夢の人

心はいつまでも子供のまま。生活感無き こだわり人は、今日も夢を追いかけて多忙です。

今井雅之さん 逝去

2015-05-28 14:24:00 | Weblog
 俳優の今井雅之さんが入院先の都内の病院で死去した。 享年54歳。 末期の大腸がんを公表して間もない急逝だった。

 ライフワークの舞台『THE WINDS of GOD』に戻って来られなかった無念たるや如何ばかりか。 先月末に会見した時の姿と言葉はあまりにも重い。
 ただ、今月5日の舞台挨拶では最期を悟りきったかのような表情であった。

 報道の写真について思うのだが、病状を伝える会見を流す時は仕方ないとして、元気だった顔の写真を使って欲しい。

 合掌。

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お子ちゃまの夏

2015-05-26 00:24:01 | Weblog
 本来ならば青葉にツツジの花、モンシロチョウ、鰹のタタキ、そんなモノ達が嬉しい季節なのだが、すっかり夏の気温が続いている。 陽射しは強く、暑い。 いきなりの真夏気分でちょっと面食らう。
 しかし、そうなると比較的暑さに強い自分は能天気に “遊びたいの蟲”が騒ぎだしてくる。
「遊びたいっ!」
 といっても、何所かへ小旅行したいとか、公園や遊園地へ行きたいといった程度の
「ねーねー、どっか行こうよー」
 と子供が親にねだるような気分であり、完全に夏休みの小学生以下である。 したがって、実際に行動に移すかといえばそれすら非常にあやふやである。
 いわゆる大人の三拍子を一切やらないので、今や遊び=趣味になってしまっている。 例えるならばお見合いの席での
「ご趣味は?」
「あ、はい。 音楽と映画の鑑賞です。 TVゲーム等も少々しますが……たまに国内旅行とか、アウトドアも嫌いじゃないです(ごにょごにょ)」
 みたいな境地なのだ。
 これぞ【夢の人】の真骨頂といえばそうなのだが、いい歳をした者が、大人ならではの粋な或いは生産性の高い遊び方を持たないのが若干情けなくもある。
 最近知り合った近所の奥様は、身の回りの小物を洋裁技術で全て作る器用な人だ。
 また、本日発表された『サラリーマン川柳』で入選した方々というのは鋭い観察眼と川柳をひねる力を持っているのだろう。
 過去のバンド仲間の内、数人は今日もギターとかキーボードを弾いている。
 なんだか私ゃ、極められない性格が祟っているのよね。

 画像は相変わらず花瓶。 カメラも視力のせいにして中途半端な領域で止まったまま。

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或る投票の翌日

2015-05-18 17:53:00 | Weblog
 雨雲が近づく空を事務所の窓から眺めつつ、ようやく自分の時間を持つことができた杉井は、昨夜のことを思い返していた。

 昨夜に自分達の党派の主張が退けられたと決定した瞬間、代表者である北野の横顔に向かって、杉井は小さく言った。
「北野さん、お疲れ様だったね。 次のことは考えているんだろう?」
 すると、北野は屈託のない顔で即座に切り返した。
「もちろんですよ。 もう関わることなんてありませんから」
 杉井はその表情を見ながら思った。
(変わらんな、この人は)
(相変わらず他人全てを己の物差しで測れると考えているままで、ポジションを去ろうとしている)
 結果を公式のように割り切ってサバサバとした風情の北野だが、過去に事実上色々と進言していたのは杉井であった。 世間では北野の発言と行動が目立っており、杉井はあくまでも追従しているかの姿勢をとっていたのだが。

 対抗勢力の老獪さが勝った。 さらに何よりも有権者の思考を読むことに北野も周囲の陣営も失敗した。 杉井が幾度となく作戦の方法を提案したが、完全に聞き入れられたとは云い難い。

 普段はスタッフが居て騒がしく、観ることもないテレビのスイッチを、気まぐれに珍しく入れてみる。 政治をほとんど知らないような人間が、開票結果について適当なコメントをしていた。
「済んでからなら何でもアリかよ」
 と、独り言をつぶやいてから、杉井は北野同様に自分も読みの甘い子供だと自嘲的な笑いを浮かべる。

 濡れて黒光りした道路の凹んだ箇所を通る時、絶え間なく走る車が水しぶきを上げるのが見えた。 問題だらけの街を山積みの課題が疾走しているかの如くに。


 ∽∽この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません∽∽

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パスワードがいっぱい

2015-05-15 23:59:50 | Weblog
 パスワードというものが現代において非常にしばしば必要になっている。
 昔ならせいぜい銀行関係ぐらいだったが、今やパスワードを山のように操らなければならない。 そういうことを書いている記事を他所でも何回か目にしたが、どちらかといえば少ないほうであろうと思う自分でさえ、PC等の絡みもあって20個近くパスワードを使っている。
 手帳にでも一覧をしたためておくのも方法だろうが、もしその書いた物をなくしたら大変だ。 さらに、書いてある安心感から記憶することを放棄するに違いない。 したがって全て憶えておく努力をしている。
 「努力している」としたのは、稀にであるが忘れている場合があるからだ。 そんな時は見当をつけて数個叩いてみれば正解に行きつく。 なんとも鈍くさい話だけれど、不正ログインやら“なりすまし”やら不埒な行いを企んでいる輩とは異なるため、良しとしている。

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テンプレート変更とブックマーク調整のお知らせ

2015-05-06 22:30:00 | Weblog
 テンプレートを少し前に5月用としてイチゴのものに変更済み。 クリスマス・ケーキとかのイメージが強い苺だが、露地物の苺は今が旬。

 ブックマークも恒例行事で調整を予定しているので、タダ踏みするかもしれぬ無礼をお赦し下さいませ。

 個人サイトが林立した頃及びブログの時代が一段落し、ツイッターやフェイスブックその他に活動を移行する人が増え、ネットの状況が変化していると感じている。
 以前に「“ブログの孤独死”ってものは、さみしいものだから頑張る」という旨をネット繋がりの知人が書いており、ご自分の更新頻度が落ちたことを詫びてあったけれど、彼の場合はそのような単純な理由でなく、読者層が変化したり内容の重厚さについてゆけない訪問者が離れたりといった事態が起きていると私は解釈している。 もちろんブログ主自身も本当は判っておられるだろう。
 元々はブログ=日記又は連絡帳であったのが、黎明期以降に形態進化していった。 それが更に簡単且つ同好の士と交流し易い形のものが現れて、書き続けたり読み続けたりすることが困難になるのは当然かもしれない。 ただ、ある程度の長さと内容が無くては伝えたいことも伝わらない。 出版やら出演やらしなくとも、己が言葉を広く公にする場として今でもブログはかなり便利な手段なのである。

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