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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

秋の東北紅葉狩り ~奥入瀬渓流散策~

2018年11月16日 |    東北(2018)

蔦沼から奥入瀬渓流への道筋は見事な紅葉で、車も少なかったのでゆっくり走行しました。この辺りはブナが多いのでしょうか、黄葉の紅葉は素晴しいものでした。


割合早くホテルに着いたので荷物だけ置いて、早速奥入瀬渓流を散策しました。奥入瀬渓流とは十和田湖畔の子の口から太平洋に流れ出る奥入瀬川(相坂川)の、子の口から焼山までの約14kmをいうようです。

14kmのうち私達が散策したのは、奥入瀬らしい景観美が始まる「石の戸」から「雲井の滝」までの約4㎞でした。この辺りは奥入瀬渓流の見どころが集まる中流域で、ホテルが出してくれるシャトルバスに乗って「石の戸」まで行き、渓流散策を楽しみました。

日曜日でしたので、ホテルのシャトルバスなど限られた車しか車道を通れないらしく、深い原生林の中を流れる渓流の水音と、散策している人々の話声しか聞こえない静かな奥入瀬でした。

渓流に沿って流れとほぼ同じ高さに車道と遊歩道が作られているので、尾根や山腹の道から渓谷を眺めるのとは又趣きの異なった景観を味わうことが出来ます。また流れが速いところ、緩やかなところと次々に変化していき、散策していて飽きることがありませんでした。
<速い流れ>
<緩やかな流れ>

下の写真は、激流が岩にぶつかり砕ける奥入瀬で一番人気の名所「阿修羅の流れ」と水量豊かで美しい滝「雲井の滝」です。
<阿修羅の流れ>
<雲井の滝>

10年位前に「東北の夏祭り」ツアーに参加した時も奥入瀬を散策しましたが、その時は奥入瀬の中流域の更に一部の400m~500mしか歩かなかったので、奥入瀬の素晴しさを今回ほど感じることは無かった様に思います。深い原生林と所々に現れる苔むした岩の風情、渓流の様々な表情、渓流と滝が作り出す景観には他では見られない趣きがあり素晴しいな~と感じます。