最後の日の観光はアテネから南東に70㎞のスニオン岬に行きました。
アテネから海沿いの道を通りましたが、海の色がなぜこんな瑠璃色になるのか、不思議な気がする程、美しい海の色でした。
<瑠璃色の海>
美しい海を見ながらの昼食をはさんで、しばらくすると遠くにスニオン岬が見えてきました。岬の頂上に煙突の様に見えるのがポセイドン神殿です。
<スニオン岬>
スニオン岬に着くと、ポセイドン神殿遺跡周りには、1軒の土産物屋さんとレストラン以外は何もありませんでした。そして強い風が吹いているだけでした。
このポセイドン神殿はBC400年半ば位に建てられたそうで、海の神様、ポセイドンを祀る神殿でした。海を見下ろす丘に立っていますが、今はただドーリア式列柱と梁の一部が残っているだけです。が、海を背景のポセイドン神殿遺跡は、今まで見たどの遺跡とも違う雄大さが感じられました。
19世紀にギリシャの独立戦争に身を投じたイギリスの詩人バイロンは、この遺跡の美しさに感動し、柱の一つに自らの名前を彫ったのだそうです。私達は神殿に上がれなかったので、見れませんでしたが、それは今も残っているのだとか。
<神殿遺跡から見える海>