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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

てくてく歩きのパリ ~サン・ルイ島からムフタ―ル通りへ~

2019年12月07日 |    パリ(2019)

ジヴェルニーに行った日の午後、サン・ルイ島のベルティヨンへ行き、その後ムフタ―ル通りを散策しました。

サン・ルイ島を東西に走るメイン通りのサン・ルイ・アン・リル通り(メイン通りにしては狭い通りですが)を通って島の西端にあるアイスクリームの名店ベルティヨンに行ってみました。サン・ルイ島は観光客もある程度はいましたが、静かな所だなという印象を持ちました。それはシテ島と違って行政機関や観光名所が無く、高級住宅地という場所柄だからでしょうね。
<マリー橋から見たサン・ルイ島>
<サン・ルイ・アン・リル通り>

ベルティヨンのアイスクリームを濃厚なお味と表現する人が多い様ですが、フランボワーズ味を初めて食した時、甘味が割合少なくスッキリしたお味だな~と思いました。個々の感じ方の違いは大きい様ですね。
<アイスクリームのベルティヨン>

アイスクリームを食しながらサン・ルイ橋からシテ島を見ると4月に火災にあったノートルダム寺院の後陣が見えました。修復作業が行われている様でしたが痛々しい感じがしましたね。寺院の周りにはフェンスがしてあり近づけませんでしたが、ファサード部分はそれ程の損傷は無い様でした。

ムフタ―ル通りは古代ローマ時代からある通りらしく、パリを紹介する番組などによく出てきます。この通りはコントスカルプ広場辺りから始まり、この広場の中心には噴水がありますが私が訪ねた時は水は流れていませんでした。広々とした広場ではありませんが、周りには沢山のカフェやレストランが軒を連ね、噴水の周りのベンチには大勢の人々が憩っていて、中にはギターなどを弾ている人もいましたね。近くにソルボンヌ大学があるためか、学生らしき人も多く非常に活気がある広場でした。
<コントスカルプ広場>

ムフタ―ル通りは5~600mの長さの通りで、道幅が広い通りではありませんが道の両側にはびっしり小さなお店がひしめき、やはりカフェやレストランなど食べ物関係のお店が多かったですね。
<パリの道路標示板>
<ムフタ―ル通り>
<ムフタ―ル通り>

こんなお店もありましたよ。日本食店らしいですが、店主が日本人かどうかは入ってみるまで判りません。パリに日本食のお店は多いですが、日本人ではないアジア人がやっているお店も多い様に思います。そんなお店に入ってしまうと、「なんか違うな~」ってガッカリしますけどね(^-^)
<日本食の店>

通りの中程まで行くと緩やかな下り坂になって来ます。道行く人々は地元の方々が多い様でパリの下町といった雰囲気です。下に行くにしたがって果物屋、野菜屋、魚屋などがチラホラ現れパリの日常が垣間見えてきます。

最後に噴水のある広場に出ました。多分、この広場のカフェは周りのお店のオープンカフェになっているのでしょう、カフェテーブルは満席でビックリする程多くの方々が憩っておられました。
<噴水>
<広場のカフェ>

ムフタ―ル通りはコントスカルプ広場の噴水で始まり、この広場の噴水で終わる通りの様ですね。活気に満ちたこの通りを散策して、パリの方々の日頃の暮らしをチラッとでも覗くことが出来たし、パリの下町情緒(?)も味わえたしで嬉しい気持ちでこの通りを後にしました。

帰りにホテル近くのサントノレ通り東端にある白い陶器のお店「アスティエ・ド・ヴィラッド」に寄り、子供達へのお土産や自分用、プレゼント用にデザインの違う6枚の白いお皿を買い求めました。日本に帰ってプレゼント用を除く4枚の中から好きなのを選ぶように子供達に言ったところ、下の写真のお皿が残りこれが私用になりました。私はこれをネックレスなどを一時的に入れておくトレーにしようかなと思っています(^-^)