Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

べべとお出かけ~テット・ドール公園~

2015-10-08 | リヨン周辺案内

【2歳3ヶ月】
念願かなって、ようやく! 我が双子が初めて、本物のキリンを見ることができました~。シャモニから車で2時間半ほど、リヨン( Lyon )という都会のほぼド真ん中に、105ヘクタールもあるテット・ドール公園( Park de la Tête d'Or )があります。園内には、動物園あり~の、植物園あり~の、でもね、入場料タダなんですよ、奥さん! 税金でキリンとか飼えちゃうリヨン市の財政に驚きます。


動物園は1858年に開園され、フランスでは2番目に古い動物園です。無料だからって、チャライ動物ばかりではありません。動物の数は400もいる中、リヨン( Lyon )だけにリヨン( Lion )=ライオンもいるし、クマやヒョウなどの大型動物もワンサカいるんですよ。大型と言えば、ゾウも以前はいました。ゾウが病気になってしまって、これ以上はリヨン市で管理できないとあきらめかけた時、土地のセレブが寄付を申し出たとテレビでやっていたんですけどね、今日の動物園にはいなかったから・・・ちょっと寂しいです。


我が双子がキリンの次にはまっていたもの、それはワニでもシカでもなく、ペリカンでした。そんなに面白いか~? ほらね、2歳児のはまるものなんて、およそお金を払ってではもったいないものばかりで・・・


ここ、動物だけでなく植物園の規模もすごいのですよ。ですが、まったく興味ナシのご様子で・・・はい。



フランス式☆落書きを消す方法

2015-10-05 | フランス小ネタ

【2歳3ヶ月】
あ~っ、やられた! 壁に、家具に、いたる所に、鉛筆で、油性マジックで、落書き…。ママン、怒るよりも泣きたくなりました・・・


実は私たち、1週間後に引っ越しを控えています。この家も売却済みで、可能な限りに生活の垢を落として引き渡しをしなければ…、という矢先のこと。落書きを見て「これも思い出よねえ~」と浸る余裕はなく、絶対に消さねばならない! 何故こんな忙しい時に~!!
そもそも、マジックはどこにあったのか? 普段は子供の手の届かないところへ、ペン立てを置いています。ところが、知らぬうちに、自分で踏み台を運んできて、台の上でバランスよく背伸びをし、気になる物を手に取る…、なんてことが出来るようになっていたんですよね!
いやいや、感心している場合ではない。消さねば!


ネットで調べてみると、落書きをした素材と、落書きされた壁の塗装材質によって、消す方法が異なるようです。

<洗っても変質しない塗料の壁>
●鉛筆:もちろん消しゴムで、もしくは、パンの柔らかい部分で消し、その後、熱湯を含ませたスポンジでこする。
●フェルトペン:70度のアルコールで、強くこすり落とす。
●絵の具:白ビネガーを含ませたスポンジでこする。それで取れなければ、アンモニアを3倍の水で薄めてこする。
<洗うと変質する塗装の壁>
鉛筆、フェルトペン、絵の具、インク、どの素材であっても、ジャガ芋で消せる。生のジャガ芋を半分に切り、落書きへ円を描くように強くこすってから、デンプンをスポンジで拭き取る。

引っ越しするにあたって今回、初めて自分でペンキ塗りをしてみて知ったのですが、内壁の塗装には、台所や風呂場に例を見るような「洗える塗装」と、美観を優先させた「洗えない塗装」があります。この、洗えない塗装壁に描かれたら最後!あるサイトには、ペンキぬりかえしなければムリ!とありました…。それでジャガ芋、強くこすってみました。ん~、時間がかかり過ぎ! 歯磨き粉でも、こすってみました。消えないどころか、余計に沈着させてしまったような…。
それで、とうとう主人が、薬局から「90度アルコール( Alcool à 90°)」を持ってきてくれました。これが凄い! 消える、消える、何でも消せるような勢いです。実際、このアルコールでこすった部分はペンキがツルツルになってしまっているので、描かれた油性インクだけでなく、下地のペンキまで溶かして落としているような感じです。この90度アルコールは消毒用として薬局で販売しているものですが、一人あたり購入できる量が制限されていて、使う用途まで聞かれるという毒薬のような扱いです。なんでもね、このアルコールで非合法に自家製の酒を作る人がいたり、出来がよくないワインにこのアルコールを混ぜると劇的に味が良くなるので、騙す店も出たりしたからだそうです。
落書きを消すだけでしたら、同じ品質ながら掃除用として売られている「90度変性アルコール( Alcool à brûler 90°)」がスーパーで買えますよ。


