりました。それでは、開封しても宜しいですか?」
愛原「どうぞ。一応、品名はSDカードとありますね」
善場「恐らく、何かの画像もしくは動画データを送って来たのでしょう」
善場主任はレターパックを開封した。
中にはプチプチで梱包されたSDカードが入っていた。
すぐに私が事務所のパソコンで、その中身を確認するることにした。
そこにあったのは、動画だった。
何の動画だったかというと……。
リサ「ただいまぁ」
リサが学校から帰って来た。
愛原「お帰り。今日も無事だったな」
リサ「わたしがいる限り、学校は平和」
リサ、大きく頷く。
高橋「恐怖政治だろ、どうせw」
リサ「ム!」
バチッ
高橋「いっでっ!」
リサ、高橋に静電気を放つ。
リサ「それより先生」
愛原「何だ?」
リサはスカートを捲り上げた。
その下は緑色のブルマを穿いている。
今日は体育でも、あったのだろうか。
リサ「ブルマのここに、自分の名前入りの刺繍を入れるってアリかな?」
リサはブルマのタグの下辺りを指さしながら言った。
愛原「リサ、お前……」
リサ「前にエレンが送って来たブルマがあったでしょ?あれ、エレンの名前が刺繍されてた。自分専用って感じがしていい。一応、聞いてみた」
愛原「一応って何だよ?」
リサ「先生の動画、履歴に『名前入り刺繍ブルマ』と『ブルマの名前の刺繍を入れてみた』とか色々あったから、興味あるかなぁと思って」
高橋「先生……」
パール「さっきから刺繍って、そういうことでしたか」
愛原「ち、違ーう!!」
リサ「先生、無理しなくていいんだよ」
リサはニヤけた笑いを浮かべた。
口元からは牙が覗いている。
リサ「わたしもエレンのブルマを見て、『こういうのもアリか』って思ってたからね」
愛原「そ、そうか……。それしても、どうして絵恋はそうしたんだろうな?」
リサ「元々沖縄中央学園だと、ブルマやジャージに自分の名前……苗字入りの刺繍をすることになってたみたいだよ。今のジャージにもそうしてるって」
愛原「そうなんだ」
リサ「『しかもその方が、リサさんにあげたブルマ、私のだってすぐに分かるでしょお?』だって」
愛原「あー、まあ確かに。それでリサも真似したくなったってわけだ」
リサ「それと、先生が好きそうだからw」
愛原「それはもういい!」
高橋「あー……先生の御命令なら承りますよ」
パール「わ、私も先生の御命令とあらば……。御嬢様からも、そのように言い付けられておりますし……」
愛原「無理はしなくていいよ」
高橋「いえ、大丈夫っス」
パール「私もです。どうせ週末は、今のところ予定も無いですし」
リサ「まずはこのブルマに刺繍入れて」
高橋「洗ってからにしろ!」
愛原「リサ。東京中央学園では、体操服に刺繍を入れないだろ?」
リサ「入れないね」
愛原「それは学校の体育で使っているものだろう?それなら、それに刺繍は止めといた方がいいんじゃないかな?」
高橋「そ、そうか……」
愛原「お前がプライベートで穿いているヤツにしとけよ」
リサ「分かった」
リサは大きく頷いた。
愛原「悪いがリサの為だ。何とか頼めないか?」
高橋「分かりました。先生の為です」
パール「確かリサさんのブルマ、学校用以外だと3着くらいありましたか」
愛原「紺色が2着、エンジが1着だな。サイズが合わなくなって穿かなくなったヤツは除いていいぞ」
高橋「分かりました」
愛原「ということでいいな、リサ?」
リサ「うん!」
愛原「悪いけど、明日空いてる時間でよろしく」
高橋「了解です」
その時、玄関のインターホンが鳴った。
パールが応対する。
パール「はい。愛原学探偵事務所です」
郵便配達員「郵便です。レターパック1通お願いします」
パール「少々お待ちください」
高橋「俺が行ってくるよ」
パール「あ、そう」
愛原「リサも部屋に戻ったら?テスト勉強しないといけないだろ?」
リサ「そうだった」
高橋とリサは、一緒に階段の方に向かった。
高橋は1階に下りたし、リサは4階まで上っただろうか。
高橋「先生……」
しばらくして、高橋が戻って来た。
手には、受け取りの際に受領印を必要とする赤いレターパックプラスがある。
愛原「どうした?」
高橋「何かこれ……。差出人が先生の伯父さんになってるんスけど……」
愛原「は?!」
私は高橋からレターパックを受け取った。
宛先この事務所の私宛。
そして、差出人は確かに公一伯父さんになっていた。
しかも、手書きである。
愛原「ま、マジか!」
私はすぐに善場主任に電話を掛けた。
この時間なら、まだデイライトは就業時間中だからである。
善場「はい、善場です」
愛原「善場主任、愛原です」
私は今しがた、公一伯父さんからレターパックが届いたことを伝えた。
善場「本当ですか!?すぐ、そちらに伺います!まだ、開封はしないでください!」
とのことだった。
[同日16時30分 天候:晴 愛原学探偵事務所2階]
そろそろ外も暗くなろうかという時、善場主任がやってきた。
防犯カメラを見ると、1階のガレージに黒塗りのアルファードが入庫してきたのが分かった。
善場「愛原所長、善場です」
愛原「はい、どうぞ。エレベーターで上がってきてください」
善場主任が単独でエレベーターに乗って来た。
そして、2階の事務所にやってくる。
善場「所長、レターパックというのは?」
愛原「これです!」
私は主任にレターパックを渡した。
まずは表面を見る。
善場「手書きですか。これは容疑者の字で間違い無いですか?」
愛原「恐らくは……。実はあまり、伯父さんの筆跡をあまり見たことがなくて……。伯母さんなら、よく分かるかもしれません」
善場「分かりました。それでは、開封しても宜しいですか?」
愛原「どうぞ。一応、品名はSDカードとありますね」
善場「恐らく、何かの画像もしくは動画データを送って来たのでしょう」
善場主任はレターパックを開封した。
中にはプチプチで梱包されたSDカードが入っていた。
すぐに私が事務所のパソコンで、その中身を確認するることにした。
そこにあったのは、動画だった。
何の動画だったかというと……。
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