夢の人

心はいつまでも子供のまま。生活感無き こだわり人は、今日も夢を追いかけて多忙です。

オースチン・リードの追憶

2016-04-27 23:33:33 | Weblog
 イギリス紳士服の大手オースチン・リードが経営破綻した。 競争激化やブランド力の低下が原因らしい。 当面は管財人の下で営業を続けて、引受先を探すという。
 オースチン・リードとは、創業100年を超すイギリスの高級紳士服店である。
 エリザベス女王とチャールズ皇太子より英国王室御用達の栄誉を受け、ウィンザー公、チャーチル元首相、ケリー・グラント、ビートルズなど多くの著名人からも愛用されてきた。 豪華客船『クイーン・エリザベス号』と『クリーン・メリー号』の船内にも支店を構え、日本ではメンズをトレンザ社が、レディースをキング社がライセンス展開している。
 某ニュースサイトに本日記事が掲載されたけれど、目を覆うばかりのコメントに遭遇して反論コメを入れた。
 確かにオースチン・リードの名を日本であまり耳にしなくなっていたが、派手なブランドやら、正反対の激安製品やらに流れるすう勢の結果としたら、あまりにも情けない。
 最も残念だったのが、
「日本に関係なっしー!」
 といったヒャッハーなコメントがあって、そーだそーだ的賛成をしている人たちがいたこと。
「今の若い人達はテーラーと言う職業知ってるかな?」
 と、年配女性が皮肉めいた疑問を投げかけたコメントには救われた。
「オースチン・リードですら経営破綻する英国、かつての栄光は今いずこ。 同じ島国として同じ轍を踏まぬようにしなければ。 日本の老舗紳士服店や仕立て屋などは是非とも存続して欲しい」
 と私は書いた。
 ささやかに、エリザベス・リードの追憶ならぬオースチン・リードの追憶。 “全く関係なっしー”な言葉で締めてみる。

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平成28年熊本地震

2016-04-18 17:28:50 | Weblog
 地震発生した14日夜、某ニュースサイトに以下のようにコメントした。 この時は未だ後の “本震”及び更なる被害拡大について、知る由も無かった。

 「被災地を思いやる声や情報を伝えるコメント以外は要りません! 他スレにもあるが、原発だの税金だの、こんな時によくも書けるな(怒)。 あちこちで火災も起きているし、益起町では倒壊建物の下敷きになり意識不明の重体になっている女性がいる。 停電とガス漏れの中で住民は助け合っているし、救助隊も報道機関も仕事しているんだぞ!」
 その時の気持ちは現在も変わっていない。

 ボランティアに赴くには時期尚早だ。 自衛隊を始めとする災害救助や、政府が指揮する支援に米軍オスプレイによる物資調達などが地道に進められている。
 親戚知人が九州におらず、遠く離れた土地に住む人には今すぐでも出来ることがある。 普段どおりの生産活動や消費行動をし続けて日本を支えることである。 それにより、長い目でみれば熊本や九州を応援することに繋がるのだ。

 尚、熊本県庁発表の救援物資受入れについては、下記のとおり。

 「平成28年熊本地震については、多くの方々から御心配・御支援をいただき、誠にありがとうございます。
 現在、余震が続いていること、交通渋滞等の事情を考慮し、ほとんどの宅配事業者が本県内への配送の受付を中止している状況となっています。
 また、県でいったん物資を受領する形での御支援の申し出を多くいただいていますが、被災者の方々の即時のニーズに対応し、より早くお届けする観点から、市町村に直接お申し出いただくようお勧めしています。
 重ね重ねではございますが、現在のところ熊本県に物資を輸送する手段は極めて限られています。
 救援物資の受入れが再開できる状態になりましたら、再度詳細をお知らせします。
 なお、お住まいの自治体が、熊本県内への救援物資を受け付けておられるかについては、各自治体へ御確認いただきますようお願いします」

 気象庁が随時更新している各地の震度データは下記のURLから見て頂きたい。 間断ない余震に曝されている様子が窺い知れるであろう。
http://www.jma.go.jp/jp/quake/quake_local_index.html

コメント (2)
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桜終盤の頃に

2016-04-11 22:12:50 | Weblog
 今年の日本の桜もいよいよ終盤ということで、テンプレートをちょいと変更した。
 文字デカなワイド版は良いねぇ。 目に優しいわん♪

 
 昨夜、イベント帰りの地下鉄の駅で、20数年ぶりに或る知人女性とバッタリ出会った。
 自分と共に居た家人が先に気づいて
「ほらっ、○○○(あだ名)だよッ!」
 と教えてくれた。
 家人曰くは、○○○に似ている……ん、本人か?……たぶんそうだ、と思って注視すると、相手もじーっと見てきたので確信したとのこと。
 すれ違う昇り階段と下り階段の途中で驚愕の御対面となり、改札階で合流した。

 世間は広いのか狭いのかわからぬものである。
 彼女は私が以前勤めていた会社の現場で働いていた人で、事務方をしていた私及び家人と熟知の間柄。 出会った地下鉄の沿線に移り住んでおり、法事の帰りということだった。
 彼女の現在の職場は、ご自身が退職してすぐに再就職した時に人づてに聞いたとおりで、関西のお笑い業界最大手である。 20数年間、同企業ひと筋に勤めていて、家人とは名刺交換と相成った。
 遅い時刻であったが為に立ち話で10分程度言葉をかわしただけだが、ほぼ変わらぬ話し方がこそばゆいような懐かしいような感覚であった。

 お笑い専門業界にコネ無しの徒手空拳で再就職し、今も活動を続けているこの知人女性は、企業宛てに全力で書いたアピール文を添えた履歴書を出し採用された。 バイタリティ溢れる姿勢は生来のものらしく、初めて会った時から変わらない。

「じゃあね、○○○、身体に気をつけて」
「お互いにネーー!」
 一病を得た者同士でもあり、健康を祈って再び左右に別れた。

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桜雨もしくは花嵐

2016-04-04 17:40:07 | Weblog
 昨夜から今日にかけて広範囲で雨となり、満開の桜にとって意地悪な空模様となった。
 聞くところによれば、よく使われる「花散らしの雨」なる表現は実のところ、隠語的な内容を含む場合があるらしい。 そこで「桜雨(さくらあめ)」や「花嵐(はなあらし)」といった言葉が綺麗且つ無難であるとのことだ。
 週末の花見は皆様、うまくいきましたか? 筆者は案の定、近所の公園を自転車でぷらぁ~っと通って回ってそれでヨシと致しました。 家人は同窓会の人々と信貴山の桜を堪能して帰って来ました(いいよなぁ、お気楽で……ブツブツ)。

 画像は4月の花瓶。 珍しい一重のラナンキュラス及びスイートピーを活けた。 このピンク色のラナンキュラスはまるでプラスチックで造形したかのように艶々している。

 

 質感がお判り頂けるだろうか。
 ピンクのラナンキュラスの花言葉は「優しい喜び、門出」などで、紫のスイートピーのほうは「飾らない美しさ」。

 春の只中で、これぞ本物のキラキラな言葉たちが舞う。

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