立秋とは名ばかり

　「立秋とは名ばかりのこの暑さ、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか」
　と、手紙調でブログを書き出してみる。

　山形に住む学生時代の友人から電話があった。　盆の時期に帰省するので会いたいとのこと。　日にちだけを決め、今週中に改めて会合の算段をしようと話を終えた。
　どれくらいのあいだ会っていなかったのかと考えを巡らせば、かれこれ１０年と思い至り驚く。　東日本大震災の直後に電話で状況を尋ね、ガソリンが在住地まで届かず困っている等の内容を聞き、暫し言葉を交わした。　本年の年賀状には
「震災の際は、あたたかいお電話ありがとうございました　　＾＿＾　」
　と添え書きしてあった。
　学生時代は現代でいうところの肉食系に近かった人だが、もうすっかりオカアサンしており、末娘を連れて会いにやって来る予定だ。

　都会ながら近所では、まだ多くのスズメを見かける。　この前、つがいらしきスズメが道路で仰向けになった蝉をついばんでいた。　雑食なのは分かっているけれど、ちょっと引いた。　米を食べるイメージが自分の中であまりに強いからだ。　今度会う友人にその感想を訊いてみようと思っている。