水の移し替え

2015-10-04 | 生後27ヶ月

【2歳3ヶ月】
この夏に息子がよくやっていた遊び(?)、コップからコップへ水を移し替える。何が面白いのか永遠にやり続け、主人は「集中している時はジャマをするな」と言うけれど、必ず最後は水浸しになるので、ママンは気が気ではない。


それが今日、おやつの途中で娘が席を立つとすかさず、息子はジュースの入った娘のコップに手をのばし、空いた自分のコップへジュースを移し替えて、すまして娘のコップを元の位置に戻した!こんなコスイ事をするための練習だったのか…。


一人で☆ペダル無し自転車

2015-10-01 | おもちゃ・遊び

【2歳3ヶ月】
2歳の誕生日プレゼントに買ってもらった「ペダル無し自転車( Draisienne )」、3ヶ月経った今ようやく、“自転車に乗れるようになった”と言えるまでになりました~。つまりね、自分で自転車置き場(と言っても庭に面する家の壁に立てかけてあるだけだけど)へ取りに行き、自転車をひいて段差のあるテラスから庭へガタンガタンと下ろし、ヨイショと足を上げてまたがる・・・こんな小さな動作だけど、買った当初、実は「えっ、自転車をひくことって、難しい動作だったんだ…」と乗りこなす以前の問題にぶち当たって、ショックを受けたものです。


だから始終、支えてあげなければならず、こんな低い車体に合わせて前かがみで、庭をグルグル、グルグル…。チビな私でさえ、腰がつらかったー。乗りたいのは二人ですからね、交替こうたいで引いてあげるわけですが、子供に休みはあっても親はフル稼働!早々に双子も「こうたーい!」という言葉を覚えましたよ。それが今、放っておいても自分で乗り回してる!く~、感動だー!!


さらにさらに、倒れた自転車を自分で、起こせるようにもなったんですよ!自転車が倒れちゃうと泣くかと思いきや、「ねんね!」と言って面白がる。それを「朝ですよーって、言ってごらん」と言うと、立ち上がって何やかんやと頭を使って倒れた自転車を起こし、再度、一人で自転車へまたげるようになった!これは教えたわけではないから、ビックリしましたよ。どっち側に立てば起こしやすい、とかね。いま思えば、支えてあげなければ自転車を引くこともできなかったことも、自転車を与える時期がただ、早過ぎただけなのかなあ…、と。これまでの、立っちして歩くようになったことと同じく、子供の発達には段階があるから、自転車に乗れないからと言って、必死になる必要もなかったんだね。まあ、あの幼少時代の補助輪ナシ自転車の練習が、トラウマになっていたことは間違いない…。


今回、ペダル無し自転車を買うに当たって、初めてママ友ちゃんへ意見を求めました。上の子ちゃんが3歳の頃から乗っていたのを知っていたからです。いちばん大事なのは「足がつくこと」ですって。言われれば当然なんですけど、自転車屋へ物色しに行って、種類も豊富で値段もピン切りとなると、何をどう選んでいいのか分からなくなるものです。私には、ブレーキが付いている物の方が高いけど安全面で必要なのかとか、40ユーロで買える自転車と200ユーロもする自転車は何が違うの?とか、そういう観点でしか考えられなかったんですけど、やはり経験者に聞くが一番、ブレーキは使いこなせないし、安い物を選んでも最初はまたがるだけが精一杯だから危険もない、物足りなくなってきた頃にはもう、本物の自転車へ買い替える時期になるんだそう。
これは、善意ある自転車屋でも同じことを言われました。とにかく最初の一蹴りが大事、この時に足がつかなくて、転んだりしちゃったらもう、しばらく自転車は拒否されかねない・・・容易に想像できるわね。そこで、プレゼントはサプライズが良いんだけど、誕生日前に我が双子を連れて自転車屋を回り、何台もお店でまたがせて決めました。息子には、他と同じ12インチなんだけど、サドルが一番低くまで下げられる GIANT 社の「 Pré Push Boy 」を、娘はそれさえも爪先立ちだったので、もっと小さい PUKY 社の「 LR M 」を選びました。この PUKY だけが1歳半から乗れる小さくて軽い自転車を出しています。タイヤもプラスチックで、息子の自転車とでは半値以下の差ができてしまったのですが・・・これは内緒にしておこう。


乗りこなせるようになって浮上した問題、やっぱり“本物の自転車”は格好よく映るのか、娘が息子の自転車へ乗りたがって仕方がない…。