文武廟を観光後、台北にもどり「中正紀念堂」を見学しました。
「中正紀念堂」は故蒋介石総統の業績を称える為のメモリアルホールで、彼の死後5年の歳月をかけて建てられ、1980年に完成しました。
中正とは蒋介石元総統のまたの名を蒋中正ということから付けられた名前だそうで、場所は台北駅に近い中心部の広大な敷地の中に建っています。
正門を入ると、ずっと向う(500m位)の、89段の階段の上に70mの中正紀念堂がそびえています。89段というのは89才で亡くなられたからだそうで、青い瓦と白い大理石の壁の美しい八角形の建物です。
ここに高さ6,3mの蒋介石元総統の巨大なブロンズ像が鎮座しています。お顔は柔和で、私の持つイメージとは何となく合いませんが...。
この像を見た時、ワシントンのリンカーン記念館のリンカーン大統領像と似ていると思いました。リンカーン大統領像は白っぽい大理石で出来ていて素材はまったく違いますが、とてつもない大きさや、椅子に座って高いところから見下ろしているポーズはよく似ていると思います。
蒋介石像の背後には三民主義の本質である倫理、民主、科学の文字が彫られています。リンカーン像の後には、有名なゲティスバーグでの演説が彫られていた様に記憶しています。
ブロンズ像がある部屋のテラスからは広い美しい中国式庭園が見えました。下の写真の向うの右側の建物は国家音楽庁(コンサートホール)、左は国家戯劇院(劇場)だそうです。
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上の写真のように広い中正紀念堂庭園は、市民が集える施設が造られ市民の憩いの場というか公園の様な感じになっていました。