城壁巡りの後、昼食をはさんでドブログニクの向い側にある島、ロクルム島をクルーズしました。クルーズ船は旧市街の東側にある旧港から出発します。ここはその昔ドブログニクの交易を支えた港で 、ここを拠点に沢山の交易船が往来したことでしょう。現在は個人所有のボートなども係留されているようです。そして今も旧港の周りは、レストラン、カフェ、各種チケット売り場などが密集していて、沢山の人々で賑わう活気ある場所でした。
<旧港>
ロクルム島はドブログニクの旧市街から600m位の距離にあり、約1時間でクルーズ出来ます。旧港からは色んな会社が運航するロクルム島クルーズが次々に発着していました。
<左上がロクルム島>
旧市街沿いの海をしばらくクルーズし、ロクルム島へ向かいます。城壁上を歩いている時は判りませんでしたが、城壁は厚い岩盤の上に建てられているんですね。海側から街を見るとそれがよく分りました。
カヌーを楽しんでおられるグループに出会い、手を振り合いました。皆さん楽しそう(^-^)
私達はこの島に上陸はしていませんが、上陸するクルーズも多い様です。この島には起源を11世紀にまでさかのぼる修道院があり、いまも美しい廃墟として残っていたり、18世紀のフランス軍の城砦跡もあるようです。また現在ここは無人島だそうですが、自然公園として保護されており、動物がいっぱいいて孔雀などは自由に歩き回り、容易に触れる距離まで近づいて来るそうです。
島の周りは岩場で覆われているようですね。こんな洞窟も見えました。
しばらくすると、船はドブログニクの旧市街からは見えない島の南側に周ります。島の南側はヌーディスト達が集る岩場で有名らしいですが、残念ながらこの日はそれらしい人々はいませんでした(^-^) ちなみに今はヌーディストとは言わないで、ナチュラリストと呼ぶのだそうですよ。
アドリア海沿いの島の南側をしばらく航行していると、向うに旧市街が見えてきました。海から見るとドブログニクはこんな感じなんですね。
だんだん旧港の様子がハッキリ見えてきて、船はまた港に戻って来ました。約1時間の爽快なクルーズでした。
<旧港>
ドブログニクに戻った後は、昨日歩けなかった旧市街のメイン通りから少し入った所に沢山ある小さな路地を歩いてみました。カフェや土産物屋さんが多いメイン通りとは一味違って、狭い路地の両側にはペーパークラフトの店、ファブリックなどを売っている店、額縁などを売っている店など、規模は小さいけれどヨーロッパらしいお洒落なショップが多かったように思います。
狭い路地を歩いていると、マルシェが催されている小さな広場に突然出たので驚きました。そのマルシェでレース編みなどの手芸品を売っているおばあちゃんから、クロアチア刺繍の特徴がよくわかる下の様な花瓶敷を買い求めました。よく見ると非常に丁寧に作られている品物で感心しました。
<クロアチア刺繍の花瓶敷>
雑誌やテレビで見て、いつか行ってみたいと憧れていた、「アドリア海の真珠、ドブログニク」ですが、非常に良いお天気に恵まれ夢見心地で過ごした2日間でした。