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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

「令和」の幕開けと安定的天皇制維持について

2019年05月01日 | つれづれ

皇太子さまが新天皇に即位され、「令和」の時代の幕が上がりました。この時代はどんな時代になるのでしょうか。新しい時代への期待と一抹の不安を感じながら、この日を迎えました。

思えば新天皇がお生まれになられた日のことを、何故かよく憶えています。私は小学6年生で丁度卒業式の練習があっていた日でした。外から教室に戻ってきた友達が、「先程、皇子様がお生まれになったよ」と教えてくれたのです。あれから59年の歳月が流れたのかと思うと感慨深いですね。

誕生以来、将来の天皇として育てられ、ご自分を律してこられた新天皇ですから、きっと立派な天皇陛下になられることと思います。そして新天皇陛下には、長生きされ、近代の明治、大正、昭和の天皇のように、その命のつきるまで天皇でいて頂きたく思います(高齢になられ公務がお出来にならなければ摂政をおく)

今回の様な生前退位は、天皇制を不安定化させるという意味において、又二重権威という意味においても、感心しません。現に週刊誌などに早くも、新天皇に早期退位勧告などの記事が出ています(天皇陛下にその様なことを、誰が言えるのか不思議ですが...)。


お代替わりだからでしょうか、週刊誌やユーチューブでは「愛子天皇待望論」などを時々見かけます。私は天皇は男子でなくてはだめだとか、また反対に愛子天皇待望論を支持するわけではありませんが、天皇は男子のみというのは現代において、無理がある様に思います。

というのは側室制度がない現代において、天皇を男子に限ると、皇統が直系ではなく傍系に替ったり、又次でもさらにその傍系に替ったりと、皇統の入れ替わりが度々おこるので、天皇制自体が不安定になり、よろしくないのではと思います。

なので安定的天皇制維持の為にも、男女どちらでも直系の第一子が天皇になる、とすべきだと思います。戦前は天皇は軍人だったので、女性では無理だと思いますが、現代では象徴という位置づけなので、まったく問題はないと思います。
そして生まれ落ちた時から将来の天皇としての帝王教育を受けられた、その様な方を天皇として仰ぎたく思います。

「令和」という元号は万葉集の「梅花の歌三十ニ首」の序文から引用されたそうですが、厳しい寒さの中で咲き始める梅の花の様に、「令和」が明日への希望を咲かせる時代になってほしいと思います。