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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

音楽座 『シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ』

2012年04月16日 | お出かけ

福岡市民劇場4月例会で音楽座のミュージカル、「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」を観劇しました。

Photo <ポスター>

日本のミュージカルは翻訳ミュージカルが主流らしく、そんな中で日本人による日本語のオリジナルミュージカルの傑作として生まれたのが、今回の『シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ』のようです。そして、この作品は初演から既に20年経っていて、日本のミュージカル界が到達したレベルを確かめる事のできる作品との評価なのだそうです。

私は何となくミュージカルは苦手なので、せっかく例会に選ばれているのだし、と思いながらの観劇でしたが、歌とダンスと演劇が一体となった舞台で、なかなか見ごたえがありました。

ダンスの動きの一つ一つに切れと迫力があり、役者さん達の熱気が伝わって来ました。主役の佳代役の高野菜々さんの透き通る張りのある歌声は舞台を引き締め、観客を魅了しているようでした。又彼女の元気な関西弁もすばらしく、これからが楽しみな役者さんだと感じました。

ただ、私の理解不足から、地球から遠く離れたラス星のラス星人が登場するあたりのストーリーが今ひとつ飲み込めず、このミュージカルのテーマ「愛と生命の尊厳」がうまく伝わって来ないのが心残りでしたが...。

舞台終了後、役者さん達が観客に挨拶される為、会場入り口付近に扮装のまま並ばれましたが、どの役者さんも引き締った体型、物腰で、彼らの日頃の鍛錬がうかがわれました。

上の写真のポスターはこのミュージカルの初演ポスターで、佐藤晃二氏デザインによるものだそうです。その原画はMoMA(ニューヨーク近代美術館)のポスターコンペで一席を獲得。以来、同美術館にパーマネントコレクションとして所蔵されているとのことです。佐藤氏が作品に込めたのは、「掌にある宇宙、指から宇宙につながる光」というイメージなのだそうです。

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