夢の人

心はいつまでも子供のまま。生活感無き こだわり人は、今日も夢を追いかけて多忙です。

今年の漢字を考えてみれば

2013-11-28 03:04:07 | Weblog
 今週は日本列島が再び寒波に覆われるとの予報。 紅葉の色づきには良いが人は厳冬予測に身をふるわせる。 風邪ひきも多いようだ。

 今年を表す漢字が既に募集されているが、ダブりも可とすれば「偽」、更に「嘘」とか「失」とか思い浮かぶ。 明るい漢字がどうしても浮かばず寒さが沁みる。

 出るわ出るわ、食品の偽装がテンコ盛りである。 だいたい、車海老と他のエビの区別がつかぬのがおかしい。 市場の活けの車海老が、おが屑の中にいるところを見たことがないのか? 車海老は決して安価ではなく、そうそう供給できるわけがない。 バナメイエビだってブラックタイガーだって構わないから、いっそ全部 “エビの~”とだけ表示しておけば問題なかったのである。
 客を騙す表示をした側は、当初の志を捨てて金儲け主義に走ったという誹りを免れない。 たとえそこに本物を見抜けない消費者の経験不足や過度なブランド志向が存在したからといって、許されるものではない。 そういった点で限りなく詐欺に近い罪である。
 搾りたての筈のフレッシュジュースがボトルから注がれていた……衛生面から考えれば、まだ可愛いほうか。
 脂を注入したブランド牛のステーキ……これは完全にアウト。
 ネギの産地が違っていた……某国産以外なら個人的には別にいいやと思うのだけれど。

 「偽」物を「嘘」ついて提供し、信用を「失」った企業が、後々どうやって立て直しを図るのか皆が注視してゆくべきだ。 それは飲食業界のみならず幅広く、なのだ。

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【ポール来日記念】 週に8日のビートルズ ~No.2~

2013-11-20 19:16:01 | Weblog
 当ブログタイトルである【夢の人】は、今回のライブでも演奏された『夢の人(I' ve Just Seen a Face)』にちなんでいる。

 「アウト・ゼアー」ツアーのポール・マッカートニーは、明21日の東京公演最終日も以て日本をあとにする。 大阪、福岡、東京とそれぞれに特徴はあったようだが、ステージ職人としてのポールは一貫していた。
 全て綿密に練りつくされた内容だ。 東日本大震災に触れての曲が『レット・イット・ビー』だったり『イエスタデイ』だったりしたのは、ドッチニスル?みたいな検討がされたかのように思えて、訪問先に配慮した努力の一端ととれる。 ジョンやジョージに捧げる意味で選んだ曲も、過去の政治的問題を少々口にしてから歌った曲も、流れる映像と相まって共感を呼ぶものだった。 しかし実は、ポールに感傷に沈んだ表情も政治的な述懐も、重々しいものになると似合わない。 彼は自身の内を通り過ぎた事柄を巧く表現しながら、聴衆を喜ばせることに徹底したエンターテイナーなのだ。
 バンド・メンバーとの掛け合いや観客を音と視覚で酔わすことを自ら楽しみつつ、何ステージもこなす本物のアーティストである。 30曲以上演じた後に絶叫系の曲を歌うパワフルな71歳である。

 東京の19日公演では『あの娘におせっかい(Listen to What the Man Said)』が『Jet』に、『Get Back』が『I Saw Her Standing There』に、それぞれ変更されていた。 ウイングス時代の代表曲『Jet』、聴きたかったなー! 筆者がバンドやってた頃の十八番『I Saw Her Standing There』も!
 『夢の人(I’ve Just Seen a Face)』は『今日の誓い(Things We Said Today)』になっていたが、楽曲としては渋い後者のほうが好みかも。

 とにかくビートルズとポール・マッカートニー語れば週に8日は必要だ。

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【ポール来日記念】 週に8日のビートルズ ~No.1~

2013-11-14 23:19:20 | Weblog
 ポール・マッカートニーは今回、関西空港に降り立った。 ザ・ビートルズとして来日した過去に合わせて、半被姿というサービスぶりである。 いつもの如く愛想良く応える彼から、御自身が持参した楽器に直筆サインを貰ったり、随伴スタッフから特別にギター・ピックを渡されたりといった幸運な人もいらしたようだ。 これぞ “お宝”になろう。

 京セラドームにて11日は追加公演があり、12日が本公演であった。 リハーサルまで観られる特別チケットも発売された(もちろん、なかなかの値段だったのだが)。
 筆者は12日の公演をアリーナ4列目という座席で鑑賞する機会に恵まれた。 ただ、ステージに向かって左側に片寄った席だったため、かぶりつきというわけにはいかなかった。 しかも、待ちに待ったポールが登場して1曲目『エイト・デイズ・ア・ウィーク』が始まった途端、オール・スタンディング状態になってしまったのである。 いきなり皆が立ち上がるとは想定外だ。 身長が低い自分にとっては
「うそぉー! み、見えないっ!」
 負けじと即行で立ち上がり、合唱に加わるみたいな恰好になった。

 11日のポールは赤いジャケットだったが、この日は黒を基調としたジャケット姿。 自らのステージを心底から楽しむ姿勢がひしひしと伝わってくる。 バンドとの相性がぴったり合っていると判る。 ツアー大好き人間なポール・マッカートニーも「アウト・ゼアー」と銘打った此度のツアーは格別に活き活きしている。 過去と比べても1、2を争う絶好調なのではないかと思わせるステージだ。
 71歳にしては
若い。

 声は抜群に張りがあり、体の動きにキレがある。
 上の写真はポスター等に使われているけれど、実物は写真よりずっと若い。 茶目っ気があって輝いている。

 『エイト・デイズ・ア・ウィーク』をソロになってライブ演奏するのは初めてのポール。 新曲はさておき、お初の曲が演奏されたことも彼自身の中で変化した種々の想いがあった証か。



 上はグッズ類の画像。

 以下はセットリストなので、ネタバレご注意下さい。

1. Eight Days A Week
2. Save Us
3. All My Loving
4. Listen To What The Man Said
5. Let Me Roll It
6. Paperback Writer
7. My Valentine
8. Nineteen Hundred And Eighty Five
9. The Long And Winding Road
10. Maybe I’m Amazed
11. I’ve Just Seen A Face
12. We Can Work It Out
13. Another Day
14. And I Love Her
15. Blackbird
16. Here Today
17. New
18. Queenie Eye
19. Lady Madonna
20. All Together Now
21. Lovely Rita
22. Everybody Out There
23. Eleanor Rigby
24. Being for the Benefit Of Mr. Kite!
25. Something
26. Ob-La-Di, Ob-La-Da
27. Band On The Run
28. Back In The U.S.S.R.
29. Let It Be
30. Live And Let Die
31. Hey Jude

Encore 1
32. Day Tripper
33. Hi Hi Hi
34. Get Back

Encore 2
35. Yesterday
36. Helter Skelter
37. Golden Slumbers~Carry That Weight~The End

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