人相と声と

　前に此のブログにおいて、人というものが「書く内容」とその「人物像」がかなりの確率で一致すると書いた。　重ねて言うけれど当然、崇高な或いは優れた文章を書ける者が人格上で素晴らしいなんて意味では決してないので間違い無きよう。　あくまでも、文面に書き手の思惟様式だけではない志向が表れると思うという意味である。
　策略に終始するには限界があり、戦略的に言を選んでもいつしか本音が漏れる場合もある。　テレビやネット等は代表格であり、呟いた内容が持ち上げられたり逆に貶められたりするのが好例だ。　じっくり推敲して書いたものでないだけに、あっという間に空間を駆けめぐり、あっという間に賛否の声が拡がる。

　書いたもの同様に人相と声音にも、ある程度の内面が窺い知れると私は考えている。　先ほどの文章云々と同じく、一般に語られる見た目の美醜とか、発せられる声の耳当りとかの範疇に納まらぬので理解して頂きたい。　歩けば道が開くほどコワモテでも実に温厚な方は幾らでもいらっしゃるし、いわゆる悪声で耳障りであると分類される方でも内面が素敵な方は多い。
　ここで云う「人相」は解り易く表現すれば、
「ある年齢以上になったら己の顔に責任を持ちましょう」
「顔に出てますよー！」
　なのである。
　「声」にしても、
「下品な物言いはお里が知れます」
「どうも信用がおけない声色で話してるねー」
　なのだ。
　ほぉら、こう書けば解り易いでしょ？

　ただ、こうしてブログに自分の意見を連ねている立場もなんだか……

いい加減なモンだわな。

残暑お見舞い申し上げます 2014

　残暑お見舞い申し上げます。　蝉鳴き、入道雲立ち昇る本日の当地、久々にエアコンも朝からフル回転。
　皆様も適度に空調を使用して、体調管理にお気をつけ下さいませ。

　過日は心斎橋にて期間限定で催されている“ホラーハウスの類”に行ったが、残念ながら
「つまんなぁ～い」
　であった。　あくまでも私にとってだから内容を完全否定するものではないけれど、どちらかといえばお子様向けで、夏休み限定なら許すといった感じか。
　楽しみなのは、既に梅田で開催されている恒例のお化け屋敷である。　来月初めまで行われているのでワクワクしながら訪問計画を練っている（そこまで大層なもの？）。
　ホラーの大御所は昨年行き損ねたＵＳＪのイベント、『バイオハザード２』だ。　今度こそ機会をつくって遊んでみたいと思っている。

　お化け屋敷や怪談で涼しくなるということは、ある程度は理に適っているから真に苦手でない方々へは非常にオススメです。　建物内は本当に涼しいですし、熱中症の心配もありませぬ。

∽∽∽画像は前回の神戸旅行から。　テラスに出て撮影したので鮮明だ∽∽∽

神戸のんびり旅 ～その３～

　神戸でパンを食べると、どうしても
「ううむ、負けた」
　と唸ってしまう。
　もちろん大阪にも美味しいパン屋はあるのだけれど、当地のパンはどうも、あっさり感に欠ける場合が多い気がする。　昔のビールのＣＭをもじって言えば　“コクはあるけどキレがない”のだ。
　宿泊したホテルはとりわけ、パンに凝っていた。　県内の地産地消にこだわった食材祭りが行なわれていた期間だったこともあり料理はいずれも美味だったが、豊富な種類のパンに必ずと言ってよいほど　“コクとキレ”があった。
　幾度も神戸を訪れているが、パン及びケーキで　“ハズレ”が無かったのは幸運だけな訳ではなかろう。
　上の画像は中突堤中央ターミナルに到着しているシーバス『ファンタジー号』。　遠いほうの船は豪華客船『パシフィックビーナス』で、メリケンパークオリエンタル真横に来ていたが、世界を旅する客船だ。



　世界を回らずともラ・スイート神戸ハーバーランド客室のテラスにてパンを食しつつ、潮風に吹かれるのも優雅な気分になれるだろう。　但し、私達が行った時季はあまりにも暑く、自分が蒸しパン化しそうなのでやめた。