前回の記事に書いた様に、同窓会翌日の希望者のみのバス旅行で、山口県の角島と元乃隅稲成神社に行きましたが、角島はこのブログでもこれまでに2回程触れたことがあるので、今回は元乃隅稲成神社について書いてみようと思います。
角島は山口県下関市から、国道191号線を約4、50㎞北上した日本海側にありますが、元乃隅稲成神社は更に4、50㎞北上した場所にあります。角島からは1時間近くかかり、交通の便があまりよくないようです。
ここは、平成27年3月にアメリカのテレビ局、CNNが発表した「日本で最も美しい場所31」の一つに選ばれたことで、日本の人々に知られる様になった場所なのだそうです。朱色の鳥居が海から丘に向かってビッシリ並んでいる景色は、日本らしさあふれる絶景で私達の心を魅了します。
昭和62年から10年間にわたって奉納された、これら123本の朱色の鳥居と鳥居の背景の緑、日本海の海の青とのコントラストは素朴で、それでいてどこか神秘的です。
これらの鳥居は昭和30年に地元の網元、岡村斉さんの枕元に白狐が現れ、「これまで漁をしてこられたのは誰のおかげか」と過去からのかかわりを詳細に述べた後、「吾をこの地に鎮祭せよ」とのお告げがあったことにより建てられたそうです。
また、ここの御賽銭箱は日本一入れにくいと評判だそうで、なんと鳥居の上にお賽銭箱がありました。下から5m位上の鳥居の額辺りににお賽銭箱があり、それに向かってお賽銭を投げるのです。私も何回か挑戦しましたが、なかなか入らず結局鳥居の脇にある小さな箱に入れて来ました。
<鳥居の上のお賽銭箱>
今回初めてここを訪ねましたが、なるほどCNNが発表した「日本で最も美しい場所31」に選ばれるだけのことはあるな~と感じました。また観光客が大勢訪れる様になったのでしょう、そんなに大きくはありませんが、観光バス用駐車場などもきちんと整備されていました。