【4歳3ヶ月】
初めての、長い旅の始まりです。ママンと双子、日本へ一時帰国するのです。パパは今回、同行しません! 後から追いかけで来日する予定なんです。何たるチャレンジャー・・・ホントに大丈夫だろうか?
何が一番怖いって、やはり飛行機移動。双子もだいぶ人の言葉を正確に理解できるようになったし、今は騒いではいけないとか状況把握ができるようにはなってきたけれど、この、乗り換えもある長時間を、ママン一人で乗り切れるのだろうか? しかし、主人の秋休みを待っていたら、日本滞在を満喫できない!
今回の日本滞在は、直前で決めたこともあり、航空券がどこもかしこも値上がりしていて、私たちの予算に見合うフライトはただ1つでした・・・日本人ならちょっとためらうエア・チャイナ。それも2回乗り換えというハードルの高さ…。
さすがに見かねた実妹が、わざわざ会社を休んで、しかも、仕事の関係から滞在1週間しかいられないという短さでも、私たちに付き合ってくれたのでした。これは本当に助かった。もう双子も4歳だし、ちょっといけるんじゃないかとヨコシマな考えを持っていたママン、おそらく途中で双子と一緒に泣きだしていたことでしょう。
1年に2回も3回も日本へ往復しているファミリーが多い中で、中には、こーんなに苦労を背負ってでも安々チケットで、1年に1回のお楽しみにしているファミリーがいるんだよ、という事実をちょっと公開。これが、私たちの乗ってきたフライトです。
スイス・ジュネーブ[1時間15分フライト] → ドイツ・フランクフルト ~乗り換え4時間10分待ち~ フランクフルト[9時間10分フライト] → 中国・北京 ~ 乗り換え5時間35分待ち ~ 北京[3時間フライト] → 日本・名古屋
トータル23時間10分、ほぼ1日がかりだよ~。乗り換えれば乗り換えるほど、なぜ料金が下がるのかは不明。名古屋へ降り立った時、実妹が言いました。「こんなに眠れなかったフライトは初めてだ…」
くぅ~、ちょっとは分かってくれたか、双子育児の苦労を!
ところで、今回の旅に不安を感じて、助け舟を出してくれた友人が一人。3人“男子”の子育てをしているその友人が、イチオシの秘密兵器を貸してくれました。在外の皆さーん、『ジェットキッズ』をご存知ですか? この、ちょっと買うにはためらわれる、決して安くないベッドボックスを、なんと2つも貸してくれたんです! そして、色違い~。
まず、ベッドボックスと書いたとおり、これは飛行機内で子供が上手に寝られるようにする補助具です。ボックスを足元へ設置すると、座席がフラットシートに変身して、ベッドになるんですね~。身長100cmに満たない我が双子は、伸び伸び~と言うわけにはいきませんが、しっかり寝ていました。フラットに出来るか否かは安眠度を左右すること、バス旅などで車中泊をしたことのある人ならお分かりでしょう。
デメリットも書かなければいけませんね。貸してくれた友人は、「マットがおそまつ!」と言っていましたけど、家の子たちはさほど気にした風ではありませんでした。そんなことよりも、私たちの利用したエア・チャイナ、アジアの航空会社に多いのですが、国際線であっても前後のシート間が狭く、ベッドボックス自体が前の座席下へ収納できないんです! だから、飛行機の離着陸時、本来ならば使用不可の時でも、足元へ置きっぱなしにするしかなく。そんな狭い機内ですから、フラットシートへセッティングするなんて、本当に難しい。オフィシャルサイトにある動画では簡単にこなしていましたが、あれは広い場所で、しかも自分のシート隣へ1台を設置する場合のみと思います。家は横並びに2台を設置しなければならないので、隣のその隣のシート下なんて、手が入らない! これ、もうちょっと、片手でワンタッチでいけたら嬉しいんだけどなあ…。
しかし、しかーし、買おうかどうしようか迷われている方がいたら、私はコレをお薦めしますよ! 私たちにとって一番のメリットは、空港内移動の楽チンさ、でした。前回の里帰りでママンをゲッソリさせたのは、空港内で意外と使えないベビーカー。手荷物受取所まではベビーカーはないんですよね。空港内には荷物カートもありますが、飛行機を降り立った地点にあるわけではなく。台車系が使えず、子供が歩いてくれないとなったら抱っこ覚悟でしたけど、いまや4歳、しかも2人。
それが今回、このジェットキッズにまたがらせれば、そのまま引っ張って歩くことが出来ます。タイヤが、気持ちいいぐらいにスムーズに動くんです。だから、女性一人の力で、4歳児2人を軽々と引っ張れるんです。これで、空港内の長距離移動も難なくクリアしました。
それから、えっらいこと長かった税関の順番待ち時には子供のイスに早変わりするし(←これ、本当に大事だと思う!)、搭乗までの待ち時間には、ジェットキッズを馬に見立て、ストライダーのように足ケリで遊んでくれていました。このオモチャ的要素にずいぶんと助けられたよー。
そうそう、忘れてはいけない、このボックスって実は、スーツケースになっているんです。子供の機内預け荷物としても、利用しました。中には機内で遊ぶシールブックやら折り紙やらが入っています。子供の預け荷物も1人1つずつ用意できると分かっていても、まさか子供に大きなリュックを背負わせるわけにもいかず、親が全部を持ちきれなくて諦めていることってありませんか。我が家は今回、空港待ち時間が長ーかったので、この手荷物スペースが必要不可欠でした。
褒めちぎっているようで、いろいろ思うことはあります。また帰りの便でも使いますので、その時にもレポートしたいと思います!
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