桂離宮に行きました。
桂離宮は京都中心部から西へ5~6キロの桂川のほとりにあります。ガイドブックによると、総面積は付属地も含めると約6万9千m?あり、東京ドームのおよそ1.5倍の広さです。
月の名所として知られた桂に八条宮智仁親王が古書院を建てたのを始まりとし、一時荒廃していた離宮を息子の智忠親王が増改築し、ほぼ現在の姿に整えられました。建造当時から一度の火災にも遭っておらず、当時のままの姿だそうです。
桂離宮というと、私は一番に簡素でみやびな純日本的建物の美を思い浮かべるのですが、中に入ってみて、舟遊びが出来るほど広大で豪華な池泉回遊式庭園が広がっているのにホントに驚きました。庭園と庭園をつないで、石畳、敷石、飛び石など素晴らしい意匠の道がずっと続いていました。又お庭の所々には様々なデザインの灯篭が配され、細かい計算がなされている様に感じました。
桂離宮の魅力である細部にまで神経の行き届いた建物内部の作りは、外からしか見る事が出来ませんが、開放的な建物なので外からでも、ある程度中を見ることが出来、この離宮建築に携わった人達の素晴らしい仕事ぶり、センスが伝わって来ました。そしてこの離宮でどんなドラマが展開されたのかな~などと思ったりしました。
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