暑中お見舞い申し上げます

　土用丑だった昨日の夕食は、鰻丼とシジミの吸い物。

風評被害により、国産うなぎでも売れ行きは今ひとつらしい。
この時季にうなぎを食べるのは理に適っているから、あまり神経質にならず、嫌いでない向きはどうぞと言いたい。
対抗勢力として、穴子に注目が集まっていることも付け加えておこう。


かつて某局の男性アナウンサーが出したNGで「人気が、うなぎのぼり」と言うべきところを、元気いっぱいに

「うなぎが、人気のぼりです！」


　暑中お見舞い申し上げます。
猛暑予想は外れたようですが、例年どおりの暑さと湿度、皆様体調にお気をつけて。

トリビュート・アルバム

　2週間前に発売された画像のアルバムを、半ばBGM的に聴いている。
作曲活動40周年を迎えた筒美京平氏の作品の、様々なアーティストによるカバー集だ。

筒美氏は恐ろしいほど多作の人である。
作詞家陣も然る事ながら、サイトで調べれば改めて驚愕する名曲の数々。
「歌ってもらってナンボ」「自分は商業作曲家」と公言する辺りが、揺るがぬスタンスを保てる秘訣か。
そこンところが、私の亡き友人と全く異なる部分である。
また、氏は年季の入った作曲家にしては（？）現在進化中のアーティストに向って敏感で、文字どおり耳目を広げ続けているようだ。

このアルバムについてだが、立派に新曲の如く成立している曲あり。
時流に乗ろうとした結果、おもいっきりスベっていると思う曲もあり。

我が友の誕生日

　21日は我が友である音楽家の、43回目の誕生日。
勿論私はお祝いの言葉を伝える筈だった。
此処に先日来書いていたように、今日を迎えることなく彼は亡くなった。

今月のライブで、ステージでは珍しい彼の歌声が聴けると思っていた。
変わらずキーボード又はギターの熱い音が、周囲を圧倒してくれると思い込んでいた。

これからも続くと信じて疑わなかった物語に突然の幕が下りた時、私は無限の喪失感の只中に放り出された気がした。


清冽な寂寥に満ちた作品群をアルバムで聴けば、共有した時間が切なくよみがえる。
初めて会った時、折角の一張羅を予期せぬ人助けの為に、台無しにしてしまった彼。
食べることが大好きで、美味しい店を厳選して皆を誘った彼。

打ち上げ先では、メンバーの演奏で「Born to Be Wild」を一緒に歌ったね。
こだわりのある靴下をプレゼントしたら、物凄く喜んでくれたね。
ネタ話や馬鹿話で大盛り上がりしつつも、深く物事を把握していたね。


お誕生日、おめでとう。

すももを食す ～サンタローザ～

　サンタローザという種類のすももを買って食べてみた。
大石早生やソルダムといった種類は、今までに何度も食べた経験あり。
サンタローザは濃赤色の果皮一面に白い粉が付着しているので、初めて見たかたは「農薬っ!?」と思わないように。
よく洗うと粉はそこそこ取れるが、食べても問題ない。
果肉は黄色で水分たっぷり、それに飛び抜けて良い香りがする。
鼻孔も手指も芳香に包まれると　幸せ♪
ちょっとしたアロマテラピー効果？

山形産は来月の収穫になるようで、当地近隣県では現在ソルダムが最も多く出回っている。


∽∽∽画像は硝子鉢のサンタローザ∽∽∽

新潟県中越沖地震

　大災害が起きた。　地震、雷等々書いて間もないとてつもなく大きな地震。

心よりお見舞い申し上げます。
続く余震と、梅雨前線の影響で雨が、追い撃ちをかける危険性が懸念されます。
これ以上の悲しみが、かの地に降らぬことを切に祈ります。

また、原発事故（と断言してもいいだろう）を隠蔽しようとしたかとも受けとれる報告は、到底納得出来ません。

７月“最凶”台風４号

　各地に災いを及ぼしていった台風４号。
被害に遭われた方には言葉もありません。
皮肉にも今回の大雨で、早明浦ダムの貯水が100%回復したが……

昨年７月の己のブログを読み返したら、やはり天災被害に対して言及していた。
しかし、この頃台風に加えて日本で竜巻が増えている気がする。
地震、雷、火事、竜巻か？

イチロー☆オールスターＭＶＰ！

【速報】イチロー、日本人初のオールスターＭＶＰ受賞！

　このブログでも、たまにはこーんな速報チックな記事も出るのです。
ＭＬＢオールスター史上初ランニング・ホームランという、大きなおまけまで付いてきました。

「運も実力のうち」だが、やっぱり強力だわ！
いやぁ～目出度い！　国内外のヤな話題を、しばし忘れよう。

灯台もと暗し ～No.3～

　「左に見えますのは～」てな具合で、録音の船内放送があるアクアライナー。
画像は中之島公園で、バラ園で有名だ。
この季節は柳が、風に揺れている。
大川（旧・淀川）の真ん中にある島だから中之島という。
北を流れる堂島川と南を流れる土佐堀川に挟まれている様子は、陸地から見る場合より余程「島」している。

中之島を横切るは天神橋。
7月24日は天神祭の宵宮クルーズを運航するらしい。
四季折々のイベントクルーズをご用意とのこと。

灯台もと暗し ～No.2～

　間が空いてしまったが先月の続きを。

「水上からの、なにわ散策」がキャッチフレーズの水上バス「アクアライナー」に、初めて乗った。
走る姿は何度も見ているのに、乗船は初めてである。
毎日運行、１時間毎の出航で、大阪城港・天満橋港・淀屋橋港・ＯＡＰ港の各乗り場から乗船が可能だ。

幾つも橋をくぐりながら、ガイドアナウンスを聞きつつ約６０分かけて周遊する。
低い橋の下をくぐる時、油圧式で３０㎝程屋根が下がってくる。
面白い角度から大阪城～中之島を見るのもさることながら、この屋根の下がり具合は大人でも子供のように楽しめる。

思考停止解除

　件の音楽家が亡くなってから一週間が過ぎた。

“思考停止”　をとても嫌う人だったので、もう私も前を向いて歩いている。
世の中猛スピードで流れているし……あ、でも「立ち止まって考える」必要性も彼は話していたっけ。
それとこれとは別問題、と独り突っこみ。

「いつか私も写真の中だけの存在になる日が来るだろうけど、自分の周りに私の時間をしっかり見つめてくれる人を作りたい。それが実行出来るように生きていくことを目標にしたいと思う」
　と、彼自身が言っていた日から一年足らず。
志半ばでの早世には違いないだろう。
しかし、激しい気性と危なっかしいオーラを、羊の如き物腰とお笑いネタに包んだ人であったから、むべなるかなと考える。

　これからもあなたの作品を折りに触れて聴きます。
ありがとう、さようなら。
向こうで逢うまでの長いお別れ。