夢の人

心はいつまでも子供のまま。生活感無き こだわり人は、今日も夢を追いかけて多忙です。

このミステリー映画がすごい! 『ドラゴン・タトゥーの女』 ~No.2~

2012-02-29 18:03:52 | Weblog
 『ドラゴン・タトウーの女』は過激な表現やグロテスクなシーンが登場する。 しかし、興味を惹きたいからとかではなく必然性のあるもので、もちろん原作に忠実だから描かれているのだ。
 アカデミー賞の主演女優賞にもノミネートされたルーニー・マーラは、演技している感全く無く、この作品におけるリスベット・サランデルそのものと化している。 先ほど述べた過激シーンにも耐え、むしろ中性的で硬質な美すら感じるヒロインとなった。



 リスベットは恐ろしいまでに聡明で、強靭なのに脆く、優しい。 そして、ラストシーンの彼女があまりにも切ない。

 印象的なオープニング曲は、レッド・ツェッペリン『移民の歌』のカバーである。 原曲かと間違うほどの出来栄えで、ボーカルはなんと女性。 本作自体もさることながら、リスベットを象徴するが如き鮮烈さだった。

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このミステリー映画がすごい! 『ドラゴン・タトゥーの女』 ~No.1~

2012-02-28 01:37:56 | Weblog
 『ドラゴン・タトゥーの女』という題名で現在公開中の映画、そもそもは世界46ヵ国において売り上げ6500万部を超えた三部作の小説を基にした映画作品である。 原作者のスウェーデン人ジャーナリストのスティーグ・ラーソンは、その大成功を知らず50歳で亡くなった。
 しかも、今公開されているものは先に映画化された物のリメイク版であり、監督は『セブン』『ベンジャミン・バトン』『ソーシャル・ネットワーク』で有名なデヴィット・フィンチャー。 そして私見では、フィンチャー監督作品は前作よりも内容的に優れたものに仕上がっている。 ストーリー、音楽、キャラクターの魅力等、筋書きが分かっていても何度でも鑑賞に堪えうる映画が誕生した。
 キャッチコピーは「誰がハリエットを殺したのか?」。
 ジャーナリストである中年男性ミカエルのもとに、老いた富豪ヘンリックから、かつて16歳で失踪し、おそらく殺害されたと思われる少女ハリエットに関わる事件を暴いて欲しいという依頼が来る。 そこに、心に傷を負ったリスベットという若き天才ハッカーの女性が奇しくも手を貸すことになるのだが……
 『007』シリーズ最も新たな主役、ダニエル・クレイグがミカエルを演じている。
 特筆すべきは、リスベット役のルーニー・マーラの魅力である。 しばしば「体当たりの演技」とかの形容がなされるが、もはや演技を超越して彼女以外にリスベットは考えられぬであろう。

〈次回につづく〉

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不二子ちゃあ~ん♪

2012-02-21 04:51:55 | Weblog



 真夜中(もう早朝である)の投稿は私にとって珍しくないのだが、テンションが変である。 画像もヘンかもしれない。 先日、フィギュアを衝動買い。 「不二子」がバイクに跨っているフィギュア。 決してレア物ではないけれど、格好良かったから買ってしまった。
 或る女性が我が家の1つ先の駅でショップをやっている。 彼女は家中が足の踏み場も無いぐらい、フィギュア及び玩具の類で埋め尽されており、同居人にも呆れられるほどらしい。 中途半端な収集癖しかない自分にとっては
「ははぁ~、畏れ入りましたあ」
 の世界なわけで、その話を聞けば聞くほど感心すると共に疑問が湧いてくる。
 彼女曰く、全て
「えっとぉ、それなら探して家から持ってきますから大丈夫ですよぉ」
 なのだ。
 どれだけ所蔵しているのか見てみたい。 いやそれよりも怖い。 すぐに仕入れるのではなくて、即行で家から持参できるというのが果てしなく怖い。




 ↑実はルパンも買ってしまった。
 もっとも、彼女の最高のお気に入りは『ルパン三世』ではなく『ジョジョの奇妙な冒険』とのことである。
 「コレクションしてたって、自分が寝られる場所さえあったら、いいですよねっ!」
 と、嬉々とした表情で語る、どちらかといえば美形で若い彼女は幸せ感に満ちているのであった。

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ブログ掲載予告編です

2012-02-15 01:27:50 | Weblog
 目まぐるしく変動する気温と天気に、体がどうもついてゆきにくい季節。 インフルエンザなんかに見初められたら大変と、頭脳では戦々恐々としている。 そのくせ、夜更かしするわ、人混みに突入するわ、考えと行動が全く一致していない。
 だいたいバレンタイン・デーが悪い、さらに面白そうなゲームが発売されるのも悪い! ついでに鑑賞したい映画が公開されるのも悪いっ! などと妙な逆ギレを並べてみるも不毛である。
 ゲームは『バイナリードメイン』、そして映画は『ドラゴン・タトゥーの女』だ。 前者は商品が既に手元にあるからプレイを始めたらまず第一印象を述べた後、このブログで時折やらかす「ゲームソフトを勝手に評価」の対象にしたい。 『ドラゴン・タトゥーの女』に関しては先日観てきたばかりなので、近いうちにパンフレットの画像をアップすると共に、ネタバレしない程度で感想を述べようと思っている。

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豪雪お見舞い申し上げます

2012-02-07 01:18:37 | Weblog
 タイトルにはサラッと書いてしまったが、とんでもないのである。 当地では
「まだまだ寒いよぉ!」
 ぐらいで済んでいるけれど、豪雪地帯に居住する方々の大変な苦労には言葉もない。
 父方の祖母が秋田県出身だった為、屋根の雪降ろしの話はしばしば聞いていた。 朝は家の二階から出入りすることや、若き日にあまりにも雪上で転ぶので腹が立ってそのままごろ~んと地面に寝転んでいたら
「○○さん(祖母の旧姓)、何してるだあ?」
 と近所のオジサンに驚かれたことなど、昔話をよく聞かされた。
 雪深き地方では温暖な所にいる者に想像のつかない事態が起きる。 これから少し暖かくなったらなったで、雪崩の心配から逃れられない。 先日秋田の湯治場で起こった悲劇が、胸の底に鉛を呑んだ如くに沈んでいる。
 子供の頃の私は大阪住まいにもかかわらず、寒がりの祖母と共に電気毛布をかぶって寝ていた。 あの時代の電気毛布が私の身体の抵抗力を下げたかもしれない。 自然に体温調節する機能を失わせ、すぐに風邪をひいてしまう子供になっていったようだ。 現代の噂に基づけば電磁波云々といった問題も提起されるだろうから、まさに知らぬが仏である。 今ならば、就寝前に電源ONして寝る直前にOFFするのが無難と判断する。 大人になった現在は羽根布団で充分しのげている。 あまりに冷え込む早朝にふと目覚めた時、ダンゴムシ状態になっていることもあるが。
 一転海外に目を向ければ緯度の関係で、氷点下に余裕で活動なんてのはザラである。 例えばこちとら寒さに参っているのに、日本へ観光で来ている外国人などがTシャツ短パンで歩いてる姿が象徴している。
 そういえば、かつて東北から大阪にやって来た祖母の親戚が
「あー、こっちはもう春風が吹いていますねー」
 と語り、毎日寒くて震え上がっていた祖母は唖然としたらしい。
 比較論あるいは上には上が、のお話。
 しかし、この国で過度な積雪や凍結が大敵となるのは明白であり、全てにおける無事を祈ると同時に、適切な対策がなされるよう働きかけてゆかねばならないのだ。

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