今日のお天気は・・・

何気ない日々の出来事をつづっていきます

角砂糖

2008-05-27 12:50:17 | 雑記

今日も暑そう

2回目の洗濯物を干している時ふと晴れ渡った空を見た。
儚げな半分の月が西に傾きかけていた。
3回目の洗濯物を干す時には既に月は建物の陰に隠れて見えなくなっていた。
儚げな、まるでそのまま蒸発してしまいそうな風情だった。

そう言えば昨日の夕陽はオレンジ色のあめ玉が溶融炉の中で溶け出してしまいそうな輝きを放って西の山際にいたっけ。


まるで夏のような暑さだから洗濯物もすぐに乾く。
なぎぃも出かけたし、布団でも干すかな。


                    


写真は日曜日に行った太宰府の参道にある大正ロマン風の喫茶店で珈琲を頂いた時に付いてきた角砂糖。
可愛い柄に、つい使わずに持って帰った。

                    


大絵巻天は圧巻だった。
まず最初に安倍晴明にお目にかかって感嘆の声をあげた。

奈良、平安時代ののびのびとした筆遣い。
それに比べて鎌倉時代に入ると建物の線は定規を引いたような固い線になる。

書はたおやかな仮名文字の美しさに見とれるばかりで、読み取ることが出来ないもどかしさ。

僧と契った娘が、仏門に戻った男を追って入水し龍になり、最後は僧と共に水に沈むという物語。
龍に鷲掴みにされた僧の諦めたような、不思議な表情が印象に残った。

百鬼夜行図は道具が100年経つと妖怪になると言う発想、奇想天外な姿にいにしえの作家の想像力の豊かさを見た。
闇が闇であったころには人はもっと豊かに生きていたのかもしれない。


博物館に行っても時には「これだけ?」とガッカリすることもあるが、今回は絵巻の世界を十分堪能した。
コメント (2)
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