花起こしのテンプレート？

　花起こしの雨という言葉がある。　ブログ更新に間が空きがちな今春、花起こしの願いを込めて桜のテンプレートに変更した。

　久方ぶりの来日公演が昨秋の話題となったポール・マッカートニー、早くも５月に再来日する。　ツアー大好きバンド大好きなポールらしいといえるが、
「えっ、もう来るの」
「また！？」
　といった声が多くてちょっと笑ってしまう。
　

“まさかの”来日

　そんな表現で伝えられた今回のライブ予定だが、大阪ではヤンマースタジアム長居にて開催される。　早々に決定した再来日もさることながら、会場選定に正直驚いた。
　ヤンマースタジアム長居って、長居陸上競技場だゾ！　花壇やら植物園を観に自転車でよく行くアノ長居公園だゾ！　屋根無いし……もしも酷い雨とか降ったら……ううむ心配だ、と誰に相談されたわけでもないのに頭を抱えてしまった。

驟雨かと思えば

　昨日は春分の日であったが、普段は温暖といえる当地がいきなりの寒さ。
　自宅に居たら、北側の小窓にバチバチと激しく雨が叩きつけるような音がした為、わざわざベランダまで歩いていって確認した。　すると、音の正体は驟雨ではなく、霰（あられ）が横殴りに降っていたのである。
　真っ白く丸い粒がベランダの上を転がってゆく。　新幹線の中から雨を見ているかのように、幾つもの白い筋が真横に遠景を走っている。
　ごく短時間だったが「ココハドコデスカ？」みたいな光景を今年に入って二回見た。　まだ二回なのか、もう二回なのか。
　北日本は大荒れで、注意報や警報が出ている。
　どうか当該地域の方々は厳重な警戒をなさって下さい。

震災から３年目

　東日本大震災の発生から３年になる。
　
　震災の直後、自分に出来ることを僅かでもと可能な範囲で動いたが、もっと他に役に立てなかったかと忸怩たる想いである。
　被災した方々はこの日を忘れることはないだろうし、逆に忘れてしまいたい方もおられるだろう。　身近な人を天災で突然失った、その気持ちはその身にならねば解らないだろう。
　しかし、私もこの日を忘れることはない。　生きることと死ぬことは、遠い関係ではなく表裏一体と考えているから。

　復興へ向けて何十年かかっても私たちは前を向いて進まねばならない。　次の世代、いや更に次の世代に残してしまった重大な課題もある。

　時刻が来た。

　黙祷。

冬将軍再来

　三寒四温は当然な時季だけれど、再び冬将軍がやってくるらしい。　インフルエンザもなかなか終息しないし、今年の春はまだ遠いといったところか。

　このブログでもＳＴＡＰ細胞についての記事を書いたが、科学誌ネイチャーに掲載された論文が他の論文の引用であったり、実験画像がおかしいという指摘が出たり、現時点で再現実験が未だ成功していなかったりで、日本分子生物学会が理化学研究所に対し、迅速な調査結果の公表を求める声明を発表するに至った。
　ｉＰＳ細胞を開発した山中伸弥教授は
「ｉＰＳ細胞が世界で急速に普及したのは、再現性が高く、どの研究室でも作製出来たことが大きい。　ＳＴＡＰ細胞が広く使われるようになるには再現性の高さがポイントになる」
　と的確な意見を述べられていた。
　科学は嘘をつかない。　嘘をつくとしたら人間だ。　間違うのも人間で、担ぎ上げたり落としたりするのも人間である。

　春はまだ遠いのかもしれない。　それでも、もう一度以前と同じ考えを書きたい。　これから新しい世界へ歩みを進める若き人々は追うなら大きな夢を持ち、己の強い意志を信じて道を切り拓けと。　さらにそれは道徳的な誠実さに基づいたものであらまほしと。