日々の暮らしに輝きを!

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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

仙崎は金子みすゞの町!?

2020年12月25日 |     角島(2020)

今年も残り少なくなってまいりました。

特に今年は毎日を忙しく過ごしていたので、時間が過ぎるのが速く感じられ、

あっという間の一年でした。

ブログの話題を考える時間もあまりありませんが、

今日は、先日訪れた角島の続きを綴ってみようと思います。

角島から日本海沿いに車で北へ4、50分移動すると仙崎という町に着きます。

仙崎というと、皆様何を思い浮かべられるでしょうか?

福岡市に住む私などは、真っ先に仙崎かまぼこが思い浮かんできます。

海上アルプスとも呼ばれる青海島を、

思い浮かべられる方もいらっしゃるでしょう。

それはその通りなのですが、

先日、約30年ぶりに仙崎を訪れて感じたことは、

この町が童謡詩人金子みすゞの町として、知られる様になって来たことです。

もちろん、それには行政の後押しや地域の方々の後援あってこそでしょうが、

立派な「金子みすゞ記念館」が出来、

彼女の実家跡には彼女が店番をしていたと言われる、

書店「金子文英堂」が復元されていました。


そして、金子みすゞ関係の施設が建っている前の通りは、

「みすゞ通り」と呼ばれているそうです。

<みすゞ通り>

私達が「金子文英堂」を訪れた12月10日は、

金子みすゞの月命日だったらしく、

近くの保育園の園児たちが、彼女の詩に曲を付けた歌を披露してくれました。

絣の着物姿で歌ってくれましたが、

とても上手でキッチリした感じで感心しました。


観光客も沢山おられ、皆様大きな拍手をおくられていましたね。

彼女の月命日には毎月このような行事をされているそうです。

「金子みすゞ記念館」の売店で、

彼女の代表昨、「わたしと ことりと すずと」や、

その他九篇の詩が収録されている、

こんな絵本を、孫と読もうと買って帰りました。


絵本の最後に、この本の監修者のこんな言葉が書かれていました。

(みんなちがって、みんないい。)誰もが生まれただけで100点満点です!

何だかほっとしますね。