今年も残り少なくなってまいりました。
特に今年は毎日を忙しく過ごしていたので、時間が過ぎるのが速く感じられ、
あっという間の一年でした。
ブログの話題を考える時間もあまりありませんが、
今日は、先日訪れた角島の続きを綴ってみようと思います。
角島から日本海沿いに車で北へ4、50分移動すると仙崎という町に着きます。
仙崎というと、皆様何を思い浮かべられるでしょうか?
福岡市に住む私などは、真っ先に仙崎かまぼこが思い浮かんできます。
海上アルプスとも呼ばれる青海島を、
思い浮かべられる方もいらっしゃるでしょう。
それはその通りなのですが、
先日、約30年ぶりに仙崎を訪れて感じたことは、
この町が童謡詩人金子みすゞの町として、知られる様になって来たことです。
もちろん、それには行政の後押しや地域の方々の後援あってこそでしょうが、
立派な「金子みすゞ記念館」が出来、
彼女の実家跡には彼女が店番をしていたと言われる、
書店「金子文英堂」が復元されていました。
そして、金子みすゞ関係の施設が建っている前の通りは、
「みすゞ通り」と呼ばれているそうです。
<みすゞ通り>
私達が「金子文英堂」を訪れた12月10日は、
金子みすゞの月命日だったらしく、
近くの保育園の園児たちが、彼女の詩に曲を付けた歌を披露してくれました。
絣の着物姿で歌ってくれましたが、
とても上手でキッチリした感じで感心しました。
観光客も沢山おられ、皆様大きな拍手をおくられていましたね。
彼女の月命日には毎月このような行事をされているそうです。
「金子みすゞ記念館」の売店で、
彼女の代表昨、「わたしと ことりと すずと」や、
その他九篇の詩が収録されている、
こんな絵本を、孫と読もうと買って帰りました。
絵本の最後に、この本の監修者のこんな言葉が書かれていました。
(みんなちがって、みんないい。)誰もが生まれただけで100点満点です!
何だかほっとしますね